ノーリツのビルトインガスコンロの評判は?プログレとオルシェの違いと価格を公式データで比較

この記事を読むと分かること
  • プログレとオルシェの違いが、公式の価格と性能表で分かる
  • マルチグリルで何ができて、何ができないかが分かる
  • ノーリツコンロを安心して交換できる業者の選び方が分かる

ノーリツのビルトインガスコンロを検討する前に

ビルトインガスコンロをこれから交換しようと思ったとき、「ノーリツにしようかと思っているけど、実際の評判ってどうなんだろう?」と気になる方は多いです。カタログだけでは分からない「実際の使い心地」や「グリルは本当に便利なのか」を知りたいと思うのは当然です。
この記事では、ノーリツのビルトインガスコンロ(特にプログレとオルシェ)について、ノーリツ公式が公表している価格と性能表をもとに違いを整理します(いずれも2026年9月10日取得)。出所の取れない口コミの引用は使いません。「マルチグリルは本当に使うのか」「オルシェとの差額は何に使われているのか」を、自分で判断できる形で書きます。

ノーリツのビルトインガスコンロは、どこで差がつくのか

ノーリツのビルトインガスコンロは、上からプログレ・プラスドゥ・オルシェ・ネスト・ネロ・ミッケ・ファミ・メタルトップ・コンパクトタイプという価格帯に並んでいます(2026年9月10日・ノーリツ公式の商品ラインアップ)。
この中で、マルチグリル(上下両方にバーナーを持つグリル)を搭載するのはプログレだけです。他の機種は焼網グリルタイプで、専用容器はロティプレートです。つまり機種選びは、実質的に「グリルを魚焼き以外に使うかどうか」の判断になります。
緊急時などにコンロが動かなくなり、不安な気持ちのまま業者を探し始めた、という方に向けてまず結論からお伝えすると、ノーリツは「料理好きでグリルを活用したい方」に非常に向いているメーカーです。一方、シンプルに使いたい方やアプリ連携の機能を重視する方にはリンナイの方が向いている場合もあります。

最上位「プログレ(PROGRE)」は何が違うのか

ノーリツ「プログレ」は、ノーリツのビルトインガスコンロの最上位モデルです。最大の特徴は「マルチグリル」——上下にバーナーを搭載した独自のグリル機能です。

マルチグリルの強み

一般的なコンロのグリルは下火のみで、魚を焼く自動調理が主な用途です。しかしプログレのマルチグリルは上下両方にバーナーを持つ設計なので、専用容器を使って次のような調理ができます。
  • 焼く(魚・肉・パン・ケーキなど)
  • 煮る(煮物・コトコト煮など)
  • 蒸す(野菜・山菜・肉を蒸す)
  • 炊く(炊き込みご飯など)
  • 低温調理(コンフィ・テリーヌなど)
  • 発酵(発酵に必要な温度管理)
これだけ多様な調理がコンロのグリル一つで実現できるのは、ノーリツの大きな差別化ポイントです。「グリル=魚焼き」と思っていた方が実際に使ってみると、プログレのマルチグリルの活用度に驚く方が多いです。

プログレを選ぶ前に、公式で確かめられること

プログレの評価は「グリルで何をするか」で分かれます。買う前に見ておくと良いのは、口コミの印象ではなく次の3点です。
  • グリルで作りたいものの高さを測る。マルチグリルは下火バーナーがある分、庫内の有効な高さが限られます
  • 専用容器を使う前提の設計だということ。付属は波型プレートパンLグラネとキャセロールLで2種類、プレートパンLと油はねガードLは別売です(2026年9月10日・ノーリツ公式)
  • 希望小売価格と実売価格は別ものだということ。希望小売価格は375,540円〜(税抜341,400円〜)で、実際の販売価格は店で下がります。同じ業者に2機種を並べて見積もりを取ると差額が分かります

型番は年をまたぐので、注文前に公式のラインアップで確かめてください

ビルトインコンロはモデルチェンジで型番が入れ替わります。年を書いた「最新モデル」の記述はすぐに古くなるので、ここでは型番を固定しません。ノーリツ公式のビルトインコンロページに現行の商品ラインアップと希望小売価格が並んでいるので、見積もりに出てきた型番が現行品かを、その一覧で照合してください(型落ちを勧められたときの判断材料になります)。

「オルシェ(Orche)」の位置づけと中身

ノーリツ「オルシェ(Orche)」の希望小売価格は274,340円〜(税抜249,400円〜)で、公式のラインアップではプログレ(375,540円〜)、プラスドゥ(316,250円)に続く3番目の価格帯です(2026年9月10日・ノーリツ公式で確認)。特徴は「温度クック機能」で、鍋底のセンサーが感知した調理中の温度を操作パネルに表示します。グリルは専用容器「ロティプレート」を使うタイプで、公式は庫内への油はねを99.9%カット(ノーリツ調べ・試験条件は公式サイトに記載)としています。

オルシェとプログレの、実際の差

2機種の差は、希望小売価格で101,200円です(375,540円〜 − 274,340円〜)。この差で何が変わるのかを整理すると、グリルの方式にほぼ集約されます。
プログレは上下にバーナーを持つマルチグリルで、煮る・蒸す・低温調理・燻製までグリルの中で完結します。オルシェは焼網グリルタイプで、専用容器はロティプレートです。温度クック機能・感震停止機能・鍋なし検知などの安全機能は、どちらにも入っています。
つまり、グリルを「魚を焼く場所」として使うなら、差額の大部分は使わない機能への支払いになります。逆に、オーブン代わりに使うつもりなら、マルチグリルを搭載するのはノーリツのビルトインではプログレだけです。

プログレ vs オルシェ:どちらを選ぶべきか

比較項目プログレオルシェ
グリルバーナー上下両火(マルチグリル)下火のみ
グリルの調理モード12モード/オートメニュー14メニューオートメニュー搭載(ロティプレート)
温度クック◎◎
グリル専用容器のタイプ波型プレートパンLグラネ・キャセロールLロティプレート
希望小売価格(2026年9月10日)375,540円〜(税抜341,400円〜)274,340円〜(税抜249,400円〜)
グリルを魚焼き以外に使うならプログレ、魚焼き中心ならオルシェ。これが101,200円の差額の中身です。

ノーリツコンロのデメリットは?公平に解説

ノーリツのビルトインガスコンロには、正直なデメリットもあります。
アプリ連携に対応する機種は限られる
ノーリツのアプリは「つなぐレシピ」で、献立検索、コンロへのレシピ送信、コンロの状態表示、調理を記録する「レシピノート」に対応します(2026年9月10日・ノーリツ公式)。リンナイにもアプリはあり、どちらも収録レシピ数を公式には書いていません。数で比べられないので、自分の機種がアプリ対応かどうかを性能表で見るのが確実です(ノーリツの場合、性能早見表でアプリ対応に●が付くのはプログレです)。
ハイグレードの定価が高め
プログレの希望小売価格は375,540円〜(税抜341,400円〜)で、ノーリツのビルトインでは最も高い価格帯です。実際の販売価格は店で下がりますが、下がり幅は店によって違うので、同じ業者にプログレとオルシェの2機種を並べて見積もりを取るのが確実です。
スモークオフ機能がない
リンナイ「デリシア」に搭載する「スモークオフ」機能(グリル煙・におい大幅カット)はノーリツにはありません。グリル調理時の煙・においが気になる方にはリンナイの方が向いています。

ノーリツコンロはこんな人におすすめ

  • グリルを魚焼き以外に使いたい方:プログレのマルチグリルは、公式の性能表で調理モード12モード・オートメニュー14メニューとされています。煮る・蒸す・低温調理までグリルの中で完結させたい方に向いています。
  • 安全機能を最重視する方:焦げつき自動消火・グリル閉め忘れ防止など、細かな安全機能が充実しているノーリツは子どもや高齢者がいる家庭に安心です。
  • グリル庫内の汚れを減らしたい方:オルシェは専用容器「ロティプレート」で庫内への油はねを99.9%カット、「グリルクリーンモード」で庫内に残るニオイを98%脱臭としています(いずれも試験条件付きで公式サイトに記載・2026年9月10日確認)。
  • できる限り掃除を楽にしたい方:バーナーキャップ丸洗い対応・フラットかつ幅広い天板は日常のコンロ掃除のストレスを大幅減らしてくれます。

コンロ交換で失敗しないために知っておくべきこと

工事業者選びが最終的な満足度を左右する

コンロの機種選びに力を入れても、工事業者を誤るとせっかくの良品が台無しになります。ただし、資格の話は正確に把握しておいてください。同じ位置のガス栓につなぎ替えるだけなら簡易内管施工士は要りません。この資格が必要になるのはガス栓の増設や位置替え(マイコンメーターの下流側の露出部分)で、国家資格ではなくガス事業者などの認定資格です。見積もりの段階で「ガス栓を動かす工事が入るか」「誰のどの資格で施工するか」の2つを聞いてください。

「10年保証」は、年数ではなく中身を見る

多くの業者が「10年保証」を掲げています。年数だけを見ると差がないので、保証の引受先がどこか、部品代・出張費・工賃のどこまでが範囲かの2点を確かめてください。保証を出した会社がなくなれば、その会社の独自保証も消えます。
年数の見当をつけるなら、寿命ではなく部品の保有期間を見ます。ノーリツは設計上の標準使用期間を製造から10年、補修用性能部品の保有期間を製造打ち切り後5年としています。起算点が「買った日」ではなく「製造を打ち切った日」だという点に注意してください。

筆者のおすすめ:東京ガスの機器交換

東京ガスの機器交換は、上の2問の答えが申し込む前に分かるサービスです。工事を担当するのが東京ガスの委託する施工パートナーだと公式サイトに明記されており、本体価格と基本工事費も商品ページに出ています。対応エリアはガスの供給エリアとは別で、商品ごとに市区町村単位で決まります。公式サイトの商品ページでご自宅の住所が対象かを先に確かめてください。取り扱い機種も、希望の型番が商品ページにあるかを見るのが確実です。
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よくある質問(FAQ)

Q. ノーリツコンロのアフターサービスはどうですか?

ノーリツは補修用性能部品の保有期間を製造打ち切り後5年、設計上の標準使用期間を製造から10年と公表しています。この二つは別のもので、どちらも起算点は購入日ではありません。工事後のアフターフォローはメーカーではなく依頼した工事業者の担当なので、窓口がどちらになるかを契約前に確かめてください。

Q. プログレとオルシェ、なにを優先して選ぶべきですか?

グリルを活用する料理好きな方にはプログレ、日常的な調理をコスパ良く済ませたい方にはオルシェがおすすめです。

Q. ノーリツコンロとリンナイコンロ、平たく比べるとどっちが近いですか?

案外難しい質問ですが、結論としては「コンロ自体の機能に大差はない」というのがガス機器の専門店やプロの答えです。ノーリツはグリルの調理自由度で強く、リンナイはアプリ連携・スモークオフで強いと言えます。

まとめ

ノーリツのビルトインガスコンロは、マルチグリルによる調理の自由度と充実した安全機能が最大の魅力です。上位機種のプログレはグリルをオーブン代わりに使いたい方に向き、オルシェはグリルを魚焼き中心に使い、差額の10万円を他に回したい方に適しています。
どちらの機種を選んでも、最後は「工事業者の選定」が鍵を握ります。見積もりを取るときは、ガス栓を動かす工事が入るか、誰のどの資格で施工するか、保証の引受先はどこかの3点を聞いてください。

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