ノーリツ プログレのマルチグリルは本当におすすめ?機能・口コミ・デメリットを徹底解説

この記事を読むと分かること
  • ノーリツ プログレのマルチグリルが「ただのグリル」と何が根本的に違うのか
  • 燻製・低温調理・炊飯まで12種類の調理モードを実現した仕組みと活用法
  • ガスコンロ交換で後悔しないための業者選びの重要ポイント
「グリルって、魚を焼くだけのものだと思っていた」という方は多いのではないでしょうか。実際、グリルをほとんど使わずに過ごしているご家庭も珍しくありません。においが出る、掃除が面倒、せいぜい焼き魚くらいしかできない——そんなイメージが根付いているのが従来のグリルでした。
ところが、ノーリツのビルトインガスコンロ「プログレ(PROGRE)」に搭載されたマルチグリルは、そのイメージを根本から覆す存在です。燻製、低温調理、炊飯、パン発酵・焼き上げ……焼く以外の調理がグリル庫内ひとつで実現できる多機能グリルです。
この記事では、プログレのマルチグリルがなぜここまで多機能なのか、公式の記載で何ができるのか、リンナイ デリシアとの違いは何かを詳しく解説します。また、せっかく良い製品を選んでも施工業者を間違えると後悔することになるため、業者選びの重要ポイントについても丁寧にお伝えします。

マルチグリルとは?従来のグリルとの根本的な違い

ノーリツのマルチグリルを一言で表すなら、「専用調理器具と独自の燃焼制御技術が組み合わさった、第4のコンロ」です。
従来のグリルは魚を焼くための専用器具であり、網の上に食材を置いて上火・下火で焼くシンプルな構造でした。油煙や魚のにおいが充満する、網の掃除が大変、できる料理が限られる——こうした弱点は、長年ガスコンロユーザーが不満に感じてきた点です。
プログレのマルチグリルが従来と大きく異なるのは、以下の3点です。
① 専用調理器具(プレートパン・キャセロール)の採用
マルチグリルには、専用設計された2種類の調理器具が付属しています。ひとつは波型の底面を持つ「プレートパン」、もうひとつは深さのある鍋タイプの「キャセロール」です。食材を専用容器に入れてグリル庫にセットし、上部のバーナーと、温度を細かく見張るセンサー付きの下火バーナーで加熱します(2026年9月6日・ノーリツ公式で確認)。焼き網を使わないので、網を洗う手間がなくなります。
② 精密な温度制御技術
ノーリツ公式は、マルチグリルを「上部のバーナーと、温度を細かく見張るセンサー付き下火バーナーで自動調理」と説明しています(2026年9月6日確認)。庫内を何℃に保つかという数値は、この説明には出ていません。温度を決めて焼く「温度キープモード」は、130〜220℃を10℃刻みで設定します。
③ 煙・においの大幅削減
ノーリツは、マルチグリルの燃焼方式によって、排気口から出る煙が従来の約80%削減、ニオイも約92%削減としています(2026年9月23日・ノーリツ公式のお手入れのページで確認)。試験条件は、煙が当社従来機種でさんま3尾を焼いたときとの比較、ニオイがあじの開き2枚を焼いたときの従来機種(N3WL8)との比較です。ノーリツのビルトインコンロで、この煙・ニオイの低減が付くのはマルチグリルだけです。

プログレのマルチグリルでできる12種類の調理モード

ノーリツ公式は、マルチグリルを「オートメニュー14メニュー・調理モード12モード」としています。商品ページに並ぶモード名は、焼く・あたため・解凍焼き上げ・ノンフライ・冷凍食品・煮る・蒸す・炊飯・無水調理・低温調理・パン発酵焼き上げ・パン・燻製です(2026年9月時点・ノーリツ公式)。どのモードをどちらの容器で使うかは、取扱説明書の表で確かめてください。
プレートパンで使うモード
プレートパンは波型の底面を持つ浅い容器で、焼き魚や肉など「焼く」調理に使います。なお、火加減を自動で調節する「焼サポート」は、グリルではなくコンロ側の機能です。
キャセロールで使うモード
キャセロールは深さのある鍋型の容器で、煮る・蒸すといった汁気のある調理に使います。
特に注目すべきモードを3つ紹介します。
まず「低温調理」です。肉などを低めの温度でじっくり加熱するモードで、鶏むね肉のサラダチキンやローストポークのような料理に使います。公式の説明には、庫内を何℃に保つかの数値は出ていません。
次に「燻製モード」です。スモークチップを入れてグリルをセットするだけで、本格的な燻製料理が自宅で楽しめます。チーズや卵、サーモンなど、食材の幅も広いため、料理の腕の見せどころとなるメニューを手軽に作れます。
そして「炊飯」です。ノーリツ公式は、後ろコンロとグリルの炊飯について「ごはんモードを選んで点火ボタンを押すだけで、コンロが自動で炊き分けます」と説明しています(2026年9月6日確認)。
さらに「パン発酵焼き上げ」と「パン」のモードがあり、生地の発酵から焼き上げまでグリルの中で行えます。

プログレのマルチグリルのメリット

ここでは、公式の記載から言えるメリットを整理します。
メリット①:キッチン家電が減り、スペースが有効活用できる
ノーリツ公式は、マルチグリルの役割を「1台で10役」として、ロースター・トースター・炊飯器・ノンフライヤー・蒸し器・低温調理器・燻製調理器などを挙げています(2026年9月時点)。使い方によっては、置いている調理家電を減らせることがあります。
メリット②:掃除がとにかく楽になる
従来のグリルは、焼き網と受け皿を毎回洗う必要がありました。マルチグリルは焼き網を使わず、専用容器を取り出して洗う形です。
メリット③:料理の幅が劇的に広がる
コンロ3口とは別に、グリルでも煮る・蒸すなどの調理ができるので、同時に何品も作りたいときに使えます。
メリット④:煙・においの問題が解消される
排気口から出る煙は従来機種より約80%、ニオイは約92%少ないとノーリツは公表しています(試験条件は上の「③」のとおり)。グリルの煙やにおいが気になって使っていなかった方には、比べる材料になります。
補足:スマホアプリ「つなぐレシピ」で使える範囲
ノーリツのスマホアプリは「つなぐレシピ」です。ノーリツ公式のよくあるご質問は、全ての機能を使えるのはオルシェのみ(ペアリング時)で、プログレは登録すると取扱説明書を閲覧できる、と案内しています(2026年9月8日確認)。レシピの閲覧は機種に関係なく使えます。アプリでの操作を目当てにプログレを選ぶ前に、公式の対応範囲を確かめてください。

正直に言うデメリット・注意点

プログレのマルチグリルは非常に優れた製品ですが、購入前に把握しておくべきデメリットや注意点もあります。しなちくでは良い点だけを並べるのではなく、公平にお伝えするスタンスを大切にしています。
デメリット①:高さのある食材の調理が難しい
マルチグリルは専用容器をグリル庫に入れて使うので、容器に収まらない大きさの食材は調理できません。鶏の丸焼きのような大きな塊を焼きたい場合は、専用容器の寸法を取扱説明書で確かめてください。
デメリット②:専用容器の使用が前提になる
従来のグリル網のように、食材を網に直接並べて焼く使い方はしません。プレートパンかキャセロールを使う前提なので、使い方に慣れるまで時間がかかることがあります。今使っているグリル用品が使えるかも、取扱説明書で確かめてください。
デメリット③:価格が高い
プログレは、ノーリツのビルトインガスコンロでいちばん価格の高いシリーズです。希望小売価格は375,540円〜(税込・税抜341,400円〜)で、焼網グリルのオルシェ(274,340円〜)とは約10万円の差があります(2026年9月時点・ノーリツ公式)。工事費は別にかかります。
デメリット④:機能を使いこなすまでに慣れが必要
調理モードが多いぶん、最初はどのモードをいつ使えばいいか迷うことがあります。購入前に、取扱説明書でモードの一覧と使い方を見ておくと、使う場面を想像しやすくなります。

購入前に確かめておきたいこと

口コミの印象より、次の3点をカタログと見積もりで確かめるほうが確実です。
①キッチンの天板の幅(60cmか75cmか)と天板の素材、②ガスの種類(都市ガスかLPガスか)、③今のコンロの電源(AC100Vか乾電池か)。プログレには、電源がAC100Vのタイプと乾電池のタイプがあります(ノーリツ公式)。

リンナイ デリシアと比較——どちらを選ぶべきか

プログレを検討する際に多くの方が悩むのが、リンナイの最上位モデル「デリシア(DELICIA)」との比較です。どちらもグレードの高いビルトインガスコンロで、専用調理器具を活用した多機能グリルを搭載しています。
プログレのほうが優れている点
プログレは、コンロの火力を左右13段階・後9段階で細かく調節でき、ノーリツ公式はこれを「PROGREだけの機能」としています。ガラストップの天板には、汚れを落としやすくする「親水アクアコート」が使われています(2026年9月時点・ノーリツ公式)。グリルは、専用容器とセンサー付きの下火バーナーで、低温調理・燻製・パン発酵まで1台で行えるのが強みです。
デリシアのほうが優れている点
リンナイのデリシアに付属する「ザ・ココット」は、コンロとグリルの両方で使える汎用性の高さが特徴です。コンロで具材を炒めてそのままグリルへ入れて蒸し焼きにする、といった「コンロ→グリル」の連続調理がシームレスに行えます。プログレのプレートパン・キャセロールはグリル専用なので、この点ではデリシアに軍配が上がります。
結論:どちらを選ぶべきか
「グリル内での低温調理・燻製・炊飯を本格的に楽しみたい」「温度管理の精度を重視する」という方にはプログレが向いています。一方、「コンロとグリルを行き来しながら柔軟に調理したい」「専用容器の使い勝手を重視したい」という方にはデリシアが合っているかもしれません。どちらも甲乙つけがたい優れた製品ですが、自分の調理スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

「10年保証」という言葉に惑わされないでください

ガスコンロの交換業者を比較するとき、「10年保証」を前面に出す業者は少なくありません。年数だけで判断しないために、知っておきたい点が2つあります。
まず、ノーリツはビルトインコンロの設計上の標準使用期間を、製造から10年としています(ノーリツの取扱説明書より)。何年で故障するかは使い方で変わり、決まった年数はありません。
次に、部品には保有期間があります。ノーリツは、ビルトインコンロの補修用性能部品を生産打ち切り後5年間保有するとしています。「10年保証」の期間内であっても、部品がなくなれば修理できないことがあります。
年数の長さより、保証の対象が製品か工事か、出張費がかかるのか、不具合のときの受付窓口はどこかを、契約前に書面で確かめるほうが、実際の安心につながります。

ガスコンロ交換で後悔しないための業者選びの重要ポイント

プログレ マルチグリルを導入する際、交換工事を誰に頼むかは製品選びと同じくらい重要です。ビルトインガスコンロの交換は、ガスの接続を伴う工事です。
都市ガスでは、ガス可とう管接続工事監督者やガス機器設置スペシャリストなど、JIA(日本ガス機器検査協会)の講習による資格が、工事の範囲ごとに分かれています。LPガスで硬質管の加工や気密試験を伴う作業は、液化石油ガス設備士(国家資格)でなければできません(液化石油ガス法)。工事をする人がどの資格を持っているかを、見積もりのときに聞いてください。
施工業者を自分で調べるのは手間がかかります。一括見積もりサービスを使うと複数の業者から連絡が来るので、その対応の手間も考えておく必要があります。
そこで、強くおすすめしたいのが東京ガスの機器交換(対応エリアは公式サイトで確認)です。
東京ガスの機器交換は、東京ガスが運営する住宅設備の交換サービスです。Web専用のオンライン販売に絞って価格を抑えており、工事は東京ガスが委託する施工パートナーが担当します(2026年9月20日時点・東京ガス公式より)。申し込み先が1社なので、一括見積もりサイトのように名前や住所が複数の業者へ同時に渡ることはありません。
東京ガスの対応エリア外にお住まいの方は、交換できるくんも候補です。工事の対応エリアは札幌・仙台・関東・東海・関西・中国・愛媛・福岡の8地区です(2026年9月時点・公式サイトより)。全国対応ではないので、公式サイトの郵便番号判定で対象エリアかを先に確かめてください。
ガスコンロのような精密機器の工事こそ、価格だけで業者を選ばず、信頼性・資格・実績を重視した選択をしてください。

まとめ:プログレのマルチグリルはこんな人におすすめ

ノーリツ プログレのマルチグリルは、「グリルをもっと活用したい」「家電を減らしてキッチンをすっきりさせたい」「低温調理や燻製など本格調理を楽しみたい」という方に、特に強くおすすめできる製品です。
多彩な調理モード、煙・ニオイを抑えるマルチグリルの燃焼方式、焼き網を使わないお手入れ——これらの特徴が、グリルの使い方を大きく変えます。
一方で、高さのある食材への対応制限、専用容器スタイルへの慣れ、高めの価格帯というデメリットも正直に理解した上で選ぶことが大切です。
そして、どんなに良い製品を選んでも、施工業者の選び方を間違えると後悔につながります。東京ガスの対応エリアにお住まいの方は、まず東京ガスの機器交換を検討してみてください。

ガスコンロ交換おすすめサービス一覧

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