給湯器の屋外設置と屋内設置の違いとは?メリット・デメリットと選び方を徹底解説
この記事を読むと分かること
- 給湯器の屋外設置と屋内設置の基本的な違いと、それぞれの特徴
- 屋外・屋内設置のメリット・デメリットを比較し、自分の住環境に合った選択をする方法
- 設置タイプを変更する際の費用相場と、信頼できる業者の選び方
給湯器の「屋外設置」と「屋内設置」とは?基本的な違いを解説
給湯器を交換しようとしたとき、業者から「屋外設置型」と「屋内設置型」という言葉が出てきて、どちらを選べばよいか迷った経験はありませんか?この設置タイプの違いは給湯器交換のコスト、安全性、日常の使い勝手に直結する重要な選択です。
現在、日本の戸建て住宅で最も普及しているのは「屋外設置型」ですが、マンションや古い公団住宅、そして寒冷地の住宅では「屋内設置型」も多く使われています。どちらが自分の家に適しているのかを理解するためには、まず両者の基本的な定義と構造の違いを押さえることが大切です。
屋外設置型(屋外壁掛け型・屋外据置型)とは
屋外設置型とは、建物の外壁や外部スペースに設置するタイプの給湯器です。外壁に直接取り付ける「壁掛け型」と、地面や専用台の上に置く「据置型」があります。燃焼と排気がすべて屋外で完結するため、室内への一酸化炭素流入リスクがなく安全性に優れています。また、排気筒を建物内に引き込む必要がないため工事がシンプルで、交換費用も抑えやすいのが特徴です。
現在国内で流通しているガス給湯器の大半はこのタイプに対応しており、機種の選択肢が最も豊富です。リンナイ・ノーリツ・パロマ・東京ガスなど主要メーカーがそろって屋外設置型に力を入れているため、最新の省エネ機能やスマホ連携機能もこのタイプでいち早く提供される傾向があります。
屋内設置型(FE式・FF式)とは
屋内設置型とは、浴室・洗面所・ボイラー室・天井裏など建物の内部に設置するタイプです。マンション、公団住宅の一部、古い戸建て住宅、寒冷地の住宅などで多く見られます。
屋内設置型には排気方式によって大きく2種類があります。
FE式(Forced Exhaust:強制排気式)は、燃焼用の空気を室内から取り入れ、排気だけを電動ファンで強制的に屋外に出す方式です。室内の酸素を消費するため、換気が不十分な環境では不完全燃焼のリスクがあります。かつては多く使われていましたが、現在では安全上の理由から新設にはほとんど使われません。
FF式(Forced Flue:強制給排気式)は、燃焼用の空気の取り込みと排気の両方を専用の二重管ダクトで強制的に行う方式です。室内の空気を一切使わないため安全性が高く、密閉された空間にも設置できます。現在の屋内設置型の主流はFF式です。
屋外設置型のメリット・デメリットを詳しく解説
屋外設置型のメリット
メリット①:工事費用が安い
屋外設置型は排気筒(煙突)の設置が不要で、配管も最小限で済むため工事がシンプルです。一般的な屋外設置型ガス給湯器への交換工事は、本体代・工事費込みで15〜25万円程度が相場です。屋内設置型と比較すると、排気筒や追加配管にかかる費用1〜2万円以上が削減できます。
メリット②:機種の選択肢が圧倒的に豊富
先述の通り、現在国内で流通しているガス給湯器の大半は屋外設置型向けです。追い焚き機能、床暖房対応、エコジョーズ(高効率)、スマートフォン連携など、最新機能を搭載した機種が豊富に揃っています。自分のライフスタイルや家族構成に合わせた細かい選択が可能なのは大きな利点です。
メリット③:室内への燃焼ガスのリスクがない
給湯器の燃焼がすべて屋外で完結するため、万一の不完全燃焼が発生しても室内への一酸化炭素流入リスクがありません。換気扇との位置関係を気にせずに使え、特に小さな子どもや高齢者がいるご家庭では安心できます。
メリット④:室内のスペースを有効活用できる
本体が屋外に設置されるため、洗面所やキッチン周辺のスペースを無駄なく使えます。特にマンションのパイプスペースを圧迫する屋内設置型と異なり、収納や他の設備の配置に影響しません。
屋外設置型のデメリット
デメリット①:外気・天候の影響を受けやすい
屋外に設置されているため、台風・豪雨・強風・積雪・直射日光など自然環境の影響を直接受けます。特に寒冷地では冬季に配管や本体の凍結リスクがあります。最新機種には凍結防止ヒーターが搭載されていますが、記録的な寒波などの際には凍結することもあります。
実際にこんな声もあります。
「先週の大寒波でガス給湯器が凍ってお湯が出なくなった。屋外設置だったのが原因かな…」
— Xより
デメリット②:劣化が進みやすい環境もある
屋外に設置されている以上、雨風・紫外線・塩分(沿岸部)などの影響を長期間受け続けます。本体の外装が色褪せたり、電気系統の腐食が進みやすいのは否めません。特に海沿いの地域では、内陸部に比べて給湯器の寿命が短くなる傾向があります。
デメリット③:異常サインに気づきにくい
本体が屋外にあるため、水漏れや異音などの初期サインを日常生活の中で気づきにくいのがデメリットです。放置すると修理費が膨らむリスクがあるため、定期的に外部の給湯器を目視点検する習慣が大切です。
屋内設置型のメリット・デメリットを詳しく解説
屋内設置型のメリット
メリット①:外気の影響を受けない(寒冷地に最適)
屋内に設置されているため、厳しい気候条件の影響を受けません。北海道・東北・北陸・長野など冬の最低気温が氷点下まで下がる寒冷地では、屋外設置型で懸念される配管凍結のリスクを大幅に減らせます。特にFF式では配管がすべて建物内に収まるため、凍結対策がほぼ不要になります。
メリット②:異常を早期に発見しやすい
給湯器本体が室内にあるため、水漏れや異音などの故障前兆に日常生活の中で気づきやすくなります。「最近なんか音が違う」「床が濡れている」といった初期サインを早期に察知でき、大きなトラブルに発展する前に専門業者に相談できます。
メリット③:配管・リモコン線が保護されている
配管やリモコン接続線が建物内に収まっているため、屋外での腐食・損傷リスクがありません。外壁を這う露出配管が紫外線や雨風にさらされる屋外設置型と比べ、長期的に見て配管トラブルが少ない傾向があります。
屋内設置型のデメリット
デメリット①:工事費用が高くなる傾向がある
屋内設置型への交換は、排気筒・吸気筒(FF式の場合は二重管)の設置や交換が必要で、標準工事費に追加費用がかかります。既存の排気筒の状態が悪ければ、排気筒全体の取り替えが必要になり、工事費が大幅に上乗せされることも珍しくありません。
デメリット②:設置スペースの制約がある
本体と排気筒のスペースを確保する必要があるため、狭い洗面所や配管スペースが限られた住宅では設置できる機種が限られます。また、設置場所の変更(移設)を希望する場合は配管引き直しの工事費が高くなりがちです。
デメリット③:選べる機種が限られる
屋外設置型と比べて機種の選択肢が少なく、特に最新の高機能機種は屋外設置型が中心です。希望する機能が搭載された屋内設置型が見つからないケースもあります。
デメリット④:換気対応が必要な機種もある(FE式)
古いFE式が設置されているお宅では、換気が不十分だと不完全燃焼が発生し一酸化炭素中毒の危険があります。FE式を使い続ける場合は換気扇の使用徹底が必須です。現在主流のFF式ではこの問題はありませんが、古い物件で交換する際は設置タイプを必ず確認しましょう。
FF式・FE式・屋外式の3タイプ比較まとめ
設置タイプの違いを整理すると次のようになります。
屋外設置型は安全性・工事費・機種選択の幅で優れており、温暖な地域の戸建て住宅では最も現実的な選択肢です。
FF式(屋内)は寒冷地や凍結リスクの高い環境に適しており、安全性も高いため、マンションや北日本の戸建てで多く採用されています。
FE式(屋内)は現在では新設よりも既存の交換が主な用途で、換気管理に注意が必要な設置タイプです。
それぞれ特性が異なりますが、「どちらが優れているか」というより「自分の住環境に合っているか」で判断するのが正解です。
屋外・屋内どちらを選ぶ?3つのポイントで判断する
ポイント1:現在と同じ設置タイプへの交換が基本
給湯器を交換する際の大原則は「現在使っている設置タイプと同じタイプに交換する」ことです。屋外設置型なら屋外設置型へ、FF式なら同じFF式対応機種への交換がコストを最も抑えられます。
設置タイプを変更すると、排気筒・吸気筒の設置・撤去工事、壁への穴あけ工事、配管の引き直しなどが必要になり、工事費が大幅に膨らみます。場合によっては建物の構造上変更が困難なケースもあります。コストとリスクを考えると、通常の交換では設置タイプを維持するのが賢明です。
ポイント2:地域の気候と凍結リスクで選ぶ
冬の最低気温が氷点下まで下がる寒冷地(北海道・東北・長野・北陸など)では、屋内設置型(特にFF式)の方が凍結リスクを大幅に軽減できます。一方、温暖な太平洋岸(関東〜九州)では、凍結防止ヒーター付きの屋外設置型で十分対応できる場合がほとんどです。
ポイント3:マンション・集合住宅は管理規約に従う
マンションでは設置場所が管理規約で定められており、個人の判断で変更することは通常できません。多くのマンションではパイプスペース(PS)内にFF式の屋内設置型を設置することが規定されています。交換の際も管理組合への届出や承認が必要なケースがあるため、まず管理会社・管理組合に問い合わせましょう。
設置タイプの変更は可能?費用の目安
大規模リフォームのタイミングなど、あえて設置タイプを変更したいケースもあるでしょう。その場合の費用目安を整理します。
屋外設置型 → 屋内設置型(FF式)への変更
屋内にFF式を設置するためには以下の工事が追加で必要です。
- FF式用の給排気筒(二重管)の設置:2〜4万円
- 壁貫通工事(コア抜き):1〜2万円
- 配管の引き直し・延長:1〜3万円
合計で追加工事費は4〜9万円程度が目安です。本体代と合わせると、総額30〜40万円を超えるケースも出てきます。
屋内設置型 → 屋外設置型への変更
既存の排気筒の撤去費用と、外壁への固定金具・設置台の工事費が必要です。追加費用は2〜5万円程度が目安ですが、排気筒撤去後の穴の補修費用が加わることもあります。
いずれの場合も、工事費の見積もりは必ず複数の業者に依頼し、比較検討することをおすすめします。
給湯器交換の「10年保証」を鵜呑みにしてはいけない理由
給湯器交換業者の広告でよく見る「10年保証付き!」という文言。これを見て安心する方は多いですが、実はこの保証には注意が必要です。
まず、ガス給湯器の平均的な寿命は10〜15年程度です。実際に大きな故障が起きるのは使用開始から12〜13年目以降が多いため、「10年保証」が切れる頃にちょうど機器の寿命を迎えるという皮肉な構造があります。
次に、部品の供給期限問題があります。給湯器メーカーは製造終了から約10年後に補修用部品の供給を終了します。保証期間内であっても「その部品はもう製造していない」として修理対応ができないケースが実際に起こっています。
さらに深刻なのが「業者の存続問題」です。10年保証を謳っている業者が、10年後に同じ会社として存続しているとは限りません。特に小規模な給湯器交換専門業者の場合、廃業・合併・社名変更などが起きれば保証書があっても無意味になります。
実際、こんな指摘もあります。
「給湯器の交換に関しては入居者さんにとっては全くいいことないね。」
— Xより(@suzukimasahide 氏)
「10年保証があるから安心」という判断は表面的なものです。本当に重要なのは「業者が10年後も存続し、誠実に対応してくれるか」という点です。
業者選びで失敗しないための3つのチェックポイント
給湯器の屋外・屋内設置どちらを選ぶにしても、最終的には業者の信頼性が仕上がりと長期的な満足度を左右します。業者選びでは以下の3点を必ず確認してください。
チェック1:施工資格の保有を確認する
ガス給湯器の接続工事には「簡易内管施工士」または「ガス機器設置スペシャリスト」などの資格が、水道工事には「指定給水装置工事事業者」(各自治体指定)の登録が必要です。これらの資格を持たない業者に依頼すると、違法施工・施工不良のリスクがあります。業者のウェブサイトや見積書に資格・登録番号が明記されているか確認しましょう。
チェック2:見積書の透明性と追加費用の有無
「当日見積もりその場で即決」を迫る業者や、「後で追加工事費が発生しました」という対応が多い業者は要注意です。事前に書面で詳細な見積書をもらい、追加費用が発生する条件・上限を明確にしてもらいましょう。透明な見積もりをしてくれる業者は、施工品質においても誠実な場合が多いです。
チェック3:会社の規模・歴史・存続可能性
先述の通り、10年保証の価値は業者の存続に直結します。設立年数が長く、施工実績が豊富で、上場企業または大手企業系列の業者なら存続可能性が高く、個人情報管理も厳格です。比較サイトのランキングは広告費によって操作されているケースがあるため、「ランキング1位だから安心」という理由だけで選ぶのは避けましょう。
給湯器の設置タイプ別 おすすめ業者の選び方
関東圏(東京ガス供給エリア)の方には「東京ガスの機器交換」が最有力
東京ガスのガス供給エリア(主に関東圏:東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨の一部)にお住まいの方には、「東京ガスの機器交換」を最優先でご検討ください。
東京ガスは東証プライム上場の大手インフラ企業で、関東圏のガスインフラを長年支えてきた圧倒的な信頼性があります。Web専用サービスに特化することでネット業者並みの価格競争力を実現しつつ、厳しい審査をパスした「東京ガス認定施工会社」による高品質な施工を提供しています。
認定施工会社制度により、簡易内管施工士等の資格保有が組織的に担保されており、「どの業者が来るかわからない不安」がありません。また、東証プライム上場企業として個人情報の管理・保護も上場企業基準で厳格に行われています。
そうは言っても、「大手は高い」と思っていませんか?実はオンライン申し込み特化でコストを下げているため、ネット専門業者と遜色ない価格設定になっています。
東京ガスのエリア外の方には「交換できるくん」
東京ガスのサービスエリア外の方には、交換できるくん(株式会社交換できるくん・東証グロース上場)が有力な選択肢です。全国対応(一部離島除く)で、見積もり後の追加費用が発生しない「明朗会計」を徹底しているため、都市ガス・プロパンガス問わず幅広い地域で安心して利用できます。
まとめ:設置タイプの変更より業者選びにエネルギーを注ごう
給湯器の屋外設置と屋内設置の主な違いをまとめると次の通りです。
屋外設置型は工事費が安く機種の選択肢が豊富で、温暖な地域の戸建てには最適です。ただし外気の影響を受けやすく、寒冷地では凍結対策が必要になります。
屋内設置型(特にFF式)は寒冷地や凍結リスクの高い環境に適しており、異常の早期発見もしやすいです。ただし工事費が上がりやすく、機種の選択肢が限られます。
最も大切なのは「今と同じタイプへの交換」を基本とし、設置タイプを変更する際は複数業者への相見積もりを必ず行うことです。そして「10年保証」の文字に惑わされず、長期的に存続可能な信頼性の高い業者を選ぶことが、給湯器交換で失敗しない最大のポイントです。
関東圏にお住まいなら、東証プライム上場・東京ガス株式会社が運営する「東京ガスの機器交換」を最初の選択肢として検討することを強くおすすめします。
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