ICL手術と眼圧の関係:緑内障リスクや術後の変化を解説
この記事を読むと分かること
- ICL手術後に眼圧が上昇するリスクとその対処法
- 緑内障がある人はICLを受けられるか
- 術後の眼圧管理で押さえておくべきポイント
ICL手術と眼圧の関係が気になる方へ
ICL手術を検討している方から「眼圧が高いと手術できない?」「ICLを受けたら緑内障になりやすい?」という質問をよく受けます。
眼圧は目の健康において非常に重要な指標です。眼圧が高い状態が続くと視神経が障害され、緑内障に繋がります。ICL手術では目の内部にレンズを挿入するため、眼圧への影響を心配するのは当然のことです。
この記事では、ICL手術と眼圧の関係、緑内障がある場合の適応の考え方、術後の眼圧変化と対処法について詳しく解説します。
私自身は2020年に先進会眼科でICL手術を受けました。円錐角膜という疾患があったためレーシックは断られましたが、ICLは適合と判断されました。術前視力0.07(-5D)から術後1.0まで回復し、2026年現在も何の不自由もなく過ごしています。
眼圧とは何か?正常値と高眼圧のリスク
眼圧とは、目の内部の圧力のことです。目の中では「房水(ぼうすい)」と呼ばれる液体が常に産生・排出されており、このバランスが眼圧を決定します。
眼圧の正常値:10〜21mmHg
眼圧が高い状態(高眼圧)が続くと、視神経が圧迫されて緑内障を引き起こす可能性があります。一方で、眼圧が正常範囲でも緑内障になる「正常眼圧緑内障」も存在します。
ICL手術と眼圧の関係
術直後の一時的な眼圧上昇
ICL手術の直後は、使用した薬剤(特にステロイド系の消炎目薬)の影響で眼圧が一時的に上昇することがあります。これは「ステロイド反応」と呼ばれ、術後数週間で自然に落ち着くことがほとんどです。
術後の定期検診では眼圧の測定も行われ、異常な上昇が見られた場合は適切な処置が取られます。
ICLレンズが房水の流れに影響する可能性
ICLレンズは虹彩と水晶体の間のスペースに挿入されます。理論的には、レンズが房水の循環経路を部分的に塞ぎ、眼圧上昇につながる可能性があります。
しかし現在広く使用されているICL(V4c以降)には中央に小孔(ホール)が設けられており、これによって房水の流れが確保されています。この改良により、眼圧上昇のリスクは大幅に低下しています。
実際の口コミを見てみましょう。
「術後1週間の検診で眼圧がやや高めと言われましたが、目薬で調整して2週間後には正常に戻りました。担当医に事前に説明を受けていたので慌てませんでした」
— ICL体験者のブログより
「ICL手術前後で眼圧を計測していますが、手術前と大きな変化はありません。術後1年経過しても問題なしです」
— Xより
長期的な眼圧への影響
国内外の複数の研究によると、ICL手術後の長期的な眼圧への影響は軽微とされています。特に最新世代のICL(中央孔付き)では、眼圧異常を来す頻度は非常に低いと報告されています。
ただしゼロリスクではないため、術後の定期検診で継続的に眼圧を確認することが重要です。
緑内障がある人はICLを受けられる?
緑内障と診断されている方、または緑内障の疑いがある方(高眼圧症・視神経乳頭陥凹の拡大など)へのICL手術については、慎重な判断が必要です。
一般的な考え方:
- 緑内障が安定していて眼圧が管理されている場合、ICL手術が可能なケースもある
- 緑内障が進行中・不安定な場合は適応外になることが多い
- 緑内障の重症度・種類・治療状況によって個別に判断される
緑内障の治療では眼圧を下げることが最重要であり、ICL手術によって眼圧管理が難しくなる可能性がある場合は、手術が推奨されないことがあります。
また、緑内障の診断がある方は、ICLの適応について必ず担当の眼科医(緑内障の主治医とICL担当医の両方)に相談することをおすすめします。
近視が強い人と緑内障リスク
ICLの適応となる方(強度近視の方)は、そもそも緑内障のリスクが一般の方より高い傾向があります。強度近視では眼球が伸びて眼軸が長くなり、視神経への負担が増えることが知られています。
これはICL手術とは無関係に、強度近視という状態自体に由来するリスクです。ICL手術を受けるかどうかに関わらず、強度近視の方は緑内障の定期的なスクリーニングを受けることが推奨されます。
ICLを受けた後も緑内障のリスク管理は継続が必要です。手術を受けることで近視は改善されますが、眼底(眼軸長・視神経など)の状態は変わらないため、定期検診は欠かせません。
ICL術後の眼圧管理について
ICL手術後は、以下のタイミングで眼圧が測定されます:
- 術後翌日(手術翌日の検診)
- 術後1週間
- 術後1ヶ月
- 術後3ヶ月・6ヶ月・1年(以降年1回程度)
術後の早期(特に1週間以内)は眼圧変化が起きやすい時期です。異常な上昇が見られた場合は追加の処置(目薬の変更・追加など)が行われます。
定期検診を欠かさず受けることが、眼圧異常の早期発見・対処に最も重要です。
ICLの費用と医療費控除
ICL手術費用(両眼40〜60万円程度)は確定申告で医療費控除の対象になります。その年の他の医療費(眼科検診代・薬代・歯科治療費など)と合算して申告することで、所得に応じて10〜30%が還付されます。
高額な手術費用も、医療費控除をうまく活用すれば実質的な負担を大幅に軽減できます。手術を受ける年の医療費をまとめて把握しておきましょう。
ICL手術を受ける前に確認すべきこと
精密検査で眼圧をしっかり測定してもらう
ICL手術前の精密検査では、必ず眼圧の測定が含まれます。眼圧が正常範囲内であることが手術の重要な条件の一つです。
また、緑内障の有無を確認するための視野検査・眼底検査なども実施されることがあります。
術後の眼圧変化についてカウンセリングで確認
手術前のカウンセリングでは、術後に起こりうる眼圧変化とその対処法について説明を受けましょう。「どのような症状があったら受診すべきか」を事前に把握しておくことで、術後のトラブルに適切に対応できます。
先進会眼科では、丁寧なカウンセリングと術後管理が行われています。まずは無料の診察・カウンセリングから始めることをおすすめします。
よくある質問
Q. 眼圧が正常範囲内であれば、ICL手術は安全ですか?
眼圧が正常範囲内であることは重要な条件の一つですが、他にも角膜の状態・前房深度・水晶体の状態など複数の要件を精密検査で確認する必要があります。「眼圧正常=必ず手術OK」というわけではなく、総合的な判断が行われます。
Q. ICL手術後に眼圧が上がったらICLを取り出す必要がありますか?
眼圧上昇の原因によって対応は異なります。術後の一時的なステロイド反応であれば目薬の変更で対応できます。ICLの位置の問題や構造的な問題の場合は、レンズの調整や取り出しが検討されることもあります。担当医の判断に従いましょう。
Q. 高眼圧症と診断されていますが、ICLは受けられますか?
高眼圧症の管理状況によって異なります。眼圧が目薬などでコントロールされており安定している場合、ICLが可能なケースもあります。必ず高眼圧症の担当医とICL担当医の両方に相談してください。
ICL手術するなら先進会眼科
私は2020年に先進会眼科でICL手術を受けました。円錐角膜という特殊な疾患があったため、レーシックは断られましたが、ICLは適合と判断されました。術前視力0.07(-5D)から術後1.0に回復し、2026年現在も快適に生活しています。
先進会眼科で手術を受ける場合、筆者(しなちく)からのお友達紹介を利用すると手術代が3万円安くなります。ただし紹介の際に個人情報(氏名等)をお伝えいただく必要があるため、信頼いただける方のみご活用ください。
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