ホールICLの費用はいくら?従来型ICLとの違いと選ぶべきクリニックを徹底解説
この記事を読むと分かること
- ホールICL(EVO ICL)とは何か、従来型ICLとの違いと改善されたポイント
- ホールICLの費用相場(両眼45〜80万円)と、クリニック別の費用感
- ホールICLを選ぶべき理由と、クリニック選びで確認すべきポイント
「ホールICL」って何?なぜ注目されているの?
ICL(眼内コンタクトレンズ)手術に興味を持ち始めると、「ホールICL」「EVO ICL」という言葉を見かけることがあります。「普通のICLとどう違うの?」「費用はどれくらい変わるの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
ホールICL(正式名称:EVO ICL、またはICL V4c)とは、レンズの中央部に直径0.36mmの極小の穴(ホール)が開いた、現在の標準的なICLレンズです。2014年に登場したこの設計が、ICL手術の安全性を大幅に向上させました。
この記事では、ホールICLの特徴・従来型ICLとの違い・費用相場・対応クリニックについて詳しく解説します。
ホールICLと従来型ICLの違い
まず、ホールICLがなぜ生まれたのかという背景から理解しましょう。
従来型ICL(ホールなし)の課題
2014年以前の従来型ICLは、中央に穴がない設計でした。眼の中では「房水(ぼうすい)」と呼ばれる液体が常に循環していますが、従来型ICLがあるとこの循環が妨げられる場合があります。その結果、術後2〜5%の患者に眼圧上昇(緑内障リスク)や白内障の進行が生じることがありました。
これを防ぐため、従来型ICLの手術では事前に「虹彩切開術(レーザー虹彩切開)」という処置が必要でした。これは虹彩(黒目の周囲の茶色い部分)にレーザーで小さな穴を開けて房水の流れ道を確保するものです。
ホールICLで解決された問題
ホールICLはレンズ中央の0.36mmの穴が「房水の流れ道」の役割を果たすため、虹彩切開術が不要になりました。これにより手術の手順がシンプルになり、眼圧上昇・緑内障・白内障のリスクが大幅に低減しました。
現在ではホールICLが標準的な選択肢となっており、多くのクリニックで導入されています。
ホールICLの主なメリット
メリット1: 虹彩切開術が不要
従来型ICLでは手術前日〜数週間前にレーザー虹彩切開術が必要で、これ自体は短時間の処置ですが、追加の手術ステップとして患者の負担になっていました。ホールICLではこの処置が不要になり、手術プロセスが簡素化されました。
メリット2: 白内障・緑内障リスクの低減
最も重要な改善点です。従来型では2〜5%に見られた術後の眼圧上昇や白内障進行のリスクが、ホールICLでは大幅に低減されています。長期的な目の健康にとって大きなメリットです。
メリット3: 術後の見え方の質が高い
コントラスト低下やまぶしさが生じにくく、特に夜間の見え方(暗所での視力)においても良好な結果が報告されています。EVO+(EVO ICLの改良版)ではさらに光学部が大きくなり、瞳孔径の大きな方や夜間視力に悩む方への対応が改善されました。
メリット4: 高度近視・乱視への対応力
ホールICLは近視度数への適応範囲が広く、強度近視(-15D程度まで)にも対応しています。乱視がある場合は「トーリック・ホールICL」(乱視用ホールICL)が使用されます。
メリット5: 可逆性の維持
ホールICLも従来型と同様に取り出し可能です。角膜を削らないため、将来的な白内障手術や他の眼科治療の選択肢を狭めません。
ホールICLのデメリット・注意点
ホールICLは優れた設計ですが、正直なデメリットも理解しておくべきです。
デメリット1: 費用が高め
ホールICLに使用するレンズ(EVO ICL・EVO+など)はSTAAR Surgical社製の最新型であり、従来型より費用が高い場合があります。ただし現在の多くのクリニックではホールICLが標準仕様になっており、価格差は以前ほど大きくありません。
デメリット2: すべてのクリニックで対応しているわけではない
ホールICLの対応状況はクリニックによって異なります。受診前に「EVO ICL(ホールICL)を使用しているか」を必ず確認しましょう。特に地方の小規模クリニックでは、まだ従来型を使用しているケースもあります。
デメリット3: 光のにじみ(ハロー・グレア)が残る場合がある
ホールICLに限らず、ICL全般として術後に光のにじみ(ハロー・グレア現象)が生じることがあります。特に夜間の車のヘッドライトなどが輪状に見える現象です。多くの場合は時間とともに軽減しますが、すべての方で完全に消えるわけではありません。
ホールICLの費用相場(2026年最新)
ホールICLの費用相場は、現在のクリニック市場では「通常のICL手術費用」とほぼ同じと考えてください。多くの大手クリニックがホールICLを標準採用しているため、「ホールICL追加料金」として別途請求するケースは少なくなっています。
両眼の費用目安は以下の通りです。
| レンズタイプ | 費用相場(両眼) |
|---|---|
| ホールICL(乱視なし・EVO ICL) | 42万〜60万円 |
| ホールICL(乱視あり・トーリックEVO ICL) | 52万〜70万円 |
| ホールICL(EVO+・大径型) | 55万〜70万円 |
ふくおか眼科クリニック中野では乱視の有無にかかわらず一律693,000円(両眼)という設定でホールICLを提供しており、乱視がある方にとってはコストメリットがあるクリニックもあります。
クリニック別のホールICL費用感
先進会眼科は乱視なし42.7万円〜、乱視あり52.5万円〜でホールICLを標準提供しています。品川近視クリニックは乱視なし46万円〜、乱視あり56万円〜で国内最多症例の実績があります。新宿近視クリニックは乱視なし42.7万円〜(-4D未満)からの価格設定です。アイクリニック東京は58万円〜とやや高めですが、専門性の高さが特徴です。
ホールICLを受けるクリニックを選ぶポイント
ホールICL手術を受けるクリニックを選ぶ際の重要なチェックポイントを整理します。
1. ホールICL(EVO ICL)を使用しているか
最も重要な確認事項です。「ICL手術を行っている」と宣伝していても、使用するレンズが従来型か最新のホールICLかによって安全性・リスクが大きく異なります。受診前に必ず確認しましょう。
2. EVO+(大径光学部)への対応
瞳孔径が大きい方や夜間の見え方が気になる方は、EVO+(光学部がより大きいモデル)への対応状況も確認してみましょう。対応クリニックはまだ限られています。
3. 術者の実績・ICL認定
ICL手術の精度は術者の経験に左右されます。「ICL認定医」「ICLインストラクター(指導医)」在籍の有無を確認することも、クリニック選びの重要な指標です。
4. 術前精密検査の精度
ホールICLのサイズ選定には、CASIA2などの前眼部OCTによる精密な眼の形状測定が不可欠です。最新の測定設備を持つクリニックほど、サイズ選定の精度が高くなります。
5. 費用と保証のバランス
単に安いかどうかだけでなく、術後検診・薬代・保証期間が含まれているかを総額で比較しましょう。
口コミ・体験談:ホールICLを受けた人の声
ホールICLを受けた方の声をご紹介します。
「ホールICLを受けてから2年経ちますが、夜間の見え方も良く、ハローもほとんど気になりません。虹彩切開なしで受けられたのも安心感につながりました。」
— Yahoo!知恵袋より
「従来型ICLを10年前に受けた友人が虹彩切開の手間について話していて不安でしたが、今のホールICLはその必要がないと知って踏み切れました。」
— Xより(ICL体験談)
ネガティブな声としては「術後しばらくはハロー・グレアが気になった」という声があります。ただし多くの方が「時間とともに慣れた」「影響が少なくなった」と話しており、重大な問題として後悔しているケースはほとんど見られません。
ホールICLとレーシックの比較
ホールICLを選ぶか、レーシックを選ぶかで迷っている方もいるかと思います。簡単に比較します。
ホールICLは角膜に触れない手術で可逆性があり、強度近視・薄い角膜・ドライアイの方にも適応できる範囲が広いです。費用は両眼42〜70万円程度とレーシックより高めです。
レーシックは角膜を削る不可逆的な手術で、費用は両眼20〜40万円程度とICLより安いです。ただし強度近視(-6D以上)や角膜が薄い方には適応外になりやすく、ドライアイが悪化するリスクもあります。
私自身は円錐角膜(角膜の形状が通常と異なる)のためレーシックを断られ、ICLを選択しました。ホールICLの安全性・可逆性を知った今は、仮にレーシックが選べる条件でもICLを選んでいたと思います。
費用を抑えるための方法(ホールICLも対象)
ホールICLの費用を実質的に抑えるための方法は、通常のICLと同じです。
まず医療費控除(最重要)です。ICL手術費用は確定申告の医療費控除対象で、所得に応じて10〜30%が還付されます。翌年の確定申告で申請を忘れずに。
次に友達紹介制度です。先進会眼科では、筆者(しなちく)からの紹介で3万円割引になります。ただし個人情報(氏名等)の提供が必要なため、信頼できる方のみご活用ください。
また、平日割引・キャンペーンも活用できます。品川近視クリニック・新宿近視クリニックなどで不定期実施されており、最大4万円割引になることがあります。
よくある質問
Q. ホールICLと従来型ICL、どちらが今のスタンダードですか?
A. 現在はホールICL(EVO ICL)がほぼすべての大手クリニックのスタンダードになっています。受診するクリニックがどちらを使用しているかを確認することは重要ですが、実績ある大手クリニックであれば現在はほぼホールICLが使われています。
Q. EVO ICLとEVO+の違いは何ですか?
A. EVO+はEVO ICLの改良版で、レンズの外径はそのままに光学部(視力矯正する中央部分)が大きく設計されています。瞳孔が大きい方(夜間視力が気になる方)や、夜間のハロー・グレアが心配な方に特に有効とされています。対応クリニックはまだ限られているため、受診前に確認が必要です。
Q. ホールICLは適応範囲が従来型より広いですか?
A. 虹彩切開術が不要になったことで手術の前処置が減り、より多くの方が受けやすくなりました。ただし適応の主な基準(角膜の厚み・前房深度・近視の度数など)は基本的に従来型と大きく変わりません。
Q. 乱視がある場合は「トーリック・ホールICL」が必要ですか?
A. はい。乱視がある場合はトーリック(乱視矯正)対応のホールICLが使用されます。費用は乱視なしより高くなりますが、乱視も同時に矯正できるため多くの方にとって望ましい選択です。
まとめ:ホールICLが現在のICL手術の標準
ホールICLは、従来型ICLの課題(虹彩切開の必要性・眼圧上昇リスク)を解決した現在の標準的なICLレンズです。費用は従来型とほぼ同水準(両眼42〜70万円程度)ですが、安全性は大幅に向上しています。
ICL手術を検討している方は、受診するクリニックがホールICL(EVO ICL)を使用しているかを必ず確認した上で、複数クリニックの費用・保証・実績を比較して選ぶことをお勧めします。
まず無料の適応検査から始めてみましょう。費用もリスクも最小限で、自分に適応があるかどうかを確認できます。
ICL手術するなら先進会眼科
先進会眼科は医療従事者の利用率が高い、信頼性の高いICL専門クリニックです。筆者しなちくが実際に2020年に手術を受け、術前0.07から術後1.0に回復した実績があります。無料の適応検査だけでも受けてみることをお勧めします。
ICLクリニックおすすめ3選
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アイクリニック東京
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