猫のおしっこ臭消臭クリーニングの費用相場は?自分で落とせない臭いは業者に依頼
この記事を読むと分かること
- 猫のおしっこ臭が市販の消臭剤で取れない科学的な理由
- ペット臭消臭専門業者に依頼した場合の費用相場と作業内容
- 依頼先の選び方(部屋ごとの消臭か、物のクリーニングか)
猫のおしっこ臭が市販の消臭剤で取れない理由
「スプレーを何度かけても臭いが消えない」——猫を飼っている方ならこの悩みを一度は経験したことがあるのではないでしょうか。実はこれには科学的な理由があります。
猫の尿には「フェリニン」という、硫黄を含むアミノ酸の一種が含まれています。これが分解されると、硫黄を含む強い臭いの物質に変わります。尿に含まれる尿素も、細菌に分解されるとアンモニアになります。市販の消臭剤や洗剤は「表面の汚れを落とす」ことはできても、床材の下地や木、壁クロスの裏側に浸透した臭いの原因物質までは届きません。
特にオス猫のマーキング尿はフェロモンなどの化学物質を多く含むため、通常のクリーニングでは簡単に消えない臭いです。放置するほど各所に尿が染み込み、最終的にはリフォームレベルの対応が必要になるケースもあります。
猫のおしっこ臭消臭クリーニングの費用相場
ハウスクリーニングに、業界団体などが公表している「相場」はありません。部屋ごとの消臭を定価で出している会社の値を見るのが確実です。大手3社(東京ガス・おそうじ本舗・ダスキン)のうち、部屋ごとの消臭(オゾン脱臭)を公式サイトに載せているのはダスキンだけでした(2026年9月13日・各社公式サイトで確認)。
ダスキンの「オゾン除菌・脱臭サービス」は、部屋の広さ(室内容積)と、作業前に判定する臭いの強さで料金が決まります(税込・2026年9月13日・ダスキン公式より)。
| 室内容積 | 軽度 | 中程度 | 強い |
|---|---|---|---|
| 小(30m³未満・床面積 約12m²) | 6,600円 | 19,800円 | 〜39,600円 |
| 中(30〜60m³未満・床面積 約13〜25m²) | 9,900円 | 39,600円 | 〜71,280円 |
| 大(60〜120m³未満・床面積 約26m²〜) | 19,800円 | 116,160円 | 〜163,680円 |
小さい部屋の「中程度」と、大きい部屋の「軽度」が同じ19,800円です。広さより臭いの強さのほうが金額に効くので、軽いうちに手を打つほうが費用を抑えられます。ただし公式も、臭いの広がり方や素材への吸収度によっては完全には取り切れない場合がある、と書いています。
床や壁の内部まで尿が染みている場合は、清掃ではなく床材・壁紙の張り替え(リフォーム)の見積もりになります。
費用が大きく変わる要因:
- 猫の飼育数と居住期間(尿が床材に染み込んでいるか)
- 床材や壁紙の張り替えが必要か否か
- オゾン脱臭機の使用有無
- 消臭剤の種類と散布方法
「電話だけでOK」「現地調査不要」という業者には要注意です。尿汚れの状況は現地に来ないと正確な見積もりは出せません。
プロの消臭作業の流れ
業者が実施する猫の尿臭消臭は、専用機材と専門技術を組み合わせた作業です。
- 汚れ・範囲の特定: 尿が床下や壁裏に浸透していないか、ブラックライト等で尿汚れの範囲を確認する
- 表面清掃・物理的除去: 尿汚れが付着した箇所を物理的に除去する(クロス剥がし・CF剥がし等)
- 薬剤による尿染み除去: 尿のタンパク質を分解する専用薬剤を散布する
- オゾン脱臭機で強力脱臭: オゾンガスは臭いの原因物質そのものを分解・無害化します
- 仕上がり確認: 消臭後に臭いが残っていないかを確認する
尿が染み込む前に自分でできる応急処置
業者を呼ぶ前に、対象箇所でできる応急処置があります。ついたばかりの汚れなど表面にある尿は、以下の手順で軽減できます。
- ペーパータオルで尿をできる限り吸い取る(こすると広がるので、押し当てて吸わせる)
- 水を少し含ませて薄め、再度ペーパータオルで吸い取る
- しっかり換気して乾燥させる
ただし、これはあくまで応急処置で、床材内部への浸透を完全に防ぐことはできません。できるだけ早く業者に相談することをおすすめします。
依頼先の選び方:部屋ごとの消臭か、物のクリーニングか
部屋全体にこもった臭いを消したいなら、オゾン脱臭のメニューを持つ会社に見積もりを取ります。ダスキンの場合、作業中はペットと植物を作業エリアの外へ移す必要があります(2026年9月13日・ダスキン公式より)。
臭いの元がソファーやマットレスなど物に限られているなら、場所別のクリーニングで足ります。東京ガスのハウスクリーニングには部屋ごとの消臭メニューはありませんが、ソファー(本体・布地)とベッドマットレスのクリーニングがあります(2026年9月13日・公式サイトで確認)。対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉と、群馬・茨城の一部です。オリコン顧客満足度調査のハウスクリーニング 関東部門で、2025年に続き2026年も第1位(81.6点・回答者5,211人)です。
対応エリア外の方は、全国展開の「おそうじ本舗」も候補です。おそうじ本舗はカーペット・床・壁紙のクリーニングを公式サイトに載せています(2026年9月13日に確認)。
猫のおしっこ臭消臭に関するよくある質問
Q. 猫を飼っていた後に臭いが残っています。時間がたてば消えますか?
A. 床材内部に浸透した尿成分は時間では消えません。臭いの原因物質そのものを分解・除去しない限り、自然に消えてなくなりません。できるだけ早く業者に相談することをおすすめします。
Q. 賃貸物件で猫を飼っていて退去します。臭いの費用は借主負担になりますか?
A. ペットを容認する特約で入居した場合、通常使用を超える汚れは借主負担となる可能性が高いです。退去前に業者に消臭を依頼しておくことで、大家さんとのトラブルを予防できる場合があります。
Q. 自分で消臭できる程度の臭いと業者に依頼すべき臭いの境界線は?
A. 「数日〜1週間以内に臭いが復活する」と感じた時点で業者に相談しましょう。特にエアコンの吸込口に臭いがある場合や、尿汚れで壁が変色している場合は現地調査の必要サインです。
まとめ——猫のおしっこ臭に苦しんでいる方は早めに業者に
猫の尿臭は放置するほど深刻になり、対応も難しくなります。自分でできる程度の消臭剤や洗剤を試しても効果がない場合は、リフォームレベルになる前に業者の専門技術に依頼することをおすすめします。
費用は臭いの強さで大きく変わります。ダスキンのオゾン脱臭では、小さい部屋で軽度なら6,600円、強い臭いになると最大39,600円です(2026年9月13日・公式より)。臭いが軽いうちに対応するほうが経済的です。
臭いの元がソファーやマットレスに限られるなら、東京ガスのハウスクリーニング(対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉と、群馬・茨城の一部)の場所別メニューも候補です。
おすすめのハウスクリーニングサービス
東京ガスのハウスクリーニング
オリコン顧客満足度調査のハウスクリーニング 関東部門で、2025年に続き2026年も第1位(81.6点・回答者5,211人)です。対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉と、群馬・茨城の一部です。
清掃技術の研修に加えてマナー研修を修了したスタッフが担当し、定価と作業時間のめやすが公式サイトに併記されています。問い合わせる前に金額と拘束時間を確かめられるのが、他社との一番の違いです。
東京ガスのハウスクリーニングのお申し込みはこちらから。
家政婦の定期利用なら「30min.」
三菱地所の家事代行サービス「30min.」も手軽で安価なおすすめサービスです。特に、20代~40代の仕事と家事で忙しい世帯向けで、30分単位という短時間でサービスを利用できるのが特長です。サービス提供エリアは東京23区の全域と武蔵野市・三鷹市です。定期料金は週1回以上の利用で30分3,000円、60分4,600円、120分8,700円(税込・交通費込、2026年10月9日・公式サイトより)。初回はお試しプランがあり、公式では「最大37%Off」と案内されています。
実績で選ぶなら「おそうじ本舗」
「東京ガスのハウスクリーニング」の対応エリアは、東京・神奈川・千葉・埼玉と、群馬・茨城の一部です。そのため、エリア外にお住まいの場合、全国フランチャイズチェーンの「おそうじ本舗」がおすすめです。プロの技術で清掃を依頼したい人にはお勧めです。
全国展開の「ダスキン」
ダスキンは、全国に拠点を持つハウスクリーニングの大手です。部屋ごとの消臭(オゾン除菌・脱臭サービス)を定価で載せています。標準料金は、浴室・キッチン・レンジフード・エアコンでは東京ガスより高めで、トイレと洗面所はダスキンのほうが安く設定されています(2026年10月時点・各社公式の料金表より)。全国で同じブランドのサービスを受けたい方の選択肢です。