給湯器の屋外設置と屋内設置の違いとは?設置タイプ別のメリット・デメリットを徹底比較

この記事を読むと分かること
  • 給湯器の4つの設置タイプ(屋外壁掛け・屋外据置・PS設置・屋内壁掛け)それぞれの特徴と選び方
  • 屋外設置・屋内設置のメリット・デメリットと費用差の実態
  • 設置場所で失敗しないための業者選びのポイントと「10年保証」の落とし穴
「給湯器を交換したいけど、屋外と屋内、どちらに設置すればいいの?」と迷っていませんか。
給湯器は毎日のお風呂やキッチンで欠かせない存在ですが、設置場所によって工事費用や使い勝手、さらには10年後のメンテナンス性まで大きく変わってきます。特に初めて給湯器を交換する方にとっては、そもそも設置タイプにどんな種類があるのかすら分からない、というのが正直なところではないでしょうか。
この記事では、給湯器の屋外設置と屋内設置の違いを軸に、4つの設置タイプの特徴から費用差、そして設置場所で失敗しないための業者選びのポイントまでを徹底解説します。

給湯器の設置タイプは大きく4種類ある

給湯器の交換を検討するとき、まず知っておきたいのが「設置タイプ」の違いです。現在の住宅で使われている給湯器は、大きく分けて以下の4種類に分類されます。

屋外壁掛けタイプ

戸建住宅で最も多く採用されているのが、屋外の外壁に取り付ける壁掛けタイプです。給湯器本体の下部から配管が出ているのが特徴で、設置スペースが比較的コンパクトで済むため、敷地が狭い住宅でも対応しやすいのが大きなメリットです。排気は屋外に直接放出されるため、排気筒の設置が不要で、工事費用も抑えられます。一般的な戸建住宅であれば、まずこのタイプを検討するのが基本です。

屋外据置タイプ

地面やブロックの上に給湯器本体を設置する据置タイプです。壁掛けタイプとの大きな違いは、配管が給湯器の側面から出ていることと、浴槽の穴が1つだけのいわゆる「1つ穴タイプ」に対応していることです。本体のサイズが壁掛けタイプよりも大きい場合が多いですが、その分、大容量の給湯能力を持つ機種が選べるため、家族が多いご家庭やお湯の使用量が多いご家庭に向いています。

PS(パイプシャフト)設置タイプ

マンションや集合住宅の玄関横にある「パイプシャフト」と呼ばれるスペースに給湯器を収納するタイプです。扉なしのPS標準設置と、扉付きのPS扉内設置の2パターンがあります。マンションにお住まいの方は、ほとんどの場合このPS設置タイプを使っているはずです。交換の際は設置スペースのサイズが限定されるため、現在設置されている給湯器と同じ設置方式の機種を選ぶ必要があります。

屋内壁掛けタイプ

室内に給湯器本体を設置するタイプです。寒冷地のご家庭やマンションの一部で採用されています。屋内に設置するため凍結のリスクがほとんどなく、水漏れや異音などの異常にもすぐに気づけるのがメリットです。ただし、燃焼に伴う排気を屋外に排出するための給排気設備(FF式・FE式など)が必要になるため、設置には十分な換気計画と専門的な知識が求められます。

屋外設置のメリット・デメリット

現在、日本の住宅で最も多く採用されているのは屋外設置です。まずはそのメリットとデメリットを見ていきましょう。
屋外設置の最大のメリットは、工事費用が安く抑えられることです。屋外では吸気も排気も自然に行えるため、排気筒や給排気設備を設置する必要がありません。この差だけで1〜2万円ほどコストが変わってきます。また、万が一ガス漏れが起きた場合でも屋外であれば室内に危険ガスが充満するリスクが低く、安全性の面でも優れています。
さらに、設置工事自体がシンプルなため、施工時間も短く済みます。一般的な屋外壁掛けタイプであれば、朝に工事を始めて午後には使えるようになるケースがほとんどです。
一方で、デメリットも無視できません。最も多いトラブルが「凍結」です。冬場に気温がマイナスまで下がると、給湯器内部の水や接続配管が凍結してお湯が出なくなる事態が発生します。実際に、Yahoo!知恵袋にはこのような声が寄せられています。
「水は出るのですがお湯が出ません。多分寒さで凍結してるのかなと思います」
— Yahoo!知恵袋より
「給湯器は、最低気温が何度位になると凍結の危険があるのでしょうか?」
— Yahoo!知恵袋より
凍結は寒冷地だけの問題ではありません。関東地方でも厳冬期には被害が報告されており、西部ガス株式会社の公式Xアカウントでも凍結防止の注意喚起が定期的に行われています。
また、屋外に設置することで雨風や直射日光による経年劣化が進みやすく、機器の外装が錆びたり、配管の保温材が痩せたりするリスクもあります。そうは言っても、適切なメンテナンスを行えば10〜15年は問題なく使えるのが一般的ですので、過度に心配する必要はありません。

屋内設置のメリット・デメリット

屋内設置は、寒冷地やマンションの一部で採用されるタイプです。屋外設置にはないメリットがありますが、注意点も多いタイプです。
屋内設置の最大のメリットは、凍結リスクをほぼゼロにできることです。室内に設置されているため外気温の影響を受けにくく、真冬でも安心してお湯が使えます。北海道や東北など、マイナス10度以下になる地域では、この安心感は非常に大きいでしょう。
もう一つの重要なメリットが、異常の早期発見ができることです。給湯器が故障する前兆として多いのが水漏れや異音ですが、屋外設置だとなかなか気づけません。一方、屋内設置であれば「なんかいつもと音が違うな」と感じた時点で点検を依頼でき、大きなトラブルを未然に防げます。
また、建物の外観を損なわないという美観上のメリットもあります。外壁に大きな箱状の機器が取り付けられるのが気になる方には、屋内設置が適しています。
デメリットとしては、まず排気設備が必要になることです。ガスを燃焼する際に発生する排気ガスを安全に屋外へ排出するため、FF式(強制給排気)やFE式(強制排気)の設備が必要です。この設備の設置や配管工事に追加費用がかかるため、屋外設置と比べて1〜3万円ほどコストアップします。
さらに重要なのが、屋内設置には厳格な設置基準が法律で定められていることです。不完全燃焼による一酸化炭素中毒を防ぐため、十分な換気が確保できる場所にしか設置できません。この基準を満たしていない場所に設置された場合、命に関わる事故につながる恐れがあります。
あなたも「うちの給湯器、なんとなく室内に移したい」と思ったことがあるかもしれませんが、屋内設置への変更は専門的な知識と資格が不可欠です。安易にDIYで対応することは絶対に避けてください。

戸建てとマンションで設置場所はどう変わる?

「自分の家にはどのタイプが合うの?」と疑問に思う方も多いでしょう。住宅の種類によって、選べる設置タイプは大きく変わります。
戸建住宅の場合、最も一般的なのは屋外壁掛けタイプです。浴室やキッチンに近い外壁に設置するのが基本で、配管ルートが短くて済むため効率的です。敷地に余裕がある場合は、据置タイプを選ぶことで給湯能力の高い機種を導入できます。寒冷地にお住まいの方は、屋内壁掛けタイプも選択肢に入ります。
マンションの場合は、ほとんどがPS設置タイプです。玄関横のパイプシャフト内に収められており、交換の際もこのスペースに収まるサイズの機種を選ぶ必要があります。マンションの管理規約によっては、設置タイプの変更が制限されている場合もありますので、事前に管理組合に確認しましょう。
実際に、東京ガスの給湯器交換を利用した方からは「マンションの規約に厳しい管理人さんも、東京ガスの作業員さんならとスムーズに許可を出してくれました。近隣への挨拶もしてくれて、トラブルなく終わりました」という声も聞かれています。大手の看板があると管理組合への説明もスムーズに進むのは、マンション住まいの方にとって見逃せないポイントです。

設置場所を決める前に知っておくべき設置基準

給湯器の設置場所は、見た目や利便性だけで決めるものではありません。ガス事業法や建築基準法に基づいた厳格な設置基準が定められており、これに違反すると火災や一酸化炭素中毒などの重大事故につながる恐れがあります。
主な設置基準として押さえておきたいのは以下の3点です。
可燃物との離隔距離については、給湯器の排気口から可燃物(木材、紙、布など)までの距離は、機種によって異なりますが、一般的に上方60cm以上、側方15cm以上の離隔が必要です。これは火災防止のための最低限の基準です。
排気方向の確保については、屋外設置の場合、排気が窓や換気口に直接吹き込まないよう、排気方向を考慮する必要があります。隣家との境界が近い場合も、排気による迷惑やトラブルの原因になり得るため注意が必要です。
屋内設置の換気要件については、FF式(強制給排気)であれば密閉型のため室内の空気を汚しませんが、FE式(強制排気)の場合は室内の空気を燃焼に使うため、十分な換気口の確保が義務づけられています。
これらの設置基準は法律で定められた最低限のルールです。しかし実際には、基準を知らない業者による不適切な施工が後を絶ちません。給湯器の設置工事には「簡易内管施工士」の資格が必要であり、水道工事には自治体が指定する「指定給水装置工事事業者」であることが求められます。業者を選ぶ際は、必ずこれらの資格保有を確認してください。

屋外設置で最も多いトラブル「凍結」の実態と対策

屋外設置を選んだ場合、最も気をつけたいのが冬場の凍結トラブルです。「うちは関東だから大丈夫」と思っている方もいるかもしれませんが、実際にはそうとも限りません。
凍結が起こるメカニズムはシンプルです。外気温がおおむねマイナス4度以下になると、給湯器内部の水管や接続配管の中の水が凍り、膨張して配管が破裂することがあります。破裂した配管からは水が漏れ続け、最悪の場合は床下浸水などの二次被害にまで発展します。
凍結を防ぐための対策は、大きく3つあります。1つ目は、給湯器の電源を入れたままにしておくことです。最近の給湯器には凍結防止ヒーターが内蔵されており、外気温が一定以下になると自動的に作動します。リモコンはオフにしても構いませんが、電源コンセントは絶対に抜かないでください。
2つ目は、お湯側の蛇口から水を少量出しておくことです。水が流れ続けている状態であれば凍結しにくくなります。目安は1分間にコップ1杯程度(約200ml)の水量です。
3つ目は、配管の保温材を点検・補強することです。設置から10年以上経過している場合、配管の保温材が劣化していることがあります。ホームセンターで購入できる保温テープを追加で巻くだけでも効果があります。

給湯器の設置場所を変更することはできる?

「今は屋外に設置してあるけど、凍結が怖いから屋内に移したい」「屋内設置だけど、リフォームで屋外に出したい」という方もいるかもしれません。設置場所の変更は可能ですが、追加の工事費用がかかります。
設置場所を変更する場合、給湯器本体の交換費用に加えて、配管の延長・新設工事、排気設備の設置、外壁の穴開け・補修などの付帯工事が発生します。費用の目安は、本体交換費用とは別に5〜15万円程度の追加費用を見込んでおくと良いでしょう。
ただし、設置場所の変更は必ずしもおすすめできるものではありません。配管が長くなることでお湯が出るまでの時間が増えたり、水圧が下がったりすることがあります。検討している場合は、必ず複数の業者に現地調査を依頼し、最適な方法を提案してもらうことをおすすめします。

給湯器交換で失敗しないための業者選び

給湯器の設置タイプや場所がどうであれ、最も重要なのは「誰に工事を任せるか」です。ここを間違えると、10年間の暮らしの安心が根底から崩れます。

「10年保証」の落とし穴を知っておこう

多くの給湯器交換業者が「10年保証」を売り文句にしていますが、この保証の実態を正しく理解している消費者はほとんどいません。
まず知っておいていただきたいのは、給湯器が実際に壊れ始めるのは使用開始から12〜13年以降が多いという事実です。つまり、10年保証は「壊れる前に切れる保証」であることがほとんどです。さらに、給湯器メーカーは製造終了からおよそ10年で補修部品の供給を終了するため、保証期間内でも部品がなければ修理できないケースが現実に起こり得ます。
そして最も重要なポイントが、保証を出している会社が10年後に存続しているかどうかです。小規模な業者が突然廃業してしまえば、紙の保証書はただの紙切れです。実際に、Xではこんな投稿が話題になっています。
「保証が10年後には無いそうな話をしてきました。…10年後には壊れるということでしょうか?」
— Xより(@Emipon16emipon 氏)
この方の不安は非常に的を射ています。10年保証は安心材料の一つではありますが、それだけを判断基準にするのは危険です。

資格のない業者に頼むとどうなるか

給湯器の交換工事には、ガス配管工事の「簡易内管施工士」、水道接続工事の「指定給水装置工事事業者」といった資格・指定が必要です。しかし、残念ながらこれらの資格を持たずに工事を行う業者が存在します。
資格のない業者による施工で起こりうるリスクは深刻です。ガス漏れによる爆発、不完全燃焼による一酸化炭素中毒、水漏れによる住宅構造へのダメージなど、いずれも取り返しのつかない事態につながります。Xでもこうした注意喚起の投稿が見られます。
「知識ないからな〜給湯器のぼったくりには注意しましょう!」
— Xより(@taxcutsetta 氏)
「使いもしない床暖房機能付きの高額な給湯器を付けられてる。そうなると、ボッタくれると知った次の交換時の業者もボッタくってくると」
— Xより(@nomo_sn 氏)
知識がない消費者を狙って不要なオプションを押し付けたり、不当な高額請求をしたりするケースは決して珍しくありません。業者を選ぶ際は、「安さ」だけでなく、「信頼性」を最優先に考えるべきです。

信頼できる業者の見分け方

失敗しない業者選びのために、最低限チェックすべきポイントは3つあります。
1つ目は、資格の保有を確認することです。「簡易内管施工士」「液化石油ガス設備士」「指定給水装置工事事業者」などの資格・指定を持っているかどうかは、業者のWebサイトや見積もり時に必ず確認してください。
2つ目は、会社の規模と実績を確認することです。上場企業や大手インフラ企業であれば、10年後も存続している可能性が非常に高く、保証が有名無実にならない安心感があります。
3つ目は、見積もりの透明性を確認することです。工事費用の内訳が明確に提示され、追加料金が発生しない明朗会計の業者を選びましょう。
これらの条件を総合的に満たしているのが、東京ガスの機器交換サービスです。東京ガス株式会社は東証プライム上場の大手インフラ企業であり、10年後の存続については心配する必要がありません。認定施工会社制度により、施工資格の保有が組織的に担保されており、個人情報管理も上場企業基準で厳格です。さらにオンライン特化のサービスにより、大手ならではの安心感とネット業者並みの価格競争力を両立しています。
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まとめ

給湯器の屋外設置と屋内設置にはそれぞれメリット・デメリットがあり、お住まいの環境や地域によって最適な選択肢は異なります。屋外設置は工事費用が安く施工もシンプルですが、凍結リスクや経年劣化には注意が必要です。屋内設置は凍結に強く異常発見もしやすい一方、排気設備の設置費用や換気要件のクリアが求められます。
設置タイプ以上に大切なのは、「誰に工事を任せるか」です。資格を持った信頼できる業者に依頼し、安全で長持ちする施工を受けることが、10年先の安心につながります。「安さ」だけで業者を選ぶのではなく、会社の信頼性・資格保有・施工実績を総合的に判断して、あなたのご家庭に最適な業者を見つけてください。

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