複数物件を持つ不動産投資家の融資限度額と拡大戦略を徹底解説
この記事を読むと分かること
- 複数物件を保有する投資家の融資限度額の考え方と与信枠の管理方法
- 2棟目・3棟目以降の融資を通しやすくするための銀行選びと戦略
- 属性消耗を避けながら規模を拡大するための収支管理と知識習得の重要性
不動産投資で1棟目を取得した後、「次の物件を買いたいけれど融資が通るか心配」という方は多いと思います。複数物件を保有すると与信枠が消耗し、2棟目・3棟目の融資が難しくなることがあります。
この記事では、複数物件を持つ投資家の融資限度額の考え方、与信枠を効率よく使う方法、そして規模を拡大するための銀行戦略を解説します。
複数物件保有時の融資限度額の考え方
与信枠(よしんわく)とは
「与信枠」とは、ある個人が金融機関から借りられる融資の上限総額のことです。年収・資産・属性によって決まり、既存の借入れ(住宅ローン・投資用ローンなど)を差し引いた残りが新たな融資の上限となります。
年収700万円の方の与信枠は概ね5,000万〜7,000万円程度とされますが、1棟目で4,000万円のローンを組んでいれば、残りの与信枠は1,000万〜3,000万円程度になります。
金融機関ごとの与信枠は別々
重要なのは、複数の金融機関に分けて融資を受けることで、与信枠を分散させる戦略です。A銀行で1棟目のローンを組んでいても、B銀行では新たに融資を受けられる場合があります。複数の金融機関と取引することが、規模拡大の鍵になります。
実際にこんな声があります。
「1棟目をオリックス銀行で組んで、2棟目を地方銀行に相談したら別枠で審査してもらえました。金融機関を分散させると拡大しやすい」
— Xより(不動産投資家 @YUTA_fudousan 氏)
複数物件への融資を受けやすくする銀行戦略
1棟目の銀行と2棟目の銀行を分ける
同じ銀行で2棟目の融資を申し込むと、与信枠の制約が厳しくなります。最初から「1棟目はA銀行、2棟目はB銀行」と計画的に分散させることで、拡大のスピードが上がります。
地方銀行・信用金庫を複数関係構築する
地方銀行・信用金庫は複数の機関と取引関係を持つことが比較的容易です。1棟目の経営を安定させ、実績を作ってから次の金融機関に相談することで、融資が通りやすくなります。
キャッシュフローのプラスを証明する
2棟目以降の融資申し込みでは、「1棟目の経営が安定して黒字になっている」という実績が評価されます。確定申告書・収支計算書・通帳などで収益の安定性を証明できることが重要です。
属性消耗を避けるための戦略
規模拡大で最も気をつけるべきなのが「属性消耗」です。キャッシュフローが悪い物件を1棟目に取得してしまうと、毎月赤字が膨らんで属性が低下し、2棟目の融資が受けにくくなります。
1棟目の選択が最重要
1棟目で失敗すると与信枠と属性の両方が消耗し、投資の拡大が困難になります。「安い物件だから」とリスクを軽視せず、長期収支シミュレーションで確実にプラスのキャッシュフローが見込める物件を選ぶことが大切です。
法人化による与信枠の分離
複数棟を保有する段階では、法人を設立して個人と法人で与信枠を分離する戦略も有効です。法人での融資は個人の与信枠に影響しにくく、規模拡大がしやすくなります。ただし法人化には費用と手続きが伴うため、専門家に相談することをおすすめします。
複数物件管理で注意すべきリスク
管理コストの増大:物件数が増えると管理費・修繕費も増大します。自己管理か管理会社委託かを判断しながら、コスト管理を徹底することが重要です。
キャッシュフロー管理の複雑化:複数物件の収支を正確に把握するためのシステム・ツールを整えることが必要になります。
空室リスクの分散:複数物件に分散することで、1棟が空室になっても他の物件の収入でカバーできる体制を作ることが重要です。
知識習得が規模拡大の前提
複数棟を保有する投資家になるためには、融資・税務・管理・出口戦略のすべてについて体系的な知識が必要です。独学では見落としが生じやすいため、体系的に学べる環境を整えることを強くおすすめします。
まとめ
複数物件への融資限度額は与信枠によって決まります。複数の金融機関に分散してローンを組む戦略、1棟目でのキャッシュフロー黒字の実績作り、そして法人化による与信枠の分離が、規模拡大を成功させる鍵です。まず基礎知識を身につけ、1棟目で確実にプラスのキャッシュフローを生む物件を選ぶことが最優先です。
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