ICL手術は40代に受けても大丈夫?老眼との兼ね合いを徹底解説
この記事を読むと分かること
- 40代でICL手術を受けることのメリットとデメリット(老眼との関係)
- 40代以降に対応した老視用ICL(EDOF ICL・遠近両用)の選択肢
- 40代でICLを検討するうえで後悔しないための判断基準
40代でICL手術を検討している方へ:今がベストタイミング?
「40代になったけど、今からでもICL手術を受けられるの?」「老眼が始まりそうなのに、近視を治す手術をしても意味がないのでは?」——そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
視力矯正手術を検討しているけれど、正直不安ですよね。40代という年齢が手術の分岐点になるのか、気になっている方のために、この記事では40代でのICL手術について徹底解説します。
結論から言うと、40代でも条件を満たせばICL手術は受けられます。ただし、老眼との関係をしっかり理解したうえで判断することが大切です。
私(しなちく)は2020年に先進会眼科でICL手術を受けました。当時は術前視力0.07(-5D)から術後1.0まで回復し、2026年現在も快適に過ごしています。40代でICLを検討している方に向けて、リアルな情報をお伝えします。
ICL手術の適応年齢:40代は受けられる?
ICL手術の一般的な適応年齢は、21歳〜45歳程度とされています。ただし、これはあくまで目安であり、最終的には適応検査の結果によって判断されます。
なぜ上限年齢が設けられているのか
ICL手術に年齢制限が設けられているのは、主に以下の理由からです。
老眼の進行:40代半ば以降になると、老眼が進行し始めます。ICL手術で近視は矯正できますが、老眼の進行を止めることはできません。近視を矯正した後に老眼が進むと、近くが見えにくくなります。
白内障のリスク:40代後半から50代にかけて、白内障の初期症状が始まる方がいます。白内障がある状態でICL手術を行うと、将来的に白内障手術をする際に複雑になる場合があります。
角膜内皮細胞の減少:年齢とともに角膜内皮細胞は自然に減少します。ICL手術には最低限の細胞数が必要なため、検査で確認が必要です。
40代でICLを受けられる条件
40代の方がICL手術を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 角膜内皮細胞数が十分にある(2,000個/mm²以上が目安)
- 前房深度が十分にある(2.8mm以上が目安)
- 白内障等の眼疾患がない
- 全身的な健康状態が良好
これらの条件は適応検査で確認されます。40代であっても、条件を満たしていれば手術を受けることが可能です。
ICLと老眼:知っておくべき5つのこと
40代でICLを検討する際、最も重要なのが老眼との関係です。正しい知識を持って判断することが大切です。
1. ICL手術は老眼を引き起こさない
ICL手術は老眼の原因ではありません。老眼は水晶体の弾力性が失われることで起きますが、ICLはその手前の「後房」にレンズを挿入する手術です。水晶体そのものには手を加えないため、ICL手術によって老眼が早まることはありません。
2. ICL手術は老眼を治すこともできない(通常の場合)
通常のICL(単焦点)は近視・乱視の矯正に特化しています。老眼(近くが見えにくくなる状態)は別の問題であり、通常のICLでは対応できません。
40代でICL手術を受けると、遠くはよく見えるようになりますが、数年後に老眼が進行すると近くが見えにくくなり、老眼鏡が必要になる可能性があります。
3. 老眼対応のICL(遠近両用・EDOF ICL)が登場している
40代以降の方向けに、老眼にも対応した「遠近両用ICL」や「EDOF(拡張景深度)ICL」が開発されています。これらは遠くだけでなく中間距離や近くも見えるように設計されており、老眼が進行しても裸眼で生活できる可能性があります。
ただし、遠近両用ICLには以下のデメリットもあります。
- 費用が通常のICLより高い
- 夜間の光のにじみ(ハロー・グレア)が出やすい
- コントラスト感度が若干低下する場合がある
- 単焦点ICLに比べて見え方の鮮明度が若干劣る場合がある
4. モノビジョン(片眼を近く用に設定)という選択肢
老眼対策として、「モノビジョン」という方法があります。これは利き目を遠く用に、反対の目を近く用(軽い近視状態)に設定するもので、脳が自然に使い分けることで遠近両方を見やすくするアプローチです。
慣れるまでに時間がかかることや、個人差があることがデメリットですが、40代以降の方に選ばれることがあります。
5. 数年後の老眼鏡使用を想定する
40代前半でICLを受けた場合、50代にかけて老眼が進行し、老眼鏡が必要になることがあります。ただし、これは通常のコンタクトレンズや眼鏡を使っていた場合と同じです。老眼鏡は安価で手に入るため、「ICLを受けても老眼鏡が必要になる可能性がある」ことを理解したうえで判断することが大切です。
40代でICLを受けるメリット
40代でICLを受けることには、いくつかの大きなメリットがあります。
1. 10〜20年の快適な裸眼生活
40代前半でICLを受ければ、50〜60代まで快適な裸眼生活を送ることができます。毎日のコンタクトレンズの装着・外し、ケア用品の管理、ドライアイの悩みから解放される期間は十分に長いです。
コンタクトレンズの生涯費用は数百万円にのぼります。40代でICLを受けることで、この費用の多くを節約できます。
2. 老眼が本格化する前の矯正
40代は老眼が「始まりつつある」段階の方が多いです。この時期にICLで近視を矯正しておくと、老眼が本格化するまでの数年間は遠くも近くも裸眼で快適に過ごせる可能性があります。
3. コンタクトレンズのドライアイ問題からの解放
40代になると涙の量が減少し、ドライアイが悪化しやすくなります。コンタクトレンズはドライアイをさらに悪化させる要因になりますが、ICLであれば目の表面にレンズがないため、ドライアイの心配がありません。
4. 可逆性という安心感
ICLは取り出すことができます。万が一老眼が進行して不便を感じた場合、遠近両用ICLへの交換や、取り出しの選択肢があります。この「元に戻せる」という特徴は、ICLの大きな安心ポイントです。
5. 強度近視でも対応可能
40代で強度近視の方は、メガネをかけても視界が歪む・厚みが気になるという悩みを持っていることが多いです。ICLは強度近視にも対応できるため、長年の悩みを解消できます。
40代でICLを受けるデメリット・注意点
一方で、40代でのICL手術には以下の点に注意が必要です。
1. 老眼の進行は避けられない
前述の通り、ICL手術で老眼を防ぐことはできません。近視が矯正された後に老眼が進むと、「遠くは見える、近くは見えない」という状況になる可能性があります。老眼鏡は必要になるという前提で考えましょう。
2. 将来の白内障手術への影響
ICLが入った状態で将来白内障手術を受ける場合、ICLを先に取り出す必要があります。追加の手術費用と手間がかかる可能性があります。
3. 費用対効果の検討
20代に比べると、ICLの効果を享受できる年数が短くなります。費用と享受年数のバランスを考えたうえで判断することが大切です。
4. 適応外になる可能性がある
40代になると角膜内皮細胞の状態や前房深度が基準を下回る場合があり、適応外と判断されることもあります。まずは適応検査で確認することが必要です。
実際の口コミ:40代でICLを受けた方の声
40代でICLを受けた方々の実際の声をご紹介します。
「40代半ばでICLを受けました。術後は遠くがはっきり見えて感動しました。老眼鏡が必要かもしれないのは理解していましたが、コンタクトの煩わしさから解放されたことの快適さが上回っています。」
— note「ICL手術は40代以降にはおすすめしない」と言われるけど実際どうなのか? より
「術後半年の時点で全く問題無し。ICL手術やってよかったと思っています。お出かけや旅行へ行ったりするときに特に恩恵を感じています。」
— たまプラーザやまぐち眼科 患者様の声より
一方で、こんな声もあります。
「40代でICLを受けたら、術後数年で老眼が進んで近くが見えにくくなりました。遠くが見えるのは快適ですが、老眼鏡を持ち歩く必要が出てきました。それでも受けて良かったとは思っています。」
— ICL関連ブログより
これらの声からわかるのは、40代でのICLに後悔している方は少なく、老眼との付き合い方を理解したうえで受けた方は概ね満足しているということです。
ICLを受ける前の適応検査の重要性
40代でICLを検討する場合、必ず適応検査を受けてください。この検査は通常無料または低コストで受けられます。
適応検査で確認される主な項目:
- 角膜内皮細胞数
- 前房深度
- 目の健康状態(白内障・緑内障の有無)
- 屈折度数
- 涙液の状態
検査の結果、適応できない場合でも、担当医からより適切な視力矯正方法を提案してもらえます。まずは検査だけでも受けてみることをお勧めします。
医療費控除で実質費用を削減できる
ICL手術費用は医療費控除の対象になります。歯医者やお薬代など、その年の他の医療費と合算して申告することで、所得に応じて費用の10〜30%が戻ってきます。40代になると、定期健診や他の医療費もかさみやすいため、合算することで還付額が大きくなる可能性があります。
100万円近い手術費用の10〜30%は決して小さくない金額です。確定申告でしっかり申告しましょう。
まとめ:40代でのICL手術、受けるべきかどうかの判断基準
40代でのICL手術について、以下の基準で判断することをお勧めします。
受けることをお勧めするケース
- 40代前半〜半ばで視力が安定している
- 強度近視や乱視があり、コンタクトレンズの管理に困っている
- ドライアイに悩んでいる
- スポーツや旅行など裸眼で活動したい場面が多い
- 老眼について理解したうえで、裸眼生活を優先したい
慎重に検討すべきケース
- 40代後半で老眼が既に進行している
- 白内障の初期症状がある
- 費用対効果を重視している(受けられる年数が短い)
重要なのは「老眼になってもICLが意味をなさなくなるわけではない」ということです。遠くは常に見えます。近くが見えにくくなったら老眼鏡を使えばよいだけです。
まずは無料の適応検査を受けて、医師から直接アドバイスをもらうことが最善の一歩です。
ICL手術するなら先進会眼科
ICL手術を検討しているなら、筆者が実際に2020年に手術を受けた先進会眼科をおすすめします。術前視力0.07(-5D)から術後1.0へ回復し、2026年現在も快適に過ごしています。医療従事者の利用率が高く、リスクを知るプロが選ぶクリニックです。
先進会眼科で手術を受ける場合、筆者(しなちく)からのお友達紹介を利用すると手術代が3万円安くなります。ただし紹介の際に個人情報(氏名等)をお伝えいただく必要があるため、信頼いただける方のみご活用ください。
ICLクリニックおすすめ3選
先進会眼科(筆者おすすめ第1位)
医療従事者の利用率が高く、筆者自身が2020年に手術を受けたクリニックです。東京・名古屋・大阪・福岡に展開。老眼治療にも対応しており、40代の方の相談にも丁寧に応じてもらえます。
品川近視クリニック
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アイクリニック東京
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