暖房付き給湯器(床暖房対応)の価格相場は?交換費用の内訳と失敗しない選び方を徹底解説
この記事を読むと分かること
- 暖房付き給湯器(給湯暖房熱源機)の価格相場と普通の給湯器との費用差
- 床暖房対応給湯器の選び方(号数・タイプ・メーカー)と交換時の注意点
- 高額な暖房付き給湯器だからこそ重要な「業者選び」と10年保証の実態
「床暖房がある家の給湯器って、交換するといくらかかるの?」と不安に思っていませんか。
暖房付き給湯器(給湯暖房熱源機)は、通常の給湯器と比べて本体価格も工事費用も高くなります。しかも、選び方を間違えると「交換したのに床暖房が温まらない」というトラブルに発展するケースもあるのです。
この記事では、暖房付き給湯器の価格相場から選び方、そして高額な買い物だからこそ知っておきたい業者選びのポイントまで、あなたが後悔しないために必要な情報を徹底解説します。
暖房付き給湯器(給湯暖房熱源機)とは?普通の給湯器との違い
暖房付き給湯器は、正式には「ガス給湯暖房熱源機」と呼ばれる機器です。通常の給湯器が「お湯を作る」機能だけを持つのに対し、給湯暖房熱源機は「お湯を作る」機能に加えて「温水を使った暖房」機能を備えています。
具体的には、以下の暖房設備に温水を供給できます。
床暖房 — リビングや寝室の床下に温水パイプを通し、部屋全体をじんわり暖める暖房方式です。エアコンのように空気を乾燥させず、足元から暖かくなるため快適性が高いのが特徴です。
浴室暖房乾燥機(カワック・ミストサウナ等) — 浴室の天井に設置された暖房乾燥機に温水を送り、入浴前の予備暖房や洗濯物の乾燥に使います。東京ガスの「カワック」やノーリツの「ドライホット」が代表的な製品です。
温水ルームヒーター — 各部屋に設置する温水式の暖房機器です。ガスファンヒーターと似ていますが、温水を使うため排気が室内に出ず、空気を汚さないのがメリットです。
つまり、お風呂のお湯を沸かしつつ、床暖房や浴室暖房もまかなえる「一台何役」の機器が給湯暖房熱源機なのです。ただし、この多機能さゆえに、本体価格も工事の複雑さも通常の給湯器を大きく上回ります。
暖房付き給湯器の価格相場を徹底解説
ここが最も気になるポイントでしょう。暖房付き給湯器の交換費用は、一般的な「ふろ給湯器」と比較してかなり高額になります。
本体価格の相場
暖房付き給湯器の本体価格は、メーカー希望小売価格で40万〜60万円が中心帯です。ただし、実際にはネット業者や給湯器専門店での実売価格はメーカー希望小売価格から50〜70%オフになることが多く、実売ベースでは15万〜25万円程度が本体の相場です。
一方、暖房機能のない一般的なふろ給湯器(24号・オートタイプ)の実売価格は8万〜15万円程度ですので、暖房付きは本体だけで5万〜10万円ほど割高になります。
工事費の相場
標準工事費は5万〜10万円程度です。ただし、暖房付き給湯器は温水暖房用の配管接続が加わるため、一般的なふろ給湯器(工事費3万〜5万円)よりも高くなる傾向があります。既存の暖房配管をそのまま使える場合は比較的安く済みますが、配管の劣化があれば追加工事が必要になることもあります。
総額の目安
以上を踏まえると、暖房付き給湯器の交換にかかる総額(本体+工事費)は、おおよそ以下のとおりです。
エコジョーズ・暖房付き・24号・オートタイプ: 25万〜35万円
エコジョーズ・暖房付き・24号・フルオートタイプ: 28万〜40万円
プレミアムモデル(除菌機能付き等): 40万〜55万円
実際に、Yahoo!知恵袋にはこのような声が寄せられています。
「給湯器の交換にあたりマンション用24号フルオート給湯器について、リフォーム店の見積もりで315,000円(工賃別)という金額でした」
— Yahoo!知恵袋より
「パロマ27号からパロマ24号への交換で、本体、リモコン、工賃(5万)、値引きが入って税込39万円でした」
— Yahoo!知恵袋より
こうした金額感を見ると、暖房付き給湯器の交換は確かに高額です。だからこそ、無駄な費用を抑えつつ、信頼できる業者に任せることが大切になります。
床暖房対応給湯器の選び方 — 号数・タイプ・メーカー
暖房付き給湯器を選ぶ際に押さえるべきポイントは3つあります。
号数の選び方
号数は「1分間に何リットルのお湯を作れるか」を示す指標です。暖房付き給湯器は主に20号と24号がラインナップされています。
20号は1〜2人暮らし向け、24号は3人以上のご家庭向けです。「費用を抑えたい」という理由で号数を小さくすると、シャワーの水圧が弱くなったり、キッチンとお風呂で同時にお湯を使ったときに湯量が足りなくなったりするデメリットがあります。特に床暖房を使いながらお風呂を沸かすケースでは、給湯能力に余裕がある24号を選ぶのが安心です。
オートとフルオートの違い
オートタイプは、自動湯はりと追い焚き機能を備えたスタンダードなタイプです。設定した湯量になると自動で止まり、お湯がぬるくなると追い焚きしてくれます。
フルオートタイプは、オートの機能に加えて「自動足し湯」と「配管自動洗浄」が加わります。お湯が減ると自動で足し湯してくれるほか、排水時に追い焚き配管を自動で洗浄してくれるため、衛生面で優れています。
価格差は2万〜5万円程度です。「なくても困らないが、あると快適」という位置づけなので、予算に余裕があればフルオートを選ぶと長期的な満足度は高いでしょう。
メーカーの選び方
国内の給湯器市場は、リンナイとノーリツの2社でシェアの約8割を占めています。どちらも品質・耐久性に大きな差はなく、好みで選んで問題ありません。
ただし、一つ注意点があります。暖房付き給湯器は温水暖房のリモコンや配管の互換性がメーカーによって異なるため、現在お使いの給湯器と同じメーカーの後継機種を選ぶのが最もスムーズです。メーカーを変更すると、リモコンの交換費用や配管のアダプター費用が追加でかかる場合があります。
そうは言っても、「同じメーカーだから安心」と思考停止するのではなく、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。
エコジョーズの暖房付きモデルは本当にお得?
エコジョーズとは、排気ガスの熱を再利用してお湯を作る高効率型の給湯器です。従来型と比べてガス使用量を約15%削減できるとされており、現在の暖房付き給湯器はほとんどがエコジョーズ仕様になっています。
本体価格の差
エコジョーズの暖房付きモデルは、従来型と比べて本体価格が2万〜5万円ほど高くなります。しかし、ガス代の節約分で数年以内に元が取れるケースが多いため、長い目で見ればエコジョーズのほうがお得です。
ランニングコストの違い
ノーリツの公式サイトによると、エコジョーズを導入すると年間のガス代が約12,000〜18,000円程度節約できるとされています。暖房付きモデルは床暖房でもガスを多く消費するため、暖房を使うご家庭ほどエコジョーズによる節約効果が大きくなります。
ただし、「エコジョーズは後悔する」という声も一部にはあります。排気ガスの熱を再利用する構造上、ドレン排水(酸性の凝縮水)の処理が必要になるためです。ドレン配管の設置スペースがない場合や、マンションの排水設備が対応していない場合は、追加工事が必要になることがあります。
給湯器交換後に床暖房が温まらない?失敗を防ぐポイント
暖房付き給湯器を交換した後に「床暖房が前より温まらなくなった」というトラブルが報告されることがあります。せっかく高い費用をかけて交換したのに、暖房の効きが悪くなったら納得できませんよね。
よくある原因と対策
Yahoo!知恵袋にも、このような相談が寄せられています。
「給湯器交換するも床暖能力が半減しています。新しい給湯器に交換後、床暖房が一部だけ温まる状態で、最大出力にしても均一に暖かくなりません」
— Yahoo!知恵袋より
このトラブルの原因として最も多いのが、リモコンの設定ミスです。新しい給湯器に交換すると、リモコンの初期設定が「一般床材用」になっていることがあります。無垢材やタイルなど特定の床材に対応した温度設定が必要な場合、設定を変更しないと温水温度が低くなり、暖まりが悪くなるのです。
もう一つの原因は、暖房回路の配管内の汚れです。10年以上使用した暖房配管は、内部に鉄錆やスラッジ(汚泥)が溜まっていることがあり、これが温水の循環を妨げます。給湯器を交換する際に配管のフラッシング(洗浄)を行うかどうかは業者によって対応が分かれるため、事前に確認しておきましょう。
失敗を防ぐチェックリスト
暖房付き給湯器を交換する際は、以下の点を必ず業者に確認してください。
1つ目は、現在の暖房回路数を正確に把握しているかです。床暖房が複数の部屋に設置されている場合、暖房回路の数に応じた能力の機器を選ぶ必要があります。
2つ目は、リモコンの設定を正しく行ってくれるかです。床材の種類に応じた温度設定や、暖房回路の割り当てが適切に行われるか確認しましょう。
3つ目は、既存の暖房配管の状態を事前に確認してくれるかです。配管が劣化している場合は交換が必要になることもあり、事前の確認なしに工事を進めると後からトラブルになります。
床暖房を使わなくなったら?ふろ給湯器へのダウングレードも選択肢
「最初は床暖房をよく使っていたけど、最近はほとんど使わなくなった」という方もいるのではないでしょうか。実は、暖房機能を使わない場合は暖房なしのふろ給湯器に交換するという選択肢もあります。
ふろ給湯器は暖房付きと比べて本体価格が5万〜10万円ほど安く、工事もシンプルになるため総額で10万円以上の差が出ることもあります。
ただし、ふろ給湯器に交換するとガス式の浴室暖房乾燥機も使えなくなるという重要な注意点があります。浴室暖房乾燥機は給湯暖房熱源機から温水を受け取って動作しているため、暖房機能のない給湯器に交換すると使用不可になります。
冬場のヒートショック対策として浴室暖房を活用している方や、洗濯物の乾燥に日常的に使っている方は、安易にダウングレードしないよう注意してください。将来的に床暖房を再開する可能性がある場合も、暖房付きのまま交換するのが無難です。
暖房付き給湯器の交換で失敗しないための業者選び
暖房付き給湯器は一般的な給湯器よりも高額で、工事も複雑です。だからこそ、「誰に任せるか」が結果を大きく左右します。
「10年保証」は安心の決め手にならない
多くの業者が「10年保証」を売り文句にしていますが、この保証には落とし穴があります。
給湯器が実際に壊れ始めるのは使用開始から12〜13年以降が多いという事実があります。つまり、10年保証は「壊れる前に切れる保証」です。さらに、メーカーは製造終了からおよそ10年で補修部品の供給を終了するため、保証期間内であっても部品がなければ修理できないことがあります。
そして最も重要なのは、保証を出している業者が10年後に存続しているかどうかです。小規模な業者が10年後に廃業してしまえば、保証は紙切れ同然です。
資格の確認は必須
暖房付き給湯器の交換工事は、一般的な給湯器よりも複雑です。ガス配管工事の「簡易内管施工士」はもちろん、温水暖房の配管接続には高度な知識と技術が求められます。また、水道接続工事には自治体が指定する「指定給水装置工事事業者」であることが必要です。
資格のない業者が暖房付き給湯器を交換した場合、ガス漏れのリスクだけでなく、暖房配管の接続不良による温水漏れ(床下浸水)というさらに深刻なトラブルにつながる恐れがあります。
信頼できる業者を選ぶために
暖房付き給湯器のような高額な設備工事こそ、長期的に存続できる信頼性の高い業者に任せるべきです。
関東圏(東京ガスのガス供給エリア内)にお住まいの方には、東京ガスの機器交換をまず検討されることをおすすめします。東京ガス株式会社は東証プライム上場の大手インフラ企業であり、10年後はもちろん、50年後も存続している可能性が最も高い企業の一つです。認定施工会社制度により、施工者の資格保有が組織的に担保されており、暖房配管も含めた高品質な施工が期待できます。オンライン特化のサービスなので、大手ならではの安心感とネット業者並みの価格競争力を両立しています。
東京ガスのエリア外にお住まいの方には、株式会社交換できるくん(東証グロース上場)が次の選択肢としておすすめです。見積もり後の追加費用が一切発生しない明朗会計を徹底しており、上場企業ならではの信頼性があります。給湯暖房熱源機の取り扱いも豊富で、TES(東京ガス温水システム)対応の機種交換にも対応しています。
まとめ
暖房付き給湯器(給湯暖房熱源機)の交換費用は、本体+工事費で25万〜40万円が相場です。通常の給湯器と比べて10万円以上高くなりますが、床暖房や浴室暖房乾燥機を使うために欠かせない機器です。
選ぶ際は、号数(24号が安心)、タイプ(オートかフルオートか)、現在と同じメーカーかどうかを軸に検討してください。エコジョーズ仕様を選べば、年間のガス代を12,000〜18,000円程度節約でき、数年で本体の価格差を回収できます。
そして何より重要なのは、高額な工事だからこそ「誰に任せるか」です。安さだけで業者を選ばず、資格保有・会社の信頼性・施工実績を総合的に判断して、あなたのご家庭に最適な業者を見つけてください。
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