片付けと掃除、どっちが先?整理収納とハウスクリーニングの正しい順番

この記事を読むと分かること
  • 整理収納とハウスクリーニングは別の職能であること
  • 片付けと掃除、どちらを先にやるべきか(理由も含めて)
  • 片付けが進まないときに使える、具体的な進め方
「部屋を一度リセットしたい」と思ったとき、片付けと掃除をまとめて頼めないかと考える方は多いはずです。結論から言うと、この2つは別の職能で、まとめて頼めるとは限りません。そして順番があります。この記事では、正しい順番とその理由、そして自分で片付けを進めるときの具体的な方法を整理しました。

整理収納とハウスクリーニングは、別の仕事です

混同されがちですが、中身がまったく違います。
整理収納ハウスクリーニング
やること物を減らす・置き場所を決める汚れを落とす
必要なもの依頼者との対話と判断専用の機材と洗剤
料金時間制が一般的箇所ごとの定額または見積もり
依頼者の関与必須(一緒に判断する)不要(任せられる)
最も違うのは、依頼者が関与するかどうかです。整理収納は「何を残すか」を決める作業なので、依頼者本人がその場にいて判断しなければ進みません。任せきりにはできない作業です。
一方、ハウスクリーニングは任せられる作業です。最初と最後に立ち会えば、その間は自由に過ごせます。
この違いから、同じ日に両方を入れるのはあまりおすすめしません。片付けで判断を重ねたあとに清掃の立ち会いをするのは、単純に疲れます。

順番は「片付け → 掃除」です

理由は仕上がりの問題です。
物が置いてある場所は、清掃の対象から外れます。床の上に段ボールがあれば、その下は洗えません。棚がふさがっていれば、その裏には手が届きません。
逆に、掃除してから片付けると二度手間になります。片付けの過程で物を動かせば、床にホコリが落ちます。

具体的な段取り

  1. 物を減らす(自分で、または整理収納サービスで)
  1. 収納場所を決めて、しまう
  1. 床と作業範囲を空ける
  1. ハウスクリーニングを入れる
引っ越しや模様替えのタイミングなら、荷物が動いている状態は最大の好機です。家具が移動しているうちに清掃を入れると、普段できない箇所まで手が入ります。

「整理収納アドバイザー」について

依頼先を探すと出てくる資格なので、正確に書いておきます。
整理収納アドバイザーは民間資格です。国家資格ではなく、資格がなくても整理収納の仕事はできます。したがって、資格の有無だけで良し悪しは決まりません。
見るべきは次の点です。
  • 作業実績(施工事例)が公開されているか
  • 料金が時間制か、一式か
  • 物を捨てるかどうかの判断を、依頼者に委ねる姿勢があるか
3番目が最も重要です。「とにかく捨てましょう」という進め方は、あとで後悔につながります。判断を急かさない相手を選んでください。

不用品の処分は、また別の話です

整理収納で出た不用品を処分する場合、家庭から出る不用品の収集運搬には、市区町村が交付する「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要です。整理収納サービスがそのまま持ち帰ってくれるとは限りません。
また、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法の対象で、通常の回収では処分できません。量が多い場合は、自治体の粗大ごみ収集が最も安く済みます(申し込みから収集まで2週間〜1か月かかるので、早めに動いてください)。

片付けが進まないときの進め方

プロに頼まずに自分でやる場合の、実務的な方法です。

一度に全部やろうとしない

1日で家全体を片付けようとすると、必ず途中で止まります。物を全部出して力尽き、かえって散らかった状態で終わるのが典型的な失敗です。
引き出し1段、棚1段から始めてください。

「保留ボックス」を作る

判断に迷うものを入れる箱を1つ用意します。迷ったら保留箱に入れて、次に進む。これだけで作業が止まらなくなります。
半年後に箱を開けて、中身を思い出せなかったものは処分する。判断を先送りにしつつ、確実に減らせる方法です。

「使うか」ではなく「使ったか」で見る

「いつか使うかも」で残すと減りません。「この1年で使ったか」で判断してください。季節ものは2年で見ます。

収納用品は最後に買う

先に買うと、その箱を埋めるために物を残すことになります。減らし終えてから、残った物に合わせて買ってください。

清掃はどこに頼むか

片付けが済んだら、清掃です。関東にお住まいなら、東京ガスのハウスクリーニングが第一候補になります。税込の定額で公開されており、見積もり訪問なしで申し込み時に料金が確定します。
メニュー料金(税込)
浴室(鏡のウロコ取りなし)17,600円
キッチン(I・L・U型)19,800円
レンジフード17,600円
トイレ/洗面所各13,200円
エアコン(お掃除機能なし)1台目/2台目以降13,200円/9,900円
窓・網戸・サッシ(2セット)/ベランダ各13,200円
※2026年8月30日に公式サイトで確認した税込価格
部屋のリセットが目的なら、まとめて頼むのが得です。水まわり3点(浴室・キッチン・レンジフード)以上をまとめると20%引きで、単品合計55,000円が44,000円。11,000円の差になります。
対応エリアは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県に加えて、群馬県(前橋市・高崎市の一部・藤岡市の一部)と茨城県の一部(龍ケ崎・取手・牛久・つくば・つくばみらい・阿見・利根)です。

エリア外なら、おそうじ本舗

対応エリア外にお住まいなら、全国47都道府県に加盟店があるおそうじ本舗です。複数箇所をまとめたパックを用意している店舗もあるので、部屋全体をリセットしたい場合は、範囲を伝えて相談してみてください。

家事代行という選択肢

日常的に散らかりやすい状態を保ちたいなら、家事代行サービスを定期で入れる方法もあります。プロのハウスクリーニングを年1〜2回、その間を家事代行で維持する、という組み合わせです。

まとめ

  • 整理収納とハウスクリーニングは別の職能。同じ業者が両方やるとは限らない
  • 整理収納は依頼者が関与する作業。任せきりにはできない
  • 順番は片付け → 掃除。物がある場所は清掃の対象から外れる
  • 整理収納アドバイザーは民間資格。資格の有無で良し悪しは決まらない
  • 自分でやるなら引き出し1段から。「保留ボックス」を作る
  • 収納用品は最後に買う。先に買うと物が減らない
  • 不用品の回収は市区町村の許可が必要。量が多いなら自治体の粗大ごみが最安

よくある質問

Q. 整理収納とハウスクリーニングを同じ業者に頼めますか?

両方に対応している業者もありますが、多くは別です。東京ガスのハウスクリーニングやおそうじ本舗の主要メニューは清掃で、整理収納は含まれません。同じ日にまとめるのもおすすめしません。整理収納は判断を重ねる作業なので、続けて清掃の立ち会いをすると負担が大きくなります。

Q. 片付けと掃除、どちらが先ですか?

片付けが先です。物が置いてある場所は清掃の対象から外れます。逆に掃除を先にすると、片付けで物を動かしたときにホコリが落ちて二度手間になります。

Q. 整理収納アドバイザーの資格は必要ですか?

民間資格で、なくても仕事はできます。資格の有無より、施工事例が公開されているかと、捨てる判断を依頼者に委ねる姿勢があるかを見てください。

Q. 片付けで出た不用品はどう処分しますか?

量が多いなら自治体の粗大ごみが最も安く済みます。申し込みから収集まで2週間〜1か月かかるので早めに。民間業者に頼む場合は、市区町村が交付する一般廃棄物収集運搬業許可を持っているか確認してください。

Q. 片付けが途中で止まってしまいます。

範囲を狭めてください。引き出し1段、棚1段から。判断に迷うものは「保留ボックス」に入れて先に進み、半年後に開けて、思い出せなかったものを処分します。

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