ICL手術を受けた後に白内障になりやすい?リスクと将来の見通し
この記事を読むと分かること
- ICL手術と白内障の関係性と実際のリスクの程度
- 白内障になった場合にICLレンズはどうなるか
- ICLと白内障手術を組み合わせた将来の対応策
「ICLを受けたら白内障になる?」という不安に答えます
ICL手術を検討している方から「将来白内障になったときICLはどうなるの?」「ICLが原因で白内障が進みやすくなることはある?」という質問をよく受けます。
高額な手術への投資ですから、将来への不安は当然です。特に「目の中に異物を入れる」という性質上、長期的な影響を心配される方は多くいます。
結論から言うと、ICLと白内障の関係については以下のことが言えます:
- ICL手術が直接の原因で白内障が発症するリスクは低いが、ゼロではない
- 白内障が発症した場合、ICLレンズは取り出して対応できる
- 40〜50代以降は加齢性白内障のリスクが自然に高まる(ICLとは別問題)
この記事では、ICLと白内障の関係を医学的な視点から正直にお伝えします。
私自身は2020年に先進会眼科でICL手術を受けました。円錐角膜という疾患があり、レーシックは断られましたが、ICLは適合と判断されました。術前視力0.07(-5D)から術後1.0まで回復し、2026年現在も何の不自由もなく過ごしています。
白内障とは何か?
白内障は、目の中にある「水晶体」が濁ることで視力が低下する疾患です。水晶体はカメラのレンズに相当する部分で、加齢とともに透明度が失われ白く濁っていきます。
白内障の主な症状:
- かすんで見える
- まぶしさを強く感じる
- 二重に見える
- 視力が徐々に低下する
白内障の最大の原因は加齢です。60歳以上では約60%、70歳以上では約80%の方に何らかの白内障があると言われています。紫外線・糖尿病・ステロイド薬の長期使用なども白内障を進行させる要因として知られています。
ICL手術は白内障を引き起こすリスクがあるか
ICL(眼内コンタクトレンズ)は水晶体の前(虹彩と水晶体の間のスペース)に挿入されます。このため、理論的にはICLレンズが水晶体に接触したり、眼内の液体の流れを阻害したりすることで白内障を引き起こす可能性が考えられます。
実際、古い世代のICL(V4以前)では、このリスクが問題視されていました。ICLと水晶体の距離が近すぎる場合に水晶体への影響(前嚢下白内障)が報告されていたのです。
しかし現在広く使用されているICL(V4c以降、中央孔あり)では設計が改良され、眼内液の循環が確保されています。このため白内障のリスクは大幅に低下しており、多くの臨床研究で「レーシックと比較しても白内障のリスクは同等かそれ以下」という結果が出ています。
実際の口コミを見てみましょう。
「先生に白内障のリスクを聞いたら、最新のICLでは非常に低いと説明を受けました。それより紫外線対策をしっかりするほうが重要だと言われました」
— Yahoo!知恵袋より
「ICLを受けて5年経ちましたが、定期検診でも異常なし。白内障への進行もないと言われています」
— ICL体験ブログより
ICLを受けた後に白内障になったらどうなる?
仮に将来白内障が発症した場合、ICLレンズはどうなるのでしょうか。
ICLの最大の特徴のひとつは「取り出せる」ことです。レーシックのように角膜を削る不可逆的な手術と違い、ICLは必要があれば取り出すことができます。
白内障の治療は「白内障手術」によって行われます。白内障手術では濁った水晶体を除去し、代わりに「眼内レンズ(IOL)」を挿入します。
ICLが挿入されている状態でも、この白内障手術を受けることは可能です。手術の際にICLを先に取り出してから白内障手術を行うか、同時に行うか、状況によって判断されます。
つまり、ICLを受けたからといって将来の白内障治療が困難になるわけではありません。柔軟な対応が可能です。
ICL手術後の定期検診が重要な理由
ICL手術後は定期的な検診を受けることが推奨されています。この定期検診では、ICLの位置・眼圧・眼内の状態・白内障の有無などが確認されます。
白内障の早期発見という点でも、定期検診は非常に重要です。万が一白内障の初期変化が見られた場合も、早期に対処することができます。
先進会眼科では手術後の定期検診体制が整っており、長期的なアフターケアを受けることができます。
ICLと白内障の将来設計:40〜50代以降を見越した考え方
ICLを若い時期(20〜30代)に受け、その後40〜50代で加齢性白内障が発症した場合、どのような対応が考えられるでしょうか。
ケース1:白内障が軽度の場合
白内障の初期段階では視力への影響は軽微です。ICLを継続したまま経過観察を行い、白内障が進行したら手術を検討します。
ケース2:白内障が進行し手術が必要な場合
ICLを取り出した後、白内障手術(水晶体除去+眼内レンズ挿入)を行います。近視矯正機能付きの眼内レンズ(多焦点IOL)を選択すれば、白内障治療と視力矯正を同時に行うことも可能です。
このように、ICLは将来の選択肢を閉じるものではありません。「取り出せる」という可逆性がICLの最大の強みであり、将来への柔軟な対応を可能にしています。
白内障リスクを下げるために日常でできること
ICLの有無にかかわらず、白内障リスクを下げるために日常生活でできることがあります。
紫外線対策
紫外線は白内障の主要なリスク因子の一つです。外出時にはUVカット機能付きのサングラスや帽子を活用しましょう。ICL手術後も紫外線対策は重要です。
禁煙
喫煙は白内障のリスクを高めることが研究で示されています。禁煙は白内障予防だけでなく、全身の健康にも有益です。
定期的な眼科検診
定期的な眼科検診によって白内障の早期発見が可能です。ICL手術後の定期検診と合わせて受けることが効果的です。
バランスの取れた食事
抗酸化物質(ビタミンC・E、ルテインなど)を含む食事が白内障予防に効果的とされています。
ICLと老眼の関係も押さえておこう
白内障と混同されやすいものとして「老眼」があります。老眼は水晶体の弾力が失われることで、近くのものが見えにくくなる状態です。白内障が「透明度の低下」であるのに対し、老眼は「柔軟性の低下」という違いがあります。
ICL手術は近視・遠視・乱視の矯正に効果的ですが、老眼への効果は限定的です。40代以降に老眼が進行してくると、手元のものが見えにくくなることがあります。
これはICL手術の問題ではなく、加齢による自然な変化です。老眼鏡や多焦点眼内レンズなど、別の選択肢で対応することになります。
ICL費用と医療費控除について
ICL手術費用(両眼40〜60万円程度)は確定申告で医療費控除の対象になります。その年の他の医療費(歯医者・薬代・眼科検診代など)と合算して申告することで、所得に応じて費用の10〜30%が還付されます。
将来の白内障手術も同様に医療費控除の対象です。長期的な目の治療計画を立てながら、医療費控除を賢く活用することをおすすめします。
よくある質問
Q. ICL手術後に白内障になった人はどのくらいいますか?
最新のICL(中央孔あり)による白内障の発生率は非常に低く、一般的な加齢性白内障の発生率とほぼ変わらないとされています。ただし個人差や術後の管理状況によっても異なります。
Q. 40代でICLを受けることは白内障リスクが高まりますか?
40代でのICL手術は一般的に適応内ですが、加齢性白内障が始まる年代でもあります。術前の精密検査で水晶体の状態を確認し、適応を判断することが重要です。
Q. 白内障手術後にICLは再挿入できますか?
白内障手術後は水晶体が眼内レンズに置き換わっているため、ICLを再挿入するスペースがなくなります。白内障手術後のICL再挿入は基本的に行われません。そのため、白内障が進行してきた際にはICLを取り出して白内障手術を行うのが一般的な対応です。
ICL手術するなら先進会眼科
私は2020年に先進会眼科でICL手術を受けました。円錐角膜という特殊な疾患があったため、レーシックは断られましたが、ICLは適合と判断されました。術前視力0.07(-5D)から術後1.0に回復し、2026年現在も快適に生活しています。
先進会眼科で手術を受ける場合、筆者(しなちく)からのお友達紹介を利用すると手術代が3万円安くなります。ただし紹介の際に個人情報(氏名等)をお伝えいただく必要があるため、信頼いただける方のみご活用ください。
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