リンナイ デリシアは後悔する?デメリット10個と対策・口コミ評価を正直に解説
この記事を読むと分かること
- デリシアの価格・修理費用・操作性など正直なデメリット10点が分かる
- デリシアをおすすめできる人・できない人の見分け方が分かる
- ビルトインコンロ交換で後悔しない業者の選び方が分かる
リンナイ デリシアとは?最高峰コンロの基本スペック
デリシアは、リンナイが展開するビルトインガスコンロのフラッグシップモデルです。「料理をもっと楽しく、もっとおいしく」をコンセプトに開発された最上位グレードで、スマートフォンアプリと連携した自動調理機能や、オーブン代わりに使えるグリル(ザ・ココット対応)など、ほかのモデルにはない独自機能が充実しています。
2024年8月には最新モデルがリリースされ、ザ・ココットラウンドの追加やデザインの刷新が行われました。価格帯は本体のみで15〜25万円前後(工事費別途)と、ビルトインガスコンロの中でも最高クラスに位置します。
デリシアの主な特徴は以下のとおりです。
- ガラストップ天板:スタイリッシュなデザインで汚れが落としやすい
- ステンレスゴトク・バーナー:高級感があり強度も高い
- スマートフォンアプリ「+R RECIPE(プラスアールレシピ)」連携:食のスペシャリストが監修したオート調理レシピを約750種類提供。選んだレシピをコンロに送信すると、火加減と加熱時間をおまかせできます
- ザ・ココット(ダッチオーブン型鍋)付属:グリルで低温調理・無水調理ができる
- イージークリーンバーナー:バーナーキャップが外れず掃除しやすい
- 自動炊飯機能:ガスの火力を活かした高速・高火力炊飯ができる
- スモークオフ:グリル庫内の後方に専用バーナーを置き、焼き魚などで出るニオイと煙を抑える仕組みです。リンナイは排気口から出るニオイを99%以上、煙を93%カットすると公表しています(2024年6月28日リリース)
これだけの機能が揃った最上位モデルだからこそ、購入後に「こんなはずじゃなかった」と感じる方も少なくありません。デリシアのデメリットを正直にお伝えする前に、まずこの製品の特徴をしっかり理解しておきましょう。
リンナイ デリシアのデメリット10選
デリシアのデメリットを一つひとつ丁寧に解説します。購入前にこれらを把握しておくことで、「買ってから後悔した」という事態を避けられます。
①本体価格が高い
デリシア最大のデメリットは、やはり価格の高さです。
標準的なビルトインガスコンロが5〜10万円程度であるのに対し、デリシアは本体だけで15〜25万円前後します。工事費を加えると、総額20〜30万円以上になることも珍しくありません。
「そんなに高いなら、もっと安いコンロで十分では?」と思う方もいるでしょう。リンナイのリッセやノーリツのオルシェといったハイグレードモデルでも、基本的な調理機能は十分に備わっています。デリシアの価格差の多くは、スマートフォン連携機能やザ・ココット付属など、「より便利な調理体験」に支払うプレミアムと考えるべきです。
一方で、そのプレミアム機能を日常的に活用できる方であれば、投資対効果は十分に見合うとも言えます。重要なのは、自分のライフスタイルと照らし合わせて購入判断をすることです。
★ただし「デリシアが高い」より先に確かめることがあります
価格で後悔した方の話を聞くと、グレードを間違えたのではなく、同じ型番を高い店で買っていたというケースが目立ちます。
実際に、まったく同じ型番(RHS31W38M13RCSTW/デリシア60cm プラチナミラー)で4社の工事費込み総額を並べたところ、こうなりました。
| 工事費込みの総額 | |
|---|---|
| 最安の店 | 197,500円 |
| 最高の店 | 248,300円 |
| 差 | 50,800円 |
※ 2026年8月27日に各社の掲載価格を確認(編集部調べ・税込)。
5万円の差は、デリシアとワングレード下のモデルの価格差に匹敵します。「高いから下のグレードにしよう」と決める前に、同じ型番で他店の総額を取るほうが先です。機能を落とさずに同じ額が浮く可能性があります。
②修理費用が高額になりやすい
デリシアの2つ目のデメリットは、修理コストの高さです。
最上位モデルであるがゆえに、使用されている部品は専用設計のものが多く、基板交換などの大きな修理が発生した場合、1回の修理で5〜6万円以上になるケースも報告されています。コンロ自体の価格が高い分、部品代も高額になる傾向があります。
標準の保証期間はメーカー保証1年のみです。コンロの平均使用年数は10〜15年とされており、保証が切れた後の修理費用はすべて自己負担になります。有償の延長保証サービス(5年〜10年)への加入が強くすすめられていますが、これも追加コストとなります。
「10年保証が付いているから安心」とうたう業者もいますが、実態には注意が必要です。コンロが本格的に壊れやすくなるのは使用開始から12〜13年後が多く、10年保証が切れる頃と重なります。そもそも施工不良は設置後数週間〜数ヶ月以内に発覚するため、10年保証は実際にはほとんどカバーしない期間の保証になっていることが少なくありません。信頼性の高い業者を選ぶ方が、長期的な安心につながります。
③ステンレスゴトクが変色する
デリシアのゴトク(五徳)とバーナーリングはステンレス製です。見た目の高級感があり耐久性も高いのですが、使用を重ねると熱による変色(焼け色・茶色みがかった変色)が起きます。
数回使用しただけで変色するケースもあり、購入直後のピカピカな状態を維持することは難しいと考えておいた方が無難です。これはデリシアに限らずステンレス素材のゴトク全般に言えることですが、高価格帯の製品だけに「もっとキレイに保てると思っていた」という声も聞かれます。
変色自体は品質への影響はなく、使用上の問題はありません。ステンレス用クリーナーである程度の汚れは落とせますが、熱変色は元に戻せない点を理解しておきましょう。
④ガラストップ天板が割れるリスクがある
デリシアのガラストップ天板は美しく掃除もしやすいですが、物理的な衝撃には弱いという特性があります。重い鍋を落としたり、換気扇の清掃時にパネルを誤って落としたりすると、割れてしまうことがあります。
ガラストップが割れた場合の修理(交換)費用は数万円規模になることが多く、保証対象外となる場合がほとんどです。天板への水のかけ流しや、熱い鍋を直接置くことも亀裂の原因になりえます。
日常の注意として、重い物を天板に落とさない、電源をオフにした後すぐに水拭きしないなどの心がけが大切です。「キレイだから」という理由でガラストップを選ぶ方は多いですが、扱いの注意点も把握しておきましょう。
⑤音声ガイダンスの音が気になることがある
デリシアには操作をサポートする音声ガイダンス機能が搭載されています。「火がついています」「消し忘れに注意してください」などの音声が流れるのですが、この音量や頻度について意見が分かれます。
安全面では非常に有効な機能ですが、「うるさく感じる」「深夜に使うと近所に聞こえそう」という声もあります。音量調整や一部の音声オフも設定から可能ですが、安全上必要な一部の音声はオフにできません。
これはデメリットというよりも慣れの問題という側面もありますが、静かな環境での調理を好む方や、マンションの薄い壁・床の環境では気になる場合があるでしょう。
⑥アプリ連携が面倒に感じる場合がある
デリシアの目玉機能であるスマートフォンアプリ「+R RECIPE」との連携は、Bluetoothを通じて行われます。約750種類のオート調理レシピを使うにはアプリのダウンロードと設定が必要であり、スマートフォン操作に慣れていない方には敷居が高く感じられることもあります。
Bluetooth接続のため通信が切れやすいという声もあり、コンロのすぐそばにスマートフォンを置いておく必要があります。「アプリを立ち上げるのが面倒で、結局使っていない」という方も少なくないようです。
アプリ連携なしでも基本的な調理機能は使えますが、デリシアの真価を発揮するにはアプリを活用することが前提となります。この点は購入前にショールームで実際に体験しておくとよいでしょう。
⑦機能が多すぎて使いこなせないことがある
デリシアは機能の豊富さが魅力の一方で、「機能が多すぎてどれを使えばいいか分からない」という声もあります。
自動調理・タイマー・温度調節・炊飯モード・低温調理・スモーク調理……と多彩な機能が搭載されていますが、日常的に使う機能はシンプルな炒め物・煮物が中心という方にとっては、宝の持ち腐れになってしまうことも。
使いこなせればデリシアは非常に優秀なコンロですが、「とりあえず最高級品を」という発想で購入すると、機能を十分に活用できないまま高い買い物になってしまうリスクがあります。自分が本当に使いたい機能があるかどうか、事前にカタログやショールームで確認することが大切です。
⑧鍋なし検知が働いて、直火の炙り調理がしにくい
デリシアには安全機能として鍋なし検知が備わっており、ゴトクの上に鍋がない状態では火が止まります。海苔を直火であぶる、網で餅を焼くといった使い方をしたい方には、この安全機能が邪魔に感じられます。
ただしまったくできないわけではありません。左コンロの「あぶり・高温炒めモード」を使えば、鍋なし検知を働かせずに調理できます。停電時のバックアップでも動く数少ない機能のひとつです。
直火調理をよく使う方は、購入前にショールームでこのモードの操作手順を確認しておくと、買ってから戸惑わずに済みます。
⑨電源ボタンの仕様が気になる場合がある
デリシアには電源ボタンがあり、使用する際は毎回押す必要があります。また、一定時間操作しないと自動でオフになる仕様です。これは安全機能として設計されていますが、「また電源が切れていた」と感じる方もいらっしゃいます。
電源ボタンの位置や押し心地については個人差があり、「操作しやすい」という声と「ボタンが小さくて押しにくい」という声の両方があります。実際にショールームで操作感を確認してみることをおすすめします。
⑩旧型ザ・ココットが重く扱いにくかった
デリシアに付属するザ・ココット(ダッチオーブン型鍋)は、グリル調理を革命的に変えた優れものですが、旧型モデルでは「重くて取り出しにくい」「底面の凸凹で置きにくい」という声がありました。
2024年のモデルチェンジで追加された「ザ・ココット ラウンド」はアルミ素材で、容量が2.4Lから3.1Lに増えたのに重さは1.7kgのままです(2024年6月28日リリース)。容量あたりでは軽くなっていますが、手に持ったときの重さ自体は変わっていません。「軽くなった」と聞いて期待しすぎないほうがよい部分です。
また、中古品や旧型モデルを購入される場合は、付属のザ・ココットの型番をご確認ください。
型番を選ぶ段階で後悔しやすい2点
デメリットの多くは「使ってみて分かる」ものですが、型番を決める段階でしか防げない落とし穴が2つあります。ここを外すと、あとから直せません。
① AC100V電源が必要な型番がある
デリシアにはAC100V電源で動くタイプと乾電池式があります。液晶表示やアプリ連携を活かすなら100Vタイプになりますが、キッチンのコンロ下にコンセントがない住宅は少なくありません。
その場合は電源の増設工事が別途必要になります。コンロ本体の見積もりだけを見て決めると、あとから工事費が乗ってきます。
しかも75cmで比べると、AC100Vタイプと乾電池式では38,478円の差がありました(2026年8月27日確認・編集部調べ)。電源をどうするかは、本体を選ぶ前に決めるべきことです。
AC100Vタイプは、停電するとそのままでは使えません
電源の話でもうひとつ、見落とされやすい点があります。AC100V電源タイプのデリシアは、停電時にそのままでは使用できません。
リンナイの案内によると、バックアップ用の電池ケース(商品や型式によって別売または付属)に単3アルカリ乾電池を入れることで、一部の機能だけが使えるようになります。停電時に動くのは次の範囲です。
- 安全装置
- 左コンロのあぶり・高温炒めモード
- 後コンロの炊飯モード「ごはん」
- 音声機能(親切モード)
これ以外の機能は使えません。アプリ連携もオート調理も止まります。
乾電池式を選べばこの心配はありませんが、液晶表示やアプリ連携を活かすなら100Vタイプになります。災害時にコンロを使いたいかどうかは、電源方式を決めるときに一緒に考えておく論点です。100Vを選ぶなら、電池ケースが付属か別売かを購入時に確認し、単3アルカリ乾電池を備えておいてください。
② 色を変えるだけで価格が動く
デリシアは同じ機能・同じサイズでも、天板の色によって価格が違います。
調べたところ、60cmの5色のうちプラチナミラーだけが他色より5,280円高く、最も安い色との差は8,448円でした。火力もグリルも安全機能もごとくも全色まったく同じなので、この差は純粋に色の代金です。
逆に言えば、色にこだわりがなければここは削れます。「デリシアは高い」と感じたとき、グレードを落とす前に見直せる部分です。
※ 2026年8月27日に各社の掲載価格を確認(編集部調べ)。価格は変わることがあるので、ご契約前に必ず最新の金額をご確認ください。
リンナイ デリシアの実際の口コミ・評判
実際にデリシアを使用しているユーザーの声をご紹介します。良い声も率直な不満の声も、両方公平にお伝えします。
まず、ポジティブな声から見てみましょう。
「ザ・ココットで鶏胸肉を塩麹に漬けて焼いたら、しっとり柔らかく仕上がって感動しました。グリルを使う機会が増えました」
— Xより(@Rie_tfs 氏)
「ガラストップは本当に汚れが落ちやすいです。毎日さっと拭くだけでキレイを保てています」
— Xより
「自動炊飯機能で炊いたご飯がとにかくおいしい。ガスの火力のおかげか、炊飯器より断然うまく炊けます」
— リンナイコミュニティより
機能面への満足度が高い声が多い一方で、一定数の不満の声もあります。
「アプリ連携が思ったより使いにくい。Bluetooth接続が頻繁に切れて、自動調理を始めるまでに時間がかかります」
— Xより
「ゴトクが数回使っただけで茶色く変色してしまいました。高いコンロなので少し残念です。機能には満足していますが」
— Xより
「修理の見積もりが高くて驚きました。基板がいかれると6万円近くかかると言われました。延長保証は必須だと思います」
— Xより
これらの声から分かるのは、デリシアは機能的には優れているものの、価格・維持コスト・操作性への期待値管理が重要だということです。「何もしなくても快適」ではなく、「使いこなすことで快適になる」コンロと理解しておくとよいでしょう。
デリシアをおすすめできる人・できない人
ここまでのデメリットと口コミを踏まえ、デリシアが向いている方・向いていない方を整理します。
デリシアをおすすめできる人
料理が好きで、新しい調理法を楽しみたい方にはデリシアは最適です。グリル調理や低温調理など、デリシアの機能をフル活用することで、料理の幅が一気に広がります。スマートフォン操作に慣れている方なら、アプリ連携の真価を発揮できます。
キッチンのデザインにこだわりたい方にも、ガラストップのスタイリッシュな見た目は魅力的です。長く使うことを前提にしており、修理コストも含めてトータルで考えられる方なら、コスパは決して悪くありません。
特に、関東圏(東京ガスのガス供給エリア内)にお住まいの方は、東京ガスの機器交換サービス経由で施工すると、安心の認定施工会社が対応するため、デリシアの品質を最大限に活かせます。
デリシアをおすすめしにくい人
価格を重視し、必要最低限の機能で十分な方には、リッセやオルシェなどのハイグレード廉価モデルで十分です。スマートフォンの操作が苦手な方や、調理はシンプルに済ませたい方にとっては、高機能が逆にストレスになる可能性があります。
短期間(5年以内)での引越しを予定している方も、費用対効果が見合いにくいため、デリシアへの投資は慎重に考えた方がよいでしょう。
後悔しないために大切な「工事業者」の選び方
デリシアを選んだとしても、工事業者の選び方次第で満足度は大きく変わります。いくら最高級のコンロを購入しても、施工が雑では本来の性能が発揮されませんし、安全上のリスクにもなりえます。
業者選びが重要な理由
ガスコンロの交換工事には、ガス配管に関わる作業が含まれます。この作業には「簡易内管施工士」という資格が必要ですが、資格のない業者が違法工事を行っているケースも存在します。資格なしの業者による施工は、ガス漏れや火災の原因になりかねません。
また、安価な一括見積もりサービスを利用すると、複数の業者に個人情報が一括送信されるリスクがあります。電話やメールが複数の業者から来るだけでなく、情報管理のずさんな業者に個人情報が流れる可能性も否定できません。
関東圏の方には「東京ガスの機器交換」がおすすめ
関東圏(東京ガスのガス供給エリア内)にお住まいの方には、東京ガスの機器交換を強くおすすめします。
東京ガスは東証プライム上場の大手インフラ企業であり、10年後も確実に存続している安心感があります。東京ガスが認定した施工会社のみが工事を担当するため、資格保有が組織的に担保されています。個人情報の管理も上場企業基準で厳格に行われています。
オンライン専用サービスとして展開されているため、ネット業者と同水準の価格競争力も持ち合わせています。デリシアのような高品質コンロを、安心の施工で取り付けたいなら最良の選択肢です。
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まとめ:デリシアは価値ある買い物か?
デリシアのデメリットを10点紹介してきましたが、「だからデリシアを買うべきでない」ということではありません。デリシアは間違いなく、現在市場で手に入るビルトインガスコンロの中でも最高峰の一台です。
大切なのは、デメリットを正直に理解した上で、「自分にとって本当に必要な機能かどうか」を冷静に判断することです。
デリシアを選ぶなら、以下の2点は必ず実行してください。まず、有償延長保証(5年または10年保証)に加入することです。本体価格が高い分、修理コストのリスクをヘッジしておくことが大切です。次に、施工業者を慎重に選ぶことです。せっかくの高級コンロが台無しにならないよう、東京ガスの機器交換など信頼できる業者を選びましょう。
デリシアの性能を最大限に発揮するには、コンロ本体の品質だけでなく、「誰が取り付けるか」も同じくらい重要です。ぜひ信頼できる業者に依頼して、デリシアの真の実力を体験してください。
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