トイレをネットで交換するなら業者選びが肝心。安さだけで失敗する危険性を解説
ネットでのトイレ交換が増えている背景
トイレ交換をネットで申し込めるサービスが増えています。写真を送って見積もりを出す形が多く、訪問営業や出張見積もりの手間を省いた分、価格を抑えていると説明する業者があります。
ただし、ネットに出ている「工事費込み◯万円〜」は、便座が含まれるか、既存トイレの取り外し・処分費が含まれるかで中身が変わります。価格は同じ条件にそろえて比べることが大切です。
そして、価格だけで業者を選ぶと、工事の質や不具合が出たときの対応で後悔することがあります。
ネットでトイレ交換を依頼するメリット
1. 価格を比べやすい
ネットの業者が価格を抑えられる理由としてよく挙げられるのは、写真で見積もりを出して出張見積もりの手間を省くことです。東京ガスの機器交換も、設置状況が写真で判断できれば現場調査なしで見積もりを出し、訪問は工事当日だけです(確認が要る商品は見積もりの前に現場調査あり)。
「工事費込み」の中身も業者ごとに違います。たとえば東京ガスの機器交換のトイレの基本工事費は40,700円(税込)で、既存トイレの取り外し・処分費が含まれます。床や壁の張り替えは別の工事費です(2026年9月29日・東京ガス公式サイトで確認)。
2. 自分のペースで検討できる
営業マンの説得を受けることなく、家族と相談しながらじっくり商品を選べます。メールやチャットで気軽に質問でき、返答も営業的なプレッシャーなく、純粋に情報ベースで答えてくれる傾向があります。
深夜に検討したり、朝方に追加質問を送ったり、自由度が高いのです。
3. 多くのメーカーから比較検討できる
ネットの業者の多くは、TOTO・LIXIL・パナソニックなど複数メーカーの商品を並べて、工事費込みの価格を出しています。同じ条件で見比べやすいのが利点です。
ネットでトイレ交換を依頼するデメリット
1. 施工者の資格・技術の確認が難しい
ネット業者の最大のリスクがこれです。商品は同じでも、「誰が取り付けるのか」は品質に大きく影響します。
トイレの交換は給水装置の工事にあたるため、工事をする場所の水道事業者から「指定給水装置工事事業者」の指定を受けた業者が行う必要があります(水道法第16条の2)。知識や技術が足りないと、次のようなトラブルにつながります:
- 便器の接続不良による漏水
- 排水の勾配が不正確で、流れにくい・詰まりやすい
- 防水処理が甘く、数年後に床が腐る
- ウォシュレットの給水が不安定
ネット業者を選ぶ際は、「工事に来るのはどの会社か」「その会社は工事をする地域で指定給水装置工事事業者の指定を受けているか」を必ず確認してください。
2. 不具合が出たときの窓口が業者ごとに違う
トイレ交換後に不具合が出たときの窓口は、業者ごとに違います。受付をした会社とは別の会社が工事に来る形(委託)も珍しくありません。不具合が出たときにどこへ連絡し、誰が来るのかを契約前に確かめましょう。
保証期間や対応の流れについて、契約前に必ず確認しましょう。
3. 一括見積もりサイトの仕組みを知っておく
トイレ交換の見積もりを取るため、複数の業者に一度に問い合わせできる「一括見積もりサイト」を使う方法もあります。使う前に仕組みを知っておきましょう。
一括見積もりサイトに登録すると、名前・住所・電話番号などの登録内容が、そのサイトと提携している複数の業者に渡り、それぞれから連絡が来ます。相見積もりを一度に集めたいなら便利ですが、連絡の件数を増やしたくないなら、業者に直接問い合わせるほうが向いています。
安心できるネット業者の見分け方
1. 運営会社の情報が公開されているか
まず見たいのは、運営会社の名前・所在地・連絡先が公式サイトに明記されているかです。上場している会社なら、決算や事業の状況も公開されています。ただし、上場しているかどうかと工事の質は別の話です。
たとえば交換できるくんは、運営する株式会社交換できるくん自身が東証グロースに上場しています(証券コード7695)。
2. 指定給水装置工事事業者かどうか
確かめたいのは、「工事に来る会社が、工事をする地域の水道事業者から指定給水装置工事事業者の指定を受けているか」です。指定事業者は工事ごとに記録を作り、3年間保存することになっています(水道法施行規則第36条)。見積もりの際に、どの会社が工事をするのかとあわせて聞いてみてください。
3. 保証期間の長さと内容
保証も確かめたいポイントです。交換できるくんは商品・工事の無料10年保証をうたっています。年数だけでなく、何が対象で、何が有償になるかを保証書で確かめましょう。
悪徳業者に引っかからないための注意点
1. 資格のない業者を避ける
会社としての指定に加えて、次の資格者がいるかも目安になります:
- 給水装置工事主任技術者(指定事業者は事業所ごとに選任が必要)
- 排水設備工事責任技術者(下水道の排水設備の工事)
逆に、「資格は不要」と言う業者や、施工者の経歴を教えてくれない業者は避けてください。
2. 極端に安い業者は警戒する
「工事費込み3万円」のような、業界の相場よりあまりに安い業者は、後々追加料金を請求されるリスクがあります。最初は安くても、施工中に「既存トイレの撤去に予想外の手間がかかった」「床が傷んでいて補修が必要」などと言って追加請求される場合があります。
また、施工品質を落とすことで利益を確保している業者の可能性もあります。
3. 見積もり書に詳細がない業者
見積もり書をもらう際は、以下の項目が明記されているか確認しましょう:
- 既存トイレの撤去費用
- 新しいトイレ本体の価格
- 設置・接続工事費(内訳)
- 既存配管の調整が必要な場合の追加料金
- 廃棄物処理費
- 保証内容と期間
これらが曖昧な見積もり書は、後々のトラブルの原因になります。
交換できるくんで確かめられること
公式サイトで確かめられる特徴
交換できるくんは、給湯器・コンロ・トイレなど住宅設備の交換をネットで受け付けるサービスです。公式サイトで確かめられる特徴は次のとおりです:
- 運営会社の株式会社交換できるくんが東証グロース上場(証券コード7695)
- 商品・工事ともに10年間の無料保証
東京ガスの機器交換という選択肢
ネットで申し込めるトイレ交換には、東京ガスの機器交換もあります。
東京ガスの機器交換は、首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのWeb専用サービスです。トイレの対応エリアは東京都・神奈川県・千葉県などの一部の市区に限られるので、お住まいの市区が入っているかを公式サイトで確かめてください。
価格は基本工事費込みで表示されています。同社の販売実績では、トイレ単体の交換は15万〜20万円が56.5%、次いで20万〜25万円台が13.8%でした(2024年4月9日〜2026年3月31日の販売実績・2026年9月29日に東京ガス公式サイトで確認)。
工事は、東京ガスが委託する施工パートナーが担当します。公式は、委託にあたって技術・資格だけでなく、マナーや対応品質にも基準を設けていると説明しています。支払いは工事完了後のクレジットカード決済で、デビットカードは使えません。
トイレ交換業者を選ぶときのチェックリスト
- 運営会社の情報が公開されているか? - 会社名・所在地・連絡先が明記されているか
- 指定給水装置工事事業者か? - 工事をする地域の水道事業者の指定を受けているか
- 誰が工事に来るか? - 受付の会社が工事をするのか、委託先が来るのか
- 保証の中身は? - 年数だけでなく、対象と有償になる範囲
- 見積もり書に詳細があるか? - 追加料金のリスクがないか
- 対応が丁寧か? - メールやチャットでの返答が速く、質問に詳しく答えてくれるか
これらを満たす業者であれば、ネット業者でも安心して依頼できます。
トイレ交換の費用相場
トイレ交換の総費用は、選ぶトイレのグレードと、床や壁の張り替えをするかで大きく変わります。公開されている価格の例として、東京ガスの機器交換の表示を挙げます(2026年9月29日・公式サイトで確認)。
販売価格(税込・基本工事費込。同じシリーズの最低価格):
- LIXIL アメージュ便器:165,141円〜
- パナソニック アラウーノS160:183,150円〜
- LIXIL サティスS:269,183円〜
床や壁を張り替える場合(トイレの広さ1坪=2畳以内):
- 床の張り替え:39,600円
- 床・壁の張り替え:48,400円
ほかの業者と比べるときは、便座や処分費、内装工事が含まれているかをそろえて見ることが大切です。
一括見積もりサイトを使う際の注意点
複数のトイレ交換業者に見積もりを依頼したいとき、「一括見積もりサイト」を使う方法もあります。向き不向きを整理しておきます。
一括見積もりサイトに登録すると、登録内容がそのサイトと提携している複数の業者に渡り、それぞれから連絡が来ます。
相見積もりを一度に集めたいなら一括見積もりサイト、連絡の件数を増やしたくないなら業者の公式サイトから直接問い合わせる、と使い分けるのがおすすめです。
まとめ:ネット業者でのトイレ交換は可能だが、業者選びが肝心
ネットでのトイレ交換は、確かに安く済ませられるメリットがあります。しかし、「安さ」だけで選ぶと、施工不良や対応の悪さで後々苦労することになりかねません。
いちばん大事なこと:誰が工事をするか
トイレ交換の満足度は、選んだトイレの機能だけでなく、「誰が設置するのか」でも決まります。依頼先が、工事をする地域の指定給水装置工事事業者かどうかを確かめましょう。
第一推薦:東京ガスの機器交換
対応エリアに入っているなら、東京ガスの機器交換で見積もりを取ってみてください。基本工事費込みの価格で比べやすく、写真を送れば最短当日に見積もりが出ます(日曜・祝日、平日17時以降、混雑時などは当日に回答できない場合あり)。
ほかのネット業者と比べるなら
ほかのネット業者も比べるなら、運営会社の情報が公開されていて、工事をする会社と指定給水装置工事事業者の指定を確かめられるところを選んでください。交換できるくん(株式会社交換できるくん・東証グロース上場)は、相見積もりの相手になります。
トイレ交換は、10年以上の付き合いになる設備です。初期費用を数万円抑えるために、後々大きなトラブルを抱え込むのは本末転倒です。業者選びに時間をかけ、信頼できるパートナーを見つけることが、最終的には費用対効果の最も良い選択になるのです。
トイレ交換おすすめサービス一覧
東京ガスの機器交換
首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのWeb専用サービスです。トイレの基本工事費は40,700円(税込・機器取外し・処分費込み)で、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します。対応エリアは公式サイトで確かめてください。
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