一戸建てのトイレリフォーム費用相場はいくら?工事内容別の費用と失敗事例
この記事を読むと分かること
- 公表されている販売実績から見た、一戸建てのトイレリフォーム費用の目安
- 工事内容(便器のみ・内装込み・和式から洋式)で費用がどう変わるか
- 業者選びのリスクと失敗事例を回避する方法
一戸建てのトイレリフォーム費用相場を徹底解説
一戸建てのトイレリフォームを検討中の方へ、「結局いくらくらい必要なのか」「何が費用を左右するのか」という疑問にお答えします。本記事では、公表されている販売価格と工事費をもとに、一戸建てで起こりやすい工事内容と失敗事例をご紹介します。
トイレリフォームの費用相場:一戸建ての場合
東京ガスの機器交換は、自社の販売実績(2024年4月9日〜2026年3月31日)から費用の分布を公表しています。トイレ単体の交換では15万〜20万円が56.5%、トイレと内装(床・壁紙の張り替え)を同時に行った場合は20万〜25万円が49.7%でした(2026年9月時点・東京ガス公式)。これは1社の販売実績の分布で、業界全体の相場ではありませんが、見積もりを比べる目安になります。
費用の幅は、選ぶ機種と工事内容で決まります。以下、工事内容ごとに、公表されている金額を見ていきます。
工事内容別のトイレリフォーム費用
便器のみの交換
最も簡単なトイレリフォームが、便器のみの交換です。既存の便器を撤去して新しい便器を設置する工事になります。
東京ガスの販売価格(税込・基本工事費込)の例:
- LIXIL アメージュ便器(組み合わせ便器・便座込):165,141円〜
- パナソニック アラウーノS160(タンクレス):183,150円〜
- TOTO ネオレストRS(タンクレス):282,370円〜
いずれも同じ商品シリーズの中で最も低い販売価格で、基本工事費40,700円(既存の機器の取り外し・処分費を含む)が入っています(2026年9月時点・東京ガス公式)。タンクレスだから必ず高いわけではなく、アラウーノS160はタンク付きのTOTO ピュアレストQR(206,607円〜)より低い価格から選べます。
便器と床材の交換
便器交換とともに、床材も一緒にリフォームする工事です。トイレの床は常に湿度が高く、従来のタイルや木材では劣化しやすいため、クッションフロアなど耐水性に優れた素材への交換が推奨されます。
東京ガスが公表している内装工事の費用(税込・トイレの広さ1坪以内):
- 床の張り替え:39,600円
- 壁の張り替え:39,600円
- 床・壁の張り替え:48,400円
- 床・壁・天井の張り替え:55,000円
床材にはクッションフロア、タイル、フローリングなどがあります。東京ガスによると、利用者の40.4%が床、または床と壁紙のセットでの張り替えを希望しており、同社は「トイレ単体での交換の場合、前のトイレの跡やシミが残ってしまう場合があります」として床の張り替えを勧めています(2026年9月時点・東京ガス公式)。
便器・壁・床など内装込みのリフォーム
トイレの全体的なリノベーションです。便器の交換に加えて、壁紙や天井の張り替え、照明の交換なども含まれます。
便器の販売価格に、上の内装工事の費用が加わります。照明の交換や収納の造作などを加える場合は、その分を見積もりで確かめてください。
和式から洋式への交換
和式トイレから洋式トイレへのリフォームは、床の解体や給排水管の位置の変更を伴うため、洋式から洋式への交換より工事が大きくなります。なお、東京ガスの機器交換は和式から洋式へのリフォームを取り扱っていません(洋式から洋式のみ)。
費用は床下の状態や配管の位置で大きく変わるため、現地調査のうえで見積もりを取ってください。
一戸建てで追加になりやすい工事
一戸建てのトイレリフォームには、アパートやマンションとは異なる特有の工事が発生することがあります。
1. 床の補強工事
古い木造住宅では、便器を外したときに床下地が傷んでいることがあります。また、手すりを付けるときは壁の下地補強が必要になります。東京ガスの下地補強の費用は11,000円(税込)で、壁紙の張り替えが必須になるとしています(2026年9月時点・東京ガス公式)。
2. 給排水管の位置変更
トイレの位置を移動する場合や、既存の給排水管が劣化している場合には、配管の全面更新が必要になります。
3. 電源工事
温水洗浄便座やタンクレストイレには電源が要ります。トイレ内にコンセントが無い場合は電気工事が必要なので、見積もりの前に伝えておきましょう。
4. 通気・換気設備の改善
古い一戸建てでは、換気が不十分なことが多いです。新しいトイレの導入に合わせて、換気設備の改善が必要な場合があります。
トイレリフォームの失敗事例:一戸建てでよくある後悔
トイレリフォームを後悔しないためには、実際の失敗事例を知ることが重要です。以下は、一戸建てでよくある失敗パターンです。
失敗事例1:便器のサイズ選びで圧迫感が出た
最新のタンクレストイレなど大きめのハイグレードモデルを選ぶと、設置後にドアを内開きする際に便器スレスレになったり、便座に座ると膝とドアまでの距離が数センチしかなく、圧迫感のある空間になってしまうことがあります。便器のサイズだけを見て、人が動作するスペースの計算が抜けていたことが原因です。
大きくしてしまったトイレが狭くてとても窮屈になり、しゃがむと方向転換ができないくらい狭くて掃除が大変になってしまった事例もあります。
対策: リフォーム前に必ず現地で寸法を確認し、便器設置後のスペースをシミュレーションしてもらいましょう。
失敗事例2:水圧が足りずに流れが弱い
タンクレストイレは水道管から直接水を引く仕組みのため、機種ごとにメーカーが最低必要水圧を定めています。たとえばTOTOのネオレストは流動時0.05MPaです(2026年9月時点・TOTO公式)。水圧が足りない場所に設置すると、流れが弱くなるおそれがあります。
対策: タンクレストイレを選ぶ前に、業者に水圧を測ってもらい、候補の機種の最低必要水圧を満たすかを確かめましょう。満たさない場合は、タンク付きのトイレのほうが無難な選択肢になります。
失敗事例3:床材選びで黒いシミが発生
無垢材や複合フローリングの床にしたら、1年も経たないうちに床の表面に黒いシミができ始めた事例があります。トイレの床に木材を使用するのは避け、クッションフロアなど耐水性に優れているものにすべきです。
また、昔ながらの家にタイルを選んだところ、タイルの目地部分の汚れが酷く、掃除も大変になってしまいました。
対策: トイレの床には、クッションフロアやクッションタイル、または汚れの目立たない濃色タイルを選ぶことが重要です。木材系の床材は避けるべきです。
失敗事例4:ホルダーの位置調整が不十分
トイレットペーパーホルダーを交換し忘れたことや、位置の調整が不十分で、便座に座ったときに手が届きにくくなる失敗があります。
対策: リフォーム設計時に、ペーパーホルダーや小物棚、タオルハンガーなどの位置を明確に決めておきましょう。
失敗事例5:収納スペースが足りない
トイレのスペースを小さくしすぎて収納が足りなくなり、トイレットペーパーがないことに気づいて別の部屋に取りに行くはめになるというストレスが生じます。
対策: トイレットペーパーの保管場所を確保し、必要に応じて壁面に棚を設けるなど、事前に十分な収納計画を立てることが大切です。
失敗事例6:窓の位置選択ミス
窓を大きくしたり低い位置に設置すると、外からの視線が気になるようになります。トイレの窓は小さくても上部に設置し、曇りガラスやすりガラスにするなど外から見えないようにすることが大切です。
業者選びで失敗しないためのポイント
トイレリフォームの成功は、業者選びで大きく左右されます。適切な業者を選ぶためのポイントをご紹介します。
複数社での比較が必須
見積もりは3社以上で、同じ品番・同じ工事内容で比べることが重要です。見積もり内容を十分に検討し、不明な点は質問して回答を得ましょう。
指定給水装置工事事業者かを確認する
トイレの交換は給水装置の工事なので、工事をする地域の水道事業者から「指定給水装置工事事業者」の指定を受けている会社に頼む必要があります。見積もりを取る段階で、指定を受けているかを聞いておきましょう。
見積もり後の追加費用に注意
見積もり段階では「この金額で完了」と言われても、工事が始まると追加費用が発生することがあります。どの工事までが基本工事に含まれ、どんなときに追加費用がかかるのかを、書面で確かめておきましょう。
トイレ交換おすすめサービス一覧
東京ガスの機器交換
首都圏に都市ガスを供給する東京ガスのサービスで、申し込みから工事まで一社で完結します。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えており、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(2026年9月20日時点・東京ガス公式より)。
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