ICL手術とは|3mm切開で視力が劇的に改善。手術時間は約20分で完了します
この記事を読むと分かること
- ICL手術の仕組みと基本的な知識
- 手術当日の具体的なプロセスと所要時間
- 3mmの小さな切開からレンズを挿入する手術方法
- 筆者の実体験に基づく術前術後の変化
- 医療費控除と経済面での情報
ICL手術とは何か?基本的な仕組みと特徴
ICL(Implantable Contact Lens)は、眼内コンタクトレンズ手術とも呼ばれ、目の中にレンズを埋め込んで視力を矯正する最新の視力矯正手術です。従来のレーシック手術が角膜を削除する方式なのに対し、ICL手術は角膜を傷つけず、虹彩と水晶体の間(後房)に薄いレンズを挿入することで視力を改善します。
ICLに使用されるレンズは「コラマー(Collamer)」という素材で作られており、これはHEMAとコラーゲンの共重合体です。この素材は生体適合性に優れ、含有するコラーゲンがマイナス荷電を帯びているため、タンパク質などの粒子が沈着しにくく、長期間にわたって眼内で安定した状態を保つことができます。さらに、コラマーはUV遮蔽機能も備えており、目を紫外線から守ります。
レーシック手術は角膜を削除してしまうため、近視の度が強い場合や円錐角膜などの特定の眼病がある場合は受けられません。しかし、ICL手術は角膜を削除しないため、より幅広い患者様が治療の対象となります。私自身も円錐角膜の診断を受けていたため、レーシックは不適応でしたが、ICL手術により視力を回復することができました。
ICL手術のメリット─角膜を削らない安全性と可逆性
ICL手術の最大のメリットは、角膜を削らないという点にあります。これにより、以下のような利点が生まれます。
角膜を温存する安全性
レーシック手術は角膜を削除する不可逆的な手術ですが、ICL手術は眼内にレンズを挿入するだけであり、角膜は傷つきません。したがって、万が一将来的に何らかの理由でレンズを取り出したくなった場合や、別の眼科手術が必要になった場合でも、角膜の形状や厚さは元のままです。これは眼科医療の観点からも、安全性の高い手術方法として評価されています。
近視戻りがほぼない
レーシック手術後は、数年経って視力が低下する「近視戻り」という現象が報告されています。一方、ICL手術ではこうした近視戻りがほぼ発生しません。眼内に固定されたレンズは、時間経過による形状変化をほぼしないため、手術直後の視力が長期間にわたって維持されます。
ドライアイが起こりにくい
レーシック手術では、角膜の神経が一部切断されるため、手術後にドライアイの症状が強く出ることがあります。一方、ICL手術は角膜を傷つけないため、術後のドライアイ症状が軽微です。コンタクトレンズの装用による目の乾きから解放されることに加え、手術によるドライアイリスクも低いというメリットがあります。
可逆性─将来の選択肢を残す
ICLレンズは取り出すことが可能です。もし将来的に度数を変更したいり、別の治療方法に切り替えたい場合、レンズを取り出すことができます。この可逆性は、長期的なライフプランを考える上で、精神的な安心感をもたらします。
ICL手術のデメリットと注意点
どんな医療技術にもメリットとデメリットがあります。ICL手術についても、注意すべき点があります。
費用が比較的高い
ICL手術の費用は、両眼で50~80万円程度が相場です。最新の医療技術と長期的な安全性を考慮すれば決して高くはありませんが、レーシック手術と比べると高額になります。ただし、長期的な視点で考えると、コンタクトレンズの購入費用や管理費用を考慮すれば、経済的なメリットがあります。
夜間の光のにじみ(ハローグレア)が起こる可能性
ICL手術後、夜間に信号や街灯などの光がにじんで見える「ハローグレア」現象が報告されています。多くの場合、時間経過とともに軽減されますが、人によっては気になることがあります。これは個人差が大きく、ほとんど気にならない人もいれば、数か月間気になる人もいます。
手術が高度な技術を要する
ICL手術は、眼内にレンズを正確に挿入する高度な技術が必要です。執刀医の経験と技術が手術の成功と予後に大きく影響します。クリニック選びの際は、医師の経験数や実績を確認することが重要です。
ICL手術の具体的なプロセス─当日の流れを詳しく解説
ICL手術は、一般的に両眼で20~30分程度で完了する日帰り手術です。当日のプロセスを詳しく説明します。
手術前の準備(到着~手術開始まで)
手術当日は、予約時間の約30分前に来院することが一般的です。受付で各種書類を記入し、同意内容の確認を行います。医師による最終的な診察を受け、手術方法や注意点について説明を受けます。
その後、瞳孔を拡大させるための散瞳薬が点眼されます。瞳孔が十分に拡大することで、医師が眼内を正確に見ることができるようになり、手術の精度が高まります。同時に、表面麻酔の点眼薬も投与されます。この点眼麻酔により、手術中の痛みはほぼ感じられません。
手術室での処置
いよいよ手術室に入ります。手術台に横たわり、眼球を固定するための器具が装着されます。この段階では、医師が手術の最終準備を行います。
次に、手術野を清潔に保つため、消毒液で眼周囲が洗浄されます。その後、眼瞼を開いた状態に保つための器具(開瞼器)が装着されます。
3mm の小切開とレンズ挿入の核となるプロセス
ICL手術の最大の特徴は、わずか3mm程度の小さな切開で行われることです。このサイズが、術後の創傷治癒を早め、乱視の誘発を最小限に抑えます。
医師は角膜の周辺部(角膜輪部)に、約3mmの小さな切開を加えます。この切開は非常に精密で、角膜の損傷を最小限に抑えるよう設計されています。
切開が完了すると、眼内にICLレンズを挿入するための準備が始まります。医師は「インジェクター」という専用の器具を使用します。ICLレンズはこのインジェクター内で筒状に折りたたまれており、切開部分からこのインジェクターを通して挿入されます。
レンズが眼内に入ると、医師はレンズがゆっくりと自然に広がるのを待ちます。通常、数秒から数十秒で、レンズは元の形状に戻ります。この展開プロセスは、眼内カメラで確認されます。
レンズが完全に展開した後、医師はレンズの四つ角(支持部)を虹彩の下の毛様溝(毛様体の溝)に挿入して固定します。この固定作業は、レンズの位置を正確に調整する上で非常に重要です。固定後、医師はレンズの位置と眼内の状態を再度確認します。
このプロセスは、通常、片眼あたり10~15分程度で完了します。したがって、両眼の手術であれば、全体で20~30分程度となります。
手術後の処置と退院
手術が完了すると、医師は眼内の消毒を行い、特に問題がないことを確認します。切開部分は、ほとんどの場合、自然に塞がるため、縫合は必要ありません。
医師は保護メガネを装着するよう指示します。この保護メガネは、術後の眼を傷から保護するためのものです。
その後、患者様は手術室から出て、回復室で数分間、横になって休みます。この間に、眼の状態が安定してきます。
術後検査・診察を受けます。医師が眼内圧(眼圧)を測定し、視力を確認します。目立った異常がなければ、帰宅許可が出ます。帰宅後の注意点について、スタッフから詳しく説明を受けます。
ICL手術後の経過─筆者の実体験
私は2020年に先進会眼科でICL手術を受けました。術前の視力は0.07(-5D)という強度近視でしたが、手術後は1.0にまで改善されました。現在(2026年時点)でも、何ら不自由なく、快適な裸眼生活を送っています。
手術直後~当日
手術直後は、眼がやや霞んだ感じがしました。医師から「数時間で視力が回復し始める」と説明されていたので、その説明通り、帰宅後数時間で視界がクリアになってきました。驚いたのは、その日の夕方には、すでにある程度の距離を裸眼で見ることができるようになっていたことです。
ただし、眼に違和感があったため、その日は眼を閉じることが多かったです。医師から「翌日の診察まで、無理に眼を使わない方がよい」とアドバイスされていたので、その通りにしました。
翌日~数日
翌日の診察では、医師が眼圧と視力を測定しました。視力は既に0.8~0.9程度まで回復していました。この時点で、眼の違和感はかなり軽減されていました。
医師からは、「今後の注意点」として、以下の指示を受けました。
- 一週間は、保護メガネを装着して過ごすこと
- 手術部位に水が入らないよう注意すること(特にシャワーやお風呂)
- 目に力を入れる作業や、激しい運動は避けること
- 点眼薬を1日4回、毎日使用すること
数日の間、ハローグレア現象がありました。夜間に信号や街灯の光がやや「ぼや~」と見えました。ただし、これは時間とともに軽減され、1~2週間後にはほぼ気にならなくなりました。
1か月~数か月
手術から1か月後の診察では、視力は1.0に達していました。眼圧も正常範囲内で、何ら問題がないとのことでした。
この頃から、レンズが眼内で完全に安定してきたのを感じました。眼の違和感も完全に消え、日常生活で全く支障がありませんでした。
運動を再開することもできました。スポーツやジムでのトレーニングも、医師の許可を得て再開しました。ただし、激しい目への衝撃は避けるよう指導されました。
数か月~現在(手術から6年経過)
手術から6年が経過した現在でも、視力は1.0をキープしています。眼の違和感は全くなく、日常生活で「眼を手術した」ということを意識することはほぼありません。
コンタクトレンズを装用していた時代は、毎日のケアが面倒でしたが、今はそうした煩わしさから完全に解放されました。朝起きてすぐに視力が出ている、お風呂でも眼を気にしないでいられる、という快適さは何物にも代え難いです。
ただし、定期的な眼科検診は重要です。ICLの定着状態や眼圧、眼の健康状態を確認するため、定期的に先進会眼科を訪れています。
ICL手術の対象者と選択基準
ICL手術が適応する人の条件は、以下の通りです。
適応する人
- 強度近視(-5.0D~-18.0D程度)がある人
- 乱視がある人
- コンタクトレンズやメガネの煩わしさから解放されたい人
- 角膜が薄いためレーシックが受けられない人
- 円錐角膜などの眼病でレーシックが不適応の人
- 若い年代で、可逆性のある手術を希望する人
不適応の人
- 眼内炎症が活発な人
- 特定の眼病を持つ人
- 妊娠中の人
- 眼の健康状態が悪い人
詳細な適応判定は、眼科医による詳細な検査と診察に基づいて行われます。
ICL手術の費用と医療費控除について
ICL手術の費用は、一般的に両眼で50~80万円程度です。これは、使用するレンズの度数や、クリニックの設定する料金によって異なります。
医療費控除の対象
重要なポイントとして、ICL手術費用は医療費控除の対象です。医療費控除により、確定申告時に納めた所得税の一部が還付されます。還付率は個人の所得額によって異なりますが、通常、10~30%程度の還付が期待できます。
例えば、手術費用が60万円の場合、10~30%の還付により、6万~18万円が戻ってくる可能性があります。この還付金を手術費用の実質的な負担減と考えると、経済的なメリットはさらに大きくなります。
医療費控除を申請する際は、以下の書類が必要です。
- 病院から発行される診療報酬明細書
- 手術費用の領収書
- 医療費の合計を記載した計算書
詳細は、所轄の税務署や、税理士に相談することをお勧めします。
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ICL手術の患者体験談─口コミから見える実際の声
ポジティブな体験談
体験談1:視力の劇的な改善
「手術後の視力改善は本当に素晴らしいです。手術前は0.03の視力でしたが、6か月後には1.5~2.0になりました。朝起きてすぐに見える喜び、コンタクトレンズの煩わしさから解放される幸福感は想像以上でした。」(30代女性)
体験談2:生活の質的な向上
「コンタクトレンズの装用をやめられることが最も嬉しいです。毎日のケアをしなくてよくなり、お風呂でも安心です。眼の疲労感も大幅に減りました。」(40代男性)
体験談3:長期安定性への満足
「5年前にICL手術を受けました。それ以来、視力は変わらず1.0を維持しています。メガネやコンタクトレンズによる『近視戻り』の心配もなく、本当に安心できます。」(50代女性)
ネガティブな体験談
体験談4:短期的な視力の不安定さ
「手術直後は視力が安定せず、昼間と夜間で見え方が異なることがありました。ただし、数週間で安定しました。」(30代男性)
体験談5:ハローグレア現象への違和感
「夜間に街灯の光がにじんで見えるハローグレア現象があります。運転時に少し気になることがあります。ただし、昼間の見え方は素晴らしいです。」(40代女性)
体験談6:手術後の眼圧管理
「手術後、眼圧がやや高めになりました。医師からは継続的な観察が必要とのこと。定期的な眼科検診は欠かせません。」(50代男性)
先進会眼科を選ぶ理由─医療従事者が信頼するクリニック
私が2020年に先進会眼科を選んだ理由は、医療従事者の利用率が高いという点にありました。医療従事者は、医学的なリスク評価に優れており、多くの医療従事者が一つのクリニックを選ぶということは、そのクリニックが高い信頼性と実績を持つことの証です。
実際に先進会眼科での手術経験を通じて、医師の高度な技術、充実した術後ケア、そして患者様に対する丁寧な対応を実感しました。術後6年経過した今でも、定期的に先進会眼科を訪れて眼の状態をチェックしてもらっています。
先進会眼科のお友達紹介制度─手術代金が3万円割引
先進会眼科には、患者様から新しい患者様へのご紹介制度があります。私(しなちく)からのご紹介を利用して先進会眼科でICL手術を受ける場合、手術代金が3万円安くなるという特典があります。
筆者自身が2020年に先進会眼科で手術を受けた経験があるため、紹介が可能です。
ただし、紹介の際には個人情報(氏名等)をお伝えいただく必要があるため、信頼いただける方のみご活用ください。紹介制度をご希望の方は、以下のフォームからお申し込みください。
まとめ─ICL手術で裸眼生活の自由を手に入れる
ICL手術は、3mmの小さな切開からレンズを挿入する、高度な視力矯正手術です。両眼で20~30分程度で完了し、日帰りで受けることができます。
角膜を削らないため、レーシック手術よりも安全性が高く、可逆性を備えています。私自身も6年前に先進会眼科で手術を受けましたが、現在でも視力1.0をキープしており、快適な裸眼生活を送っています。
ただし、手術を受ける際は、十分な検査と医師とのカウンセリングが重要です。自分の眼の状態に最適な治療方法を、医療専門家とともに検討してください。
医療費控除により、実質的な負担は軽減できますし、先進会眼科のお友達紹介制度を利用すれば、さらに手術代金が安くなります。裸眼での自由で快適な生活へ、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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ICLクリニックおすすめ3選
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