不動産投資の種類を比較!区分・一棟・戸建て・REITなど各手法の特徴と初心者に合った選び方を徐々解説
この記事を読むと分かること
- 区分マンション・一棟アパート・戸建て・REITなど主要投資種類の特徴と向いている人の違い
- 「ワンルーム投資は90%が損をする」と言われる理由と第一歩に投資種類を正しく選ぶ方法
- 初心者が種類選びで失敗しないための「まず目的を決める」という原則
種類を選ぶ前に:「不動産投資の目的」を先に決める
「不動産投資を始めたいが、種類が多すぎて何がいいかわからない」という方は非常に多いです。種類は細かく分類するとさまざまありますが、大きく分けると「実物不動産」と「金融商品型」の2種類で理解できます。
最初に知っておくべき大切な原則があります。それは「種類を選ぶ前に、まず自分の投資目的を明確にする」ということです。節税目的なのか、老後の安定収入を得たいのか、資産拡大を目指すのか――目的が違えば、最適な種類も大きく変わります。
また、不動産投資は種類を選ぶ前に、必ず基礎知識を学んでください。知識なしに種類だけ選んで始めても、悪質業者の営業トークに対応できません。不動産投資の種類と目的の両方を「投資の全体像」として理解してから行動することが成功への近道です。
実物不動産投資の主な種類と特徴
種類1:区分マンション投資(ワンルーム・1K・ファミリー向け)
区分マンション投資は、マンションの1室を購入して賃貸収入を得る手法です。初心者に人気の高い投資種類ですが、注意すべき点も少なくありません。
メリット
- 一棟物件と比べて初期投資額が小さい(一般的に1,000〜3,000万円前後)
- サラリーマンは融資審査が通りやすい
- 管理組合が建物全体の管理を決定するため管理負担が少ない
- 流動性が比較的高く売却しやすい
デメリット
- 1室のみなので空室になると収入がゼロになる
- 建物全体の修繕判断権がなく、大規模修繕時に修繕積立金が不足するケースも
- 小規模なためレバレッジ効果が弱い
特に注意の必要な「新築ワンルーム投資」
X(旧Twitter)には、「ワンルーム投資はやめろ」という声が少なくありません。不動産投資家の@konosuke_moneyさんはこう述べています。
「『ワンルーム投資はやめろ』の理由を解説すると、90%の不動産オーナーが損をするのが、“ワンルーム投資”。ワンルームマンション投資で危険なのは、「大手不動産会社」が割高物件を紹介している」
— Xより(@konosuke_money 氏)
なぜ新築ワンルームで損をするケースが多いのか。新築ワンルームにはデベロッパーの利益・販売会社の利益・販売コストなどが物件価格に乗っており、購入直後からすでに中古市場より割高となっているのです。さらに、新築時は高い家賃が設定されていることが多く、数年後に大幅な家賃下落が起きるケースも少なくありません。
区分マンションに向いている人: 初めての実物不動産投資に挑戦するサラリーマン、小規模から始めたい人。ただし、1室目は「中古・実質利回り重視・需要が安定したエリア」を選ぶことが大切です。
種類2:一棟アパート投資
一棟アパートを丸ごと購入し、全室から家賃を得る投資方法です。区分マンションより初期投資額は大きくなりますが、資産形成の観点ではより有利な側面があります。
メリット
- 複数室保有なので空室リスクが分散される
- 土地付きの資産を保有できる
- 一棟オーナーとして修繕・リノベの調整権限があり、資産価値を自分でコントロールできる
- 大きなレバレッジ効果が使いやすい
デメリット
- 初期投資額が大きく(数千万円〜数億円)、入門ハードルが高い
- 建物全体の管理・メンテナンス負担が発生する
- 室数が多い分、空室を埋めるコストも大きい
一棟アパートに向いている人: 不動産投資の実績を積んで資産形成を加速したい人、十分な自己資金と属性がある人。最初の1棟目にするのはリスクが高く、区分マンションで少なくとも一定の実績を積んでから格上げを検討するのが妥当です。
種類3:戸建て投資
中古の一戸建てを安価で購入し、リノベーションを加えて賃貸に出す手法です。
メリット
- 初期購入価格が安く表面利回りが出やすい(地方の中古戸建てなら100万円前後からも)
- 家族層向けに人気が高いエリアでは安定した入居需要
- リノベにより資産価値を左右できる
デメリット
- 融資が得られにくい側面があり、自己資金のみとなるケースも
- 入居需要が安定しない地方では空室期間が長期化しやすい
- 修繕・外壁・屋根など戸建て特有の費用が大きくなりやすい
戸建て投資に向いている人: 自己資金が少なく、物件を安く見つけられる初心者・DIY好きな人、地方在住で地元情報に詳しい人。
種類4:一棟マンション投資
マンション一棟丸ごと購入する投資です。初期投資額が最も大きく、一般的に数億円から数十億円を超えることもあります。高額の融資と一定の資産が必要で、不動産投資上級者向けの手法です。
種類5:民泊投資
所有する物件を民泊に転用し、たとえばAirbnbなどのプラットフォームで運用する手法です。集客がうまくいけば高利回りが期待できますが、インバウンド需要に左右されるリスクや住宅宿泊事業法の規制を理解する必要があります。こちらも初心者が最初の一歩に選ぶ手法としてはリスクが高いです。
種類6:駐車場投資
所有する土地を駐車場として運用する手法です。建物を建てる必要がなく初期投資を抑えられますが、固定資産税の軽減税率の対象にならないため、収益性が低くなりやすいデメリットがあります。すでに土地を所有している人が活用する投資手法として適しています。
金融商品型の不動産投資(REIT・クラウドファンディング)
実物不動産を所有するのではなく、不動産の運用収益を得る手法として、REIT(不動産投資信託)や不動産クラウドファンディングがあります。詳細は別記事で解説していますが、小額から始められること、手間不要であること、一方でレバレッジ効果または節税効果を得られないことが主な特徴です。実物不動産への移行前のステップとして活用する人も少なくありません。
新築vs中古:どちらを選ぶべきか
種類と並んで大きな判断軸が「新築か中古か」です。それぞれの特徴を正直に比較します。
新築物件のメリットとデメリット
新築物件は建築直後の修繕リスクが低く、反面、中古と比べて購入価格が割高になりやすいのが失敗の原因になりやすいです。新築で投資用物件を購入する場合、実質利回りは表面利回りより大幅に低くなるケースがほとんどです。
中古物件のメリットとデメリット
中古物件は購入価格が割安なため表面利回りが出やすく、過去の入居実績データを確認できるため収支予測がしやすいです。一方、建物の老化により修繕費が発生しやすく、これを考慮した長期収支計算が必要です。
初心者には中古物件がベターなケースが多い: 新築の割高感や将来の家賃下落リスクを考えると、適正価格で購入できる中古物件の方が実質的な収益性を確保しやすいと言えます。
初心者にはどの種類が向いているか
初心者が最初に選ぶべき種類を決める前に、まず自分の現在地を整理しましょう。
自己資金が少ない(500万円未満): REITやクラウドファンディングから始めつつ、実物不動産の基礎知識を学ぶ期間と位置づけるのが賢明です。
自己資金がある程度あるサラリーマン: 中古区分マンションが実物不動産の取り組みやすい入口になりやすいです。サラリーマンは融資面で有利なため、属性を活かしやすいです。
資産形成の大きな拡大を目指す上級者: 一棟アパートは十分な属性と実績があり、信頼できる不動産専門家がいる人にとっては資産拡大の有力な手段です。
ただしどの種類であっても、自分の属性や目的に合った種類を選ぶことが大前提です。そして、知識も必ず必要です。X(旧Twitter)には、不動産投資家の@surprise_okkiさんのこんな言葛があります。
「不動産投資で失敗する人の多くが年収1000万円以上のエリートサラリーマン層、医者、看護師。失敗しないためにはあたりまえですが勉強すること、現地調査と役所調査を自身でもすること、不動産屋を比較及び他の不動産屋に相談すること。」
— Xより(@surprise_okki 氏)
高属性・高年収であればあるほど、種類次第で大きな資金を動かすことができてしまう危険があります。投資種類を選ぶ判断力を養うためにこそ、正しい知識が必要なのです。
種類を選んだあとに重要なこと:長期収支シミュレーション
投資種類を選んだ後、選んだ種類で実際に物件を検討する際には、必ず長期収支シミュレーションを行いましょう。
「表面利回り8%」という数字だけで判断するのは危険です。家賃収入が購入時より下がっている可能性、空室期間の収入ゼロ、時期による大規模修繕費、金利上昇の影響――これらすべてを含めた長期収支計算をして初めて「この物件は買い」と判断できます。
しなちくが開発した長期収支シミュレーターは、家賃収入・ローン返済・管理費・修繕費・税金すべてを織り込んで、売却時点までのキャッシュフローを可視化できるツールです。銀行の審査書類にそのまま転用できる形式で提供しており、種類を選んだ後の物件検討において必ず活用していただきたいツールです。
まとめ:種類選びより先に「目的」と「知識」を準備する
不動産投資の種類は多岐にわたりますが、どれが初心者に「完璧な答え」となるわけではありません。自分の目的、自己資金、属性、投資に割ける時間など、実情に合わせて選ぶ必要があります。
区分マンションは初心者が始めやすい手法ですが、新築ワンルームを避けた方が良いのも事実です。一棟アパートは資産拡大の有力な投資ですが、知識と実績なしにいきなり始めるのは危険です。戸建て投資は数十万円から始められる珍しい実物投資ですが、融資面の難しさもあります。
共通して言えるのは、種類を先に決めるのではなく、まず基礎知識を学んでから種類を選ぶ方が失敗のリスクが大幅に低いということです。続いて長期収支シミュレーションで実際の物件を検討する前に数字を確認するというプロセスを踏むことが大切です。
不動産投資を考えている人向けサービス一覧
まず数字を確認「しなちく長期収支シミュレーター」
種類を選んだ後、実際の物件検討で必ず使いたいのがしなちく長期収支シミュレーターです。家賃収入・ローン返済・管理費・修繕費・税金をすべて織り込んで、売却時点までのキャッシュフローを可視化できます。
資産形成の全体像を学ぶ「お金のみらいマップ」
不動産投資の種類を正しく位置づけるため、資産形成全体の戦略を俯瞰できる「お金のみらいマップ」が役立ちます。自分のお金の現在地と将来の目標を整理することで、どの種類が今の自分に適しているかを判断しやすくなります。
本気で学ぶなら「不動産投資スクール(ファイナンシャルアカデミー)」
60万人超の受講実績を持つファイナンシャルアカデミーの不動産投資スクールは、種類の特徴から融資・管理・出口戦略まで体系的に学べる講座です。体験セミナーは無料で参加できます。
お金の基礎から学ぶ「お金の教養講座(ファイナンシャルアカデミー)」
不動産投資の種類比較を正しく理解するには、税金・融資・資産形成の基礎知識が心強いです。ファイナンシャルアカデミーのお金の教養講座は、税金・保険・投資・家計管理を横断的に学べます。
投資を横断的に学ぶ「株式投資・FXスクール(ファイナンシャルアカデミー)」
不動産だけでなく株式・FXも含めた分散投資を考えている方には、ファイナンシャルアカデミーの株式投資スクール・外貨投資FXスクールも選択肢に入ります。資産形成の手段を複数持つことで、不動産投資のリスクヘッジにもなります。
頭金を作る副業(男性向け)「ポケットリサーチ」
不動産投資には自己資金が必要です。まず頭金を積み上げたい男性には、隙間時間にアンケート・商品モニターで収入を得られる「ポケットリサーチ」がおすすめです。スキルや経験は不要で、スマートフォンから手軽に始められます。
頭金を作る副業(女性向け)「ヴィーナスウォーカー」
女性には、飲食店や商業施設などでのモニター調査で収入を得られる「ヴィーナスウォーカー」がおすすめです。日常のお出かけがそのまま収入になるため、無理なく自己資金を増やせます。不動産投資への第一歩として活用してみてください。