フェイキックIOLとは?ICLとの違い・費用・メリット・デメリットを徹底解説
この記事を読むと分かること
- フェイキックIOLの正体とICLとの関係性
- 前房型・後房型の違いと現在の主流が後房型(ICL)である理由
- フェイキックIOLの費用相場と、クリニック選びのポイント
「フェイキックIOL」という言葉を見かけて、「ICLとは違うの?」「何か特別な手術なの?」と疑問に思った方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、フェイキックIOLは「有水晶体眼内レンズ」の総称であり、ICLはその中の一つの製品名です。つまり「フェイキックIOL」はカテゴリ名、「ICL」はその中のブランド名と考えると分かりやすいでしょう。
私自身、2020年に先進会眼科でICL(フェイキックIOL)手術を受けました。この記事では、フェイキックIOLの正体、種類、ICLとの関係、費用、メリット・デメリットまで、体験者の立場から徹底的に解説します。
フェイキックIOLとは?正式名称と基本的な仕組み
フェイキックIOLは英語で「Phakic Intraocular Lens」の略称で、日本語では「有水晶体眼内レンズ」と訳されます。「Phakic(フェイキック)」とは「水晶体がある」という意味で、「IOL」は「眼内レンズ(Intraocular Lens)」の略称です。
つまりフェイキックIOLとは、「水晶体を温存したまま、目の中に矯正用のレンズを挿入する手術」の総称です。白内障手術のように水晶体を取り除くのではなく、自分の水晶体はそのまま残して、追加のレンズを目の中に入れることで視力を矯正します。
切開は約3mmと非常に小さく、縫合の必要もありません。手術時間は片目約10〜20分程度で、日帰り手術が可能です。
フェイキックIOLとICLの関係:「カテゴリ」と「ブランド」の関係
フェイキックIOLとICLの関係を分かりやすく説明すると、以下のようになります。
フェイキックIOL:「有水晶体眼内レンズ」という手術のカテゴリ名(総称)
ICL:米国STAAR Surgical社が製造するフェイキックIOLの商品名(ブランド名)
ICL以外にもフェイキックIOLには「IPCL」という製品もありますが、現在日本で最も広く使われているのはICLです。一般的に「フェイキックIOL手術」と言えば、ほぼ「ICL手術」を指すと考えて問題ありません。
フェイキックIOLの種類:前房型と後房型の違い
フェイキックIOLは、レンズを挿入する位置によって大きく2種類に分かれます。
前房型フェイキックIOL
角膜と虹彩の間(前房)にレンズを固定するタイプです。以前は使われていましたが、角膜内皮細胞の減少リスクがあるため、現在はほとんど使われなくなっています。
後房型フェイキックIOL(=ICL)
虹彩と水晶体の間(後房)にレンズを固定するタイプで、現在の主流です。前房型と比べて角膜内皮細胞への影響が少なく、レンズの偏位や脱落も起こりにくいという利点があります。現在「フェイキックIOL手術」と言えば、ほぼこの後房型(ICL)を指します。
私が受けたのもこの後房型フェイキックIOL(ICL)です。円錐角膜のためレーシックが受けられませんでしたが、フェイキックIOL(ICL)なら適応可能と判断され、手術を決意しました。
フェイキックIOL(ICL)のメリット
フェイキックIOL(ICL)には、他の視力矯正手術にはない多くのメリットがあります。
角膜を削らない
レーシックのように角膜を削る必要がないため、角膜が薄い方や強度近視の方、軽度の円錐角膜の方など、レーシックが不適応になってしまった方でも手術が可能です。また、角膜を削らないためドライアイのリスクが低いのも特徴です。
可逆性がある
万が一問題が起きた場合、レンズを取り出して手術前の状態に戻すことができます。レーシックのように角膜を削る手術とは異なり、この可逆性は大きな安心材料です。
見え方の質が高い
角膜を削らないため、中等度以上の近視の方ではレーシックよりも見え方の質(コントラスト感度)が高くなる場合があります。また、レーシック術後に見られる近視戻り(視力の後戻り)がほとんどないのも特徴です。
幅広い度数に対応
近視・遠視・乱視に対応でき、特に強度近視(-6D以上)の方にも高い矯正効果が期待できます。
私の場合、術前視力は0.07(-5D)でしたが、手術後は1.0まで回復。レーシックが受けられなかった円錐角膜の状態でも、フェイキックIOL(ICL)ならここまでの視力回復が可能でした。
フェイキックIOL(ICL)のデメリットとリスク
メリットだけでなく、デメリットも正直にお伝えします。
費用が高額
フェイキックIOL(ICL)は健康保険が適用されず、全額自己負担です。両目でおおむね60万円〜80万円程度が相場で、乱視矯正用のトーリックレンズの場合はさらに高くなります。ただし、医療費控除の対象になるため、確定申告で費用の10〜30%が戻ってきます。
感染症のリスク
眼内手術であるため、眼内炎などの感染症リスクが約0.02%あります。確率は非常に低いですが、術後のケアを徹底することが重要です。
ハロー・グレアの可能性
術後に光の輪(ハロー)やまぶしさ(グレア)を感じることがあります。多くの場合、時間とともに慣れて気にならなくなりますが、個人差があります。
両目同時手術ができない場合がある
感染予防の観点から、片目ずつ手術を行うクリニックもあります。その場合、完了までに1週間程度の間隔を空ける必要があります。
レンズ入荷に時間がかかる
レンズは患者ごとにオーダーメイドで製作されるため、度数によっては入荷までに2〜3ヶ月かかる場合があります。「明日手術したい」というわけにはいかないので、早めの検査・相談がおすすめです。
フェイキックIOL(ICL)の費用相場と医療費控除
フェイキックIOL(ICL)の費用はクリニックによって異なりますが、おおむね以下が相場です。
- 近視矯正(両目):紀46万円〜70万円
- 乱視矯正付き(両目):紀56万円〜80万円
費用には通常、術前検査料・レンズ代金・手術施行料・術後定期検診費用・薬代が含まれますが、クリニックによって異なるので必ず確認してください。
重要なのは、ICL手術費用は確定申告で医療費控除の対象になるということです。歯医者やお薬代など、その年の他の医療費と合算して申告することで、所得に応じて費用の10〜30%が戻ってきます。100万円近い手術費用の10〜30%は決して小さくない金額ですので、ぜひ活用してください。
フェイキックIOLとレーシックの比較
視力矯正手術を検討している方は、レーシックとの比較で悩むことが多いでしょう。主な違いを整理します。
手術方法の違い:レーシックは角膜をレーザーで削って形状を変える手術、フェイキックIOLは眼内にレンズを挿入する手術です。
可逆性:レーシックは角膜を削るため不可逆。フェイキックIOLはレンズを取り出せるため可逆的。
適応範囲:レーシックは角膜の厚さに制限があり、強度近視や角膜が薄い方には不向き。フェイキックIOLは角膜を削らないため、より幅広い方に適応可能。
ドライアイ:レーシックは角膜の神経を切断するためドライアイが起こりやすい。フェイキックIOLは角膜への影響が少ないためドライアイのリスクが低い。
費用:レーシックは紇20万円〜40万円。フェイキックIOLは紇46万円〜80万円。
私のように円錐角膜でレーシックが受けられない方にとって、フェイキックIOLは裸眼生活を手に入れる唯一の選択肢でした。また、レーシックが可能な方でも、可逆性や見え方の質を重視してフェイキックIOLを選ぶ方が増えています。
フェイキックIOLに関する口コミ・体験談
実際にフェイキックIOL(ICL)手術を受けた方の声を見てみましょう。
「コンタクトを埋め込んで半永久的に視力を上げるICL手術を受けた。費用60万、視力0.01⇒1.4に回復。満足してる」
— Xより(@eda_makoto 氏)
「強度近視だったスタッフが実際に受けたICL手術の体験談。手術を決めた理由、当日の様子、1年後の経過まで詳しくお伝えします」
— Xより(アイクリニック東京公式)
一方で、費用面での懸念も見られます。
「ICL手術は安くない。でもコンタクトレンズ代を何十年も払い続けることを考えると、長期的にはコスパが良いと思って決断した」
— Yahoo!知恵袋より
口コミ全体を見ると、「手術して良かった」という満足の声が圧倒的に多いです。特に強度近視の方からの「人生が変わった」という声は、同じ境遇だった私にも共感できます。
私がフェイキックIOL(ICL)を受けて感じたこと
2020年に先進会眼科でフェイキックIOL(ICL)手術を受けました。元々レーシックを検討していたのですが、円錐角膜という角膜形状が特殊な状態だったためレーシックは不適応。ICLなら適応できると分かり、手術を決意しました。
術前視力0.07(-5D)から術後1.0まで回復。手術から6年以上経った2026年現在も何の不自由もなく快適に過ごしています。
フェイキックIOLという術式名を知ってから調べ始めた方も、ICLという商品名を先に知った方も、指している手術は基本的に同じです。安心して調べていただければと思います。
まずは無料診察で自分の目に合うか確かめましょう
フェイキックIOL(ICL)が自分に適しているかどうかは、実際に目の検査を受けないと分かりません。無料診察であればリスクも費用もかかりませんので、「とりあえず話を聞いてみる」という気軽な気持ちで大丈夫です。
ICL手術するなら先進会眼科
私が先進会眼科をおすすめする理由は、自分自身がここで手術を受けて満足しているからです。
医療従事者の利用率が高く、リスクを理解したプロが選ぶクリニックであること。これはフェイキックIOLの安全性を重視する方にとって、最も信頼できる判断基準の一つだと思います。
先進会眼科で手術を受ける場合、筆者(しなちく)からのお友達紹介を利用すると手術代が3万円安くなります。筆者自身が先進会眼科で手術を受けた経験があるため、紹介が可能です。ただし紹介の際に個人情報(氏名等)をお伝えいただく必要があるため、信頼いただける方のみご活用ください。
ICLクリニックおすすめ3選
1. 先進会眼科
医療従事者の利用率が高く、筆者自身が2020年に手術を受けたクリニックです。フェイキックIOLの安全性を重視する方に特におすすめです。お友達紹介制度で3万円割引も利用可能です。
2. 品川近視クリニック
国内最大級の症例数を誇り、全国展開しているクリニックです。豊富な実績とアクセスの良さが魅力です。
3. アイクリニック東京
東京エリアに特化したICL専門クリニックです。専門性の高い治療を提供しています。