ICL 手術 時間:実は短い!両目わずか20分で視力回復

ICL手術の執刀そのものは短く、来院から帰宅までは半日みておけば足ります。この記事では、執刀時間、手術当日の流れ、術後の視力回復と生活の注意点を、2020年に先進会眼科でICL手術を受けた筆者の体験を交えて解説します。

ICL手術の所要時間とは?実際のところをご説明します

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術を検討されている方にとって、「実際にどのくらい時間がかかるのか」は大きな関心事です。仕事の都合で時間が限られている方や、手術当日のスケジュールを組む必要のある方も多いでしょう。安心できる目安を持つことは、手術を受けるための重要な判断材料になります。
この記事では、ICL手術の実際の執刀時間、来院から帰宅までの全体時間、そして術後の生活への復帰スケジュールについて、詳しく解説します。私自身が2020年に先進会眼科でICL手術を受けた経験も交えながら、気になるポイントをすべてお答えします。

ICL手術の実際の執刀時間は両眼わずか20分

ICL手術の最大の特徴が、その短い執刀時間です。手術自体は、両眼で約20分程度で終わります。クリニックによって差があり、筆者が受けた先進会眼科は、両眼の手術時間を平均10分未満としています(2026年10月29日時点・先進会眼科公式より)。
この短さは、レーシック手術と比較してもほぼ同等か、むしろ短いことが多いです。角膜を削る必要があるレーシックと異なり、ICLは眼の内部にレンズを挿入する方法であるため、手順がシンプルで、執刀時間も最小限に抑えられるのです。

手術当日の全体スケジュール:来院から帰宅まで1時間半~2時間

ただし「手術時間=院内の時間」ではありません。実際には、来院から帰宅までの間に、以下のプロセスが必要になります。

手術当日の流れ

来院時(10~15分)
まず、院内到着後に検査票の記入と簡単な問診を行います。この間に、スタッフが手術前の最終確認を進めます。すでに術前の適応検査で目の詳細が確認されているため、この段階は簡潔です。
点眼麻酔と準備(5~10分)
手術室へ移動する前に、目に麻酔薬を点眼します。これにより、手術中の痛みはほとんどありません。緊張が強い人向けに、ほかの麻酔を併用するクリニックもあるので、不安な人は事前に聞いておきましょう。
手術(20分)
手術室での実際の手術時間は約20分です。以下のステップで進みます。
  1. 角膜に3mm程度の小さな切開を行う
  1. 粘弾性物質を眼の前房に充填し、眼の形状を保つ
  1. ICL(眼内コンタクトレンズ)を虹彩の下、水晶体の前に丁寧に挿入する
  1. レンズの位置を調整し、しっかり固定されていることを確認する
  1. 前房内を洗浄し、余分な粘弾性物質を取り除く
  1. 傷口の状態を確認し、きちんと閉じていることを確認する
この一連のプロセスが約20分で完了します。私が手術を受けた際も、「え、もう終わったの?」という印象を持つほど短く感じました。
術後の安静時間(30~60分)
手術後は、リカバリー室(回復室)で安静にしていただきます。この時間は、眼の状態を安定させるために非常に重要です。
  • 目を動かさないようにしながら、眼圧の安定を待つ
  • スタッフが定期的に眼の状態をチェック
  • 多くの患者様は、この間に薄目で周囲が見える状態になります
私の経験では、この安静時間は予想よりも快適でした。手術後の興奮が冷め、現実に戻るための大切な時間だと感じました。
術後診察(10~15分)
リカバリー室での安静後、医師による診察を受けます。
  • 眼圧測定
  • 視力の簡単な確認
  • 手術がうまくいったか、レンズが正しく固定されているかの確認
  • 術後の注意事項や処方薬の説明
ここで医師から「大成功です」という言葉をもらえると、それまでの不安が一気に吹き飛びます。

全体所要時間の目安:1時間半~2時間

以上を合計すると、来院から帰宅までの全工程は、以下の目安となります。
  • 来院~手術開始:30~40分
  • 手術実施:20分
  • 術後安静~診察:40~60分
  • 合計:約1時間半~2時間
クリニックの混雑状況や個人の眼の状態によって若干の変動がありますが、大まかにはこの程度とお考えください。多くの方が、昼間のうちに手術を終えて帰宅できます。

ICL手術は日帰り手術。入院の必要はありません

ICL手術は、入院を必要としない日帰り手術です。手術当日の午前または午後に来院し、その日のうちに帰宅できます。
特に仕事や家事で忙しい方にとって、これは大きなメリットです。レーシック同様、日帰りで視力矯正が実現できるため、入院に伴う時間的・経済的負担がありません。

術後の視力回復スケジュール:翌日から鮮明に

手術直後は、眼の中が炎症状態にあるため、見え方が少しかすんでいます。しかし、多くの患者様が以下のスケジュールで視力が安定していきます。
手術当日
  • 視力がかすんでいる状態
  • 目をこすったり、目に水が入らないよう注意が必要
  • 運転は絶対に禁止。タクシーや家族の運転での帰宅が必須
手術翌日
  • 多くの患者様が、すでに視力が改善していることに気づきます
  • 翌日の検査で、視力がどの程度まで回復したかが判明
  • 目の不快感がある場合は、医師に相談します
術後1週間
  • 鮮明な視力が実感できるようになる患者様も多い
  • ただし、個人差が大きく、1~2週間かかる方もいます
  • この時期は、眼に無理をかけず、処方された点眼薬を指示通り使用することが重要
術後1~2ヶ月
  • ほぼすべての患者様が、安定した視力を獲得しています
  • 私の場合も、術後1ヶ月で完全に安定し、1.0の視力が確保されました

術後の生活上の注意点

手術当日~1週間

禁止事項
  • 運転:眼の焦点が定まっていないため、危険です
  • 激しい運動:眼に圧力をかけないようにします
  • 目への外的刺激:水、ゴミ、汗が目に入らないよう注意
推奨事項
  • 保護メガネの着用:外出時には眼を保護するため、度なしメガネや保護メガネを着用してください
  • 処方された点眼薬を指示通り使用
  • 目を過度に使わない(スマートフォンやパソコンの使用を控える)

1週間~1ヶ月

  • 眼が安定してきたら、少しずつ日常活動に復帰可能
  • ただし、仰向けで寝ている際に、誤って目をこすらないよう注意
  • 定期的な診察で、医師のチェックを受けることが大切

実は執刀時間より、術後の定期検査が重要です

ICL手術では、短い執刀時間よりも、むしろ術後のケアの方が重要です。特に以下の点がポイントになります。

定期検査の重要性

先進会眼科では、術後3年間の無料検診制度があります。これは、長期的に眼の健康を監視するためのものです。
定期検査では、以下の項目をチェックします。
  • 眼圧の測定
  • 視力の確認
  • レンズの位置が変わっていないか
  • 感染症や炎症がないか
  • 夜間のグレア(光がにじんで見える現象)の程度
特に術後の初期段階では、眼圧の上昇に気づかないことがあります。定期検査により、早期に異常を発見し、対応することが可能です。

長期的な視力の安定

ICLは「一生もの」と言われていますが、実際には以下のポイントが重要です。
  • レンズは長く眼内に入れておく前提で作られていますが、入れたら終わりではありません
  • ただし、眼の加齢変化に伴い、白内障などの問題が生じることもあります
  • 定期的な医師の指導により、こうしたリスクを最小限に抑えられます

医療費控除を活用して、実質的な費用を削減する

ICL手術は、高額な自由診療ですが、医療費控除の対象になります。これを活用することで、払った所得税の一部が戻ります。

医療費控除の仕組み

1年間の医療費の合計が10万円(総所得金額等が200万円未満なら、その5%)を超えた場合、超えた分を所得から控除でき、確定申告で税金が還付されます。戻る所得税は「控除額×自分の所得税率(5〜45%)」で決まります。
ICL手術の費用(大手3院の公表額で両眼40万7,000円から・2026年9月時点)は、医療費控除の対象になるため、以下のようなケースが考えられます。
  • 同年中に他の医療費(歯医者、検診など)があれば、合計して控除対象に
  • 所得税率が高い方ほど、還付額が大きくなる
例えば、その年の医療費がICL手術の60万円だけで、所得税率が20%の場合、控除額は60万円−10万円=50万円、戻る所得税は50万円×20%=10万円です。

私が先進会眼科を選んだ理由

2020年に私がICL手術を受けた先進会眼科は、医療者に選ばれているクリニックです。公式サイトでは、ICL患者の22.5%が医療者だったとしています(2022年6〜9月集計・2026年10月29日時点・先進会眼科公式より)。医療の専門家が、リスクを理解した上で選んでいるという点を、私は重く見ました。
実際に手術を受けた経験から、以下の点を強く推奨できます。
  • 丁寧で親切な診察:不安な点について、医師が詳しく説明してくれます
  • 最新の医療機器:手術精度が高く、想定外のトラブルが少ない
  • 充実した術後ケア:術後3年間の無料検診で、長期的なサポートが得られます
  • 料金の明瞭性:ICLの料金に手術後点眼薬と手術費用が含まれると、公式サイトに明記されています

先進会眼科の紹介制度(2万円割引)

先進会眼科には、手術を受けた人からの紹介で手術代が2万円割引になる制度があります(2026年5月に3万円から2万円へ改定・先進会眼科公式より)。
※ 筆者(しなちく)からのお友達紹介は、2026年9月に受付を終了しました。現在は紹介によるご案内を行っておりません。

ICL手術のメリットをまとめます

執刀時間が短い

  • 両眼わずか20分で手術が完了
  • 入院の必要がなく、日帰りで対応可能
  • 仕事や生活への影響を最小限に抑えられる

視力回復が迅速

  • 多くの患者様が、術後数日で鮮明な視力を実感
  • 術後1~2ヶ月で完全に安定

長期的な視力の安定

  • レーシックと異なり、近視戻りがほとんどない
  • ICLは長く使う前提のレンズで、定期検査により長期的なサポートが受けられる

夜間の見え方が良好

  • 角膜を削らないため、レーシックよりもハロー・グレア(夜間の光のにじみ)が起こりにくい
  • ドライアイのリスクも低い

ICL手術を検討される方へのアドバイス

ICL手術は、短い執刀時間で視力矯正が実現できる、優れた手術方法です。ただし、以下の点をご確認の上、医師と相談してください。
  1. 適応検査を受ける:誰もが対象になるわけではなく、眼の状態によって適性が判定されます
  1. 複数のクリニックで相談:口コミや実績、医師の人柄など、複合的に判断することが大切です
  1. 術後ケアを優先:短い執刀時間よりも、術後の定期検査とケアが重要です

ICLクリニックおすすめ3選

先進会眼科

先進会眼科は、ICLの治療実績35,000症例以上(2002年11月〜2026年3月集計)の眼科専門クリニックです。レーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)などの視力矯正手術を提供しています。しなちく自身も2020年に先進会眼科でICL手術を受け、0.07 (-5D)から1.0に視力が回復しました。ICLの料金は両眼427,000円から(-3D未満・手術後点眼薬と手術費用込み)と公式サイトに明記されています。診察では、患者一人一人の目の状態を丁寧に診断し、最適な治療法を提案します。術後3年間の無料検診など、術後のケアも整っています(無料検診の期間は契約内容によって異なると公式に注記があります)。

品川近視クリニック

品川近視クリニックは、7年連続で国内最多症例として表彰された実績(2019〜2025年・米国STAAR SURGICAL社)を持つ視力矯正専門クリニックです。レーシックやICL手術において豊富な実績があります。ICLの料金は両眼407,000円から(-4D未満・2026年9月時点・品川近視クリニック公式より)です。経験豊富な医師による丁寧なカウンセリングと、精密な検査で、一人一人に合った治療プランを提案します。全国主要都市にクリニックを展開しています。

アイクリニック東京

アイクリニック東京は、東京エリアでICL手術を提供する専門クリニックです。一人一人の患者様に寄り添った丁寧な診療を心がけており、目の状態を詳細に検査した上で治療法を提案します。料金は580,000円から(2026年9月時点・アイクリニック東京公式より)と3院の中では高めですが、東京近郊にお住まいで、細やかなケアを求める方に向くクリニックです。